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今日は、市の花・キキョウである。
キキョウといえば、紫色のイメージであるが、こうして画像にすると、紫に近い青色である。
昨日のルドベキアが、元気をもらえる花だとすれば、キキョウは癒しを与えてくれる花だと思う。
眺めていると、優しく穏やかな気持ちになってくる。
花丈の短い種類なのか、そう大きくならないで、沢山花を咲かせている。咲き終わった花柄を摘み取ってやりたいような気がするが、蕾がたくさんついていて、次々にこれからも咲いてくるので、このまま自然に土に落ちていくのもいいのかもしれない。
寅ロープが気になるが、これには訳がある。
その次の日曜日に、グランドで少年野球の大会があった。
その大会を見に来ていた小さい子達が、レンガの枠の上を遊び場にして上っていたため、縁に植えてあった蔓性の白い小花が、かわいそうに踏みつけられてしまっそうだ。
事務所の人が、「こんなロープをしたら、格好が悪いけれど、花の成長するまで、レンガの上に上らないようにしてやらないと、花が可哀想なのですよ。」
そう言いながら、作業をしているのに出くわしたのだった。
「花壇に入るな」という立て札よりも、寅ロープで花を守ってやるほうが、良いように思ったのだった。
寅ロープのお陰で、レンガを伝って縁取りの花は、今良く育ってきている。
花びらが押し合って咲こう咲こうと力の出し合いっこをして、その力で花が開く時も音が鳴るって、何かで読んだことがあるのです。
蕾の音については、季節の花300にそう書いていました。
「可哀想だから、試さないで・・・」だったかなぁ。
小さい頃のなるみさんのお茶目な遊び。
ごめんねの気持ちが分かります。
可哀想なことを…、とわかっていながら、指に伝わる感じが大好きだったのです。
今では「ごめんね」といいながら、つぼみを見てしまいます。
煉瓦に登ってしまう子供の気持ちも、何となくわかってしまう…。
だからこそ、のトラロープですね。
子供達にもうまく伝わって、可愛い白い花。よかったですね。
図鑑を見ますと、開花時期は、 6/10頃~ 8/10頃までとなっていますので、今はその真っ只中といえますね。
面白いことに万葉集ではキキョウの花を、朝顔と言っていたようです。
こんなのがありました。
「朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけれ」
(朝顔=桔梗) 万葉集
古の人も愛でた花が、市の花としているのは嬉しいですね。
ききょうは秋の花ではなかったでしょぅか。
このごろは早く咲いているようですね。
花はみんなでめでるもの、世話をしてくれている人の心も大切にしたいものです。
二日続けてのお花に気持も晴ればれです。
土、日は、グランドを沢山の人が使用して、駐車場も満車近くになっていますが、休憩所では、ウォーキングの人や、リハビリの人たちが、休んでいました。
ロープはそのままですが、花壇に入って遊ぶ子は泣く、休む人の和みの場になっていました。
美しいものを美しいと感じる豊かな心が、見る人に安らぎをもたらしてくれますね。
前の写真も用意されて、
anikobeさんの優しい気持ちが、
見守っています、
花柄も、虎ロープにも
気持ちを込めて、
見守っています。