藤原宮跡を囲む大和三山、先日この山の麓のユキヤナギに、春の歓びを感じてきました。
今日は藤原宮跡の傍の、醍醐池の畔の桜と、菜の花をやや冷たい風を頬に感じながら
半日の大和の春を、目いっぱい楽しみました。
菜の花畑に下りて行く細い道があるのですが、そのわずかな坂が膝には痛いのと、転げると
止らないと思うと、恐ろしくて菜の花畑には、結局下りないで、堤防の上を桜と菜の花と、耳成山を
撮りながら歩きました。
黄色い絨毯を敷き詰めたような、菜の花畑は桜とほんとにお似合いです。
耳成山に向かって、まるで枝の手を差し伸べているようです。
そんなことを思いながら、歩くのは実に楽しいものです。
桜の間から畝傍山が見えないかと、キョロキョロと見回しながら歩いていますと、この位置からだけ
畝傍山が頭を見せてくれました。
香久山は低いので醍醐池の畔からは見るのが無理のようでした。
醍醐池の枝を伸ばして、水面にその花影を映していますが、時々吹く強い風に消されてしまいます。
なんと優しいお顔の観音様でしょう。
手を合わせて、今日の日を頂けたことに感謝しました。
かなり古木と思われる幹から、芽を出した桜が、枝先の桜と同じように可愛い花を、咲かせています。
しっかり頑張っているのね。
そんな気持ちでカメラを向けました。
長野県でよく見かけたような道祖神のような、お地蔵さんが池の横の散策道に入る所に
ひっそりと祀られていました。
輪郭だけしか残っていないお地蔵さんは、かなりの年月ここに祀られていたのでしょう。
菜の花畑へ行く人たちが、次々と、国道から畑中の道に下りてきます。
いいお天気なので、花を求める時間を、みんな大切にしているようです。
私もその中の一人でした。
先日ブログを拝見して、いい情報を頂き、早速行ってきました。