石光寺で水仙が群れ咲いていたのを見た時から、大阪で唯一の村である、「千早赤阪村」の「水仙の丘」へ行きたくて、まるで花たちが金剛山の向こうから呼んでくれているようで、他の目当てと重ねて行ってきた。
いつもよく書いているように、1度行って「もうこれでいいわ。」と思うところもあれば、その季節になればリピートしなくてはいられない場所のある私である。
千早赤阪村の「水仙の丘」もその一つである。
今年は暖冬とはいえ、やはり冷たい冬空に向かって咲く水仙の群れは、いい香りと共に気持ちを元気づけてくれる花である。
この階段が整備されていて、花散策をするのに都合よくしてくれていた。
訪れる人が、年々増えてきているに違いない。
遠目にも、花が無数に咲いていることが、空との接点のように見えるのが、自然の地形をそのまま利用して、花を増やしているのがよく分かって、とてもいい。
素朴に、群れ咲く花のほかに、いらないものをすべて除外したようで素敵な自然の花園である。
時々雲間から現れる青空を捉まえて、花たちをその中に入れて見ると尚、冬の花の威厳さえ感じるのが好きである。
水仙は倒れても、起き上がる強さを持っている。
まだまだこの花の見ごろは続いているに違いない。