


2004年6月13日に、パソコンを始めて1年目を記念して何かやりたいと手がけたブログが、今日で丁度2年目を迎えることが出来た。
「出来た」でなく迎えさせていただくことが出来た。
2年の間に、体力の関係もあり、取り貯めた記事をいくつかに分けて編集しながらUPすることが多くなったが、「呟き」に耳を傾けてくださる方に、いつも感謝している。
コメントに励まされ、毎日のアクセス解析の結果にも励ましを頂き、継続する大きな力にさせて頂いている。

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奈良市の不退寺を訪ねた。 847年在原業平が祖父にあたる平城天皇の御所跡に住いと共に創建したと言い、萱の御所とも呼ばれた。 本尊は聖観音菩薩で「なりひら観音」とも呼ばれる。 木造彩色で古の色が偲ばれる。 191㎝の長身の観音様が穏やかに見守ってくださるようだ。 |
境内の本堂横に回っていくと、鉢植えの睡蓮がそれぞれの鉢の中に日差しを浴びて咲いていた。 ブログを始めた日に、睡蓮の花をUPした。 そして昨年1年経った時にもやはり睡蓮をUPしている。 この時期に咲く花に今年も不退寺で出会うことが出来た。 |
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sakuraさんのソースをお借りして、京都府の加茂からの帰りに立ち寄った不退寺の写真を掲載することを試みた。
また、切花を提供してくださる、korisuさんが、薔薇の花に載せたカフェテラスのタイトルロゴを、作ってくださった。
自分では出来ないことをブログを通して助けて頂きながら、2周年を迎える。




浄瑠璃寺参道にある食事処で、山菜定食を食べる。
ここに来ると必ずこのメニューと決めている。
中の1品にある、ゆりの花の佃煮が目当てである。
他所では余りお目にかかれない。
この日はデザートに桜のアイスクリームをとった。
期間限定と書いてあるので、もう季節外れでないかと思ったが、幸いにありつけた。
桜の葉が花と共にクリームに入っていてほんのりとした香りと味を楽しむことが出来た。

ストックも持っていない。
若い頃平気で歩いた山坂だが、もし足を滑らせたらと、用心が先に立つ。
もう一度きちんと歩ける準備をして秋に出直すことにする。
昭和44年にここに来た時の短歌である。
雨をものともせずに歩いたのだと懐かしい若い頃である。

浄瑠璃寺の池の畔に咲いていた。
最初、シモツケかなと思っていたが、調べてみると、よく似た花として出てきたのが、京鹿の子であり、素人判断で、このお寺には、京鹿の子が似合うなぁと思った。


覆いかぶさるような馬酔木の道を通りながら、これが白い花をつけた様子を思い描きながら山門を入る。
両脇の石仏がつけている涎掛けは、里のお寺だと感じる。


この九体の阿弥陀様のお寺として、九体寺とも呼ばれている。
岩船寺と共に、いつ訪ねても安らぎを与えてくれる。
膝を痛めていなかった頃、阿弥陀如来様の前で1時間ほど座っていた日のあったことを思い出す。


蓮の葉に覆いつくされた池の面に、1輪の花を見つける。
「ご~~ん」本堂の屋根を見下ろすように境内は、上り坂になる。
坂を登っている途中、境内の緑の中に梵鐘が一つ流れた。
その音に誘われるように登っていった。
「報恩の鐘」いかされていることに感謝し心を込めておつきください。
素晴らしい言葉との出会いである。
生きているという不遜なものでなく、確かに人は生かされているのである。自分以外の全ての事象に感謝の気持ちを込めて、梵鐘をつかせてもらった。
その響きが山に消えていくのを確かめて坂を下った。