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日中は穏やかな小春日和だったが、夕暮れ近くなると気温が急に低くなる。
温かみのある間に雨戸を閉めておこうと、濡れ縁に出るとオレンジ色に西の空が染まっている。
夕焼けを撮るのには、雲があったほうが綺麗だなぁと思いながらも、カメラを持って裏の農道に出てみた。
全く雲のない空だったので、寒いし帰ろうか迷いながら西の方を見ると、今、まさに沈もうとしている太陽が目に入った。
もう少し遅かったら、カメラを持ったまま家に入るところだった。
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その中空に白い月が見える。
月齢をネットで調べると、昨夜は10,4日だった。
「月は東に 陽は西に」ではなくて「月は中空 陽が沈む」の冬のトワイライト風景である。
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西は太陽が沈み茜色の空、片方は青い空に月が薄っすらと。
珍しい事のように思いますが・・・・anikobeさんの観察力にビックリです。これから空も気をつけて見なければとつくづく思いました。
夕日を写して家の方向に足を向けたとき見上げた空の月。
いつか、早朝、朝日と西の山に月をUPしたことがあるのですが、このような中空の月は、入り日と共に見かけたのは初めてでした。
現象はあったのでしょうが、見かけなかっただけでしょうけど・・・
まさにタイミングがピシャリでしたね。
当方はビルが多く、このような景色とは無縁になってしまいまして。
戦後の焼け跡の頃を思い出しました。
この夕焼けを背景に銀ヤンマの編隊が滑空していました。
今日は冬至、少しずつ日が長くなりますね。
「冬に至る」
まさにそんな寒い日でした。
お昼前に峠道を走っていますと、電光板に、只今の気温5度と出ていたのに驚きました。
1昨日の夕焼けの温もりは何処へやらです。
雲のない夕焼け空がこれからは、珍しくなって低い雲が垂れ込める日が多くなりそうです。
夕焼けの下で銀ヤンマの見上げている、少年のオヤジな私さんを想像しています。