法輪寺の傍の駐車場から、法起寺までは往復歩くのが、毎年だったけれど、今年はとてもそれができないので、法起寺まで車で行った。
法起寺の山門までのこの長い築地塀は私の好きな所である。
塀の曲線と瓦の並びが、境内の広さを表して、撮影地点から山門がぽつんと見える。
ここが法起寺の正門であるが、開けられている時には来たことがない。私にとっては、開かずの門だといえる。
今年は門前の秋桜が綺麗に咲いている時に訪れることができて、感激である。
なんと優しい花だろうと、暫く立ち去りがたい。
のどかな田園風景の中に法起寺の三重の塔は、北からの道路を走ってくると、緩やかなカーブの先に、その優雅な姿を見ることができる。
もうずっと昔のことだけど、このお寺の名前も知らなかった頃、目に入ってくる塔のある風景が、とても好きだった。
自分で車に乗るようになってから、季節ごとに、周りが変わっても塔のある風景が、もうすぐ見えてくると思うと、不思議なときめきを覚えたことが、今に繋がって秋桜の花の咲く頃の塔が、最も好きな塔になって、膝の痛みを押しても来たい場所である。
秋晴れの空に向かって境内の中の塔から伸びる、相輪がふうわり浮かんだ雲に何を語っているのだろうかと、たわいないことも一つの感動として心に留めておこう。
最近はキバナコスモスが巾を利かせ、
昔のコスモスが少なくなっています。
こんな色のコスモスをみるとほっとします。
朝夕は、すっかり秋ですね。体調を崩さないようになさ
ってください。
昔ながらの秋桜の色合いは、本当に優しさをもって向き合うのがうれしいですね。
お天気が悪くなるようですが、あまり暴れないでほしいですね。