カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

マスターが植えたヒマワリ

2015年07月10日 | 季節の花

 

 

 

この町でも時々ヒマワリを見るようになった。

これはこの町のR24線沿いにできた珈琲店の裏の、駐車場の前のヒマワリである。

多分早咲きのヒマワリだと思うが、無造作にたくさん咲いている。

お店に入る前に少しカメラに納めてきた。

 

そう大ぶりでないけれど敷地の土手に、ちょうどいいように咲いている。

ひまわりは満開になると、そう長持ちをしないと聞いたが、これを撮ったころは毎日のように、気温も低く雨模様の日が続いたころだったので道路を車で走る時に、ふと目をやるとまだ咲いている。

 

 

この子が一番背が高くて大きい顔でニッコリしているようだ。

 

 

お店へ入ってオーダーした時に、ヒマワリのことを聞いたら、「綺麗でしょう。あれ店長が植えてくれたのです。」と

ヒマワリに劣らずいい笑顔で答えてくれた。

「今、撮らせてもらってきましたよ。」と言ったら

「ありがとうございます。」と私が言いたいことを、先に言った笑顔良しのウエイトレスのいるお店だった。

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紅花の咲く丘 小さいお花畑

2015年07月09日 | 季節の花

 去る6月29日に、私はここに来ている。

その時の写真が、まだフォルダーの中に入ったままだった。

どうしたのだろう。

この頃には忙しかったのかしら、それとも、ほかにすぐにUPしたいことがあったのだろうか、と今更その頃の事を紐解いてみる事もせずに、雨降り続きで、なかなか外にも出ずに、昨夜はこの写真を見つけ出したのだが、ボランティアの指編みが完成するまで夜更かしをしていた。

石舞台古墳の見える丘に咲く紅花満開の時、6月29日撮影

 

   

地中海沿岸、中央アジア原産。
6世紀に高句麗の僧侶が日本に紹介し、推古天皇の時代から、紅色の染料をとるための植物として利用した。

 

 

この場所からは、季節の巡りごとに、何か見つけてカメラに納めているが、この季節には紅花の栽培をしている花畑があるので、

それを期待して早朝に出かけた。

 

 

花から得られる紅は女性の口紅にされ、平安王朝人の紅や桜色の衣装を染め、 また、古代エジプトのミイラの 布の防腐にも使われた。

そのような古代にはすでに栽培されていた花なので、ここ飛鳥歴史公園で栽培しているのは、歴史との繋がりを想像できる花としてもいいものだと、来るたびその時代に想いを馳せるロマンの地でもある。 

 

 

こんな青い空が明日香の早朝の空の色だったのだと、今 毎日続く雨の空を、恨めしく思う。

 
・源氏物語での光源氏は、愛した赤い鼻の女性に「末摘花」と名付けている。黄色から次第に赤くなっていく花の先を摘んで、染料としたところからそんな名前を付けた、紫式部の感性が、何となくユーモアであり、少し哀しみでもある。

また同じく源氏物語で、葵上(あおいのうえ)を弔う喪服に紅花で染めた布を使用した。

紅色の喪服なのか、更に濃く重ね染をしたのだろうか、源氏物語を読んだとき、このような細かい表現を読みとってはいなかった私である。

  

紅花の向こうに、道路を隔てて古の昔から、この地の主的存在の石舞台を望むことができる。

 

 

  

種子からコレステロールを取り除くリノール酸を含む、良質の油が採れる。今では食用油としての需要が多い(→ べにばなサラダ油)
   

 

油のすすは 墨として使われる。花は7月頃咲き、咲き始めは黄色、しだいに赤っぽく変わる。花は紅色の色素を含み、
 染料や薬用として使われる紅花の名前も、ここからきている。山形県の県花。
 特に最上川周辺で栽培が盛ん。 

  

場所をかえながら、休憩用のベンチに座って、紅花と石舞台古墳の風景を、長い時間ぼんやりと眺めていた。

 

 

 

 

ベンチに座っていると、無数のトンボが飛び交っている。

飛んでいるのは撮れないが、たまたま生垣の先に羽根休めをしたトンボがいたので、待つ間もなく撮ったが、すぐに仲間を追って飛び立って行った。

 

 

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願いよ届け! 明日香の七夕飾り

2015年07月07日 | ☆ ふるさと・大和

 

先日石舞台の見える花畑へ、紅花を写しに行った時、石舞台公園の売店に、七夕の笹飾りがあったのを車の中から目にしていた。

あれからかなり日が過ぎているので、きっと沢山の願いの短冊が吊るされているだろうと、朝から気になっていた。

雨が降ったり止んだりしていたが、午後になって雨の上がった隙間のような時に、明日香へ出掛けた。

  

 

  

明日香につくと小雨がまた降り出したが、傘をさすほどでもなくカメラだけは濡れないように気を付けて、売店へ行ってみた。

沢山の願いをしっかり受け止めているような、七夕飾りが休憩所の軒先にあった。

 

 

こんな雨の日でも、石舞台古墳には何人かの人が見えていた。

「他に七夕飾りをしている所がありますか」 売店の方に尋ねると、「飛鳥歴史公園館の館内にもありますよ。尋ねてあげましょう。」と電話してくださった。

 

 

 丁度帰り道になるので、すぐに行ってみた。

 

  

館内に入ると、笹飾りが賑やかにたくさんの短冊や、飾りをつけて並んでいた。

上の写真にあるように、「願い事を書いて 笹につるしてください。」とポスターに書いて貼ってあった。

この歴史資料館を訪れた人たちが、大人も子供も今一番願っていることを、短冊に書いて、旅の一つの思い出、に笹飾りに託していったものと、微笑ましく思いながら、書かれた文字を辿って読み進んだ。

 

  

ここのところ広島カープの調子がいいので、この願い叶えてほしいね。

次の人生はきっと輝いていますようにと、カメラに。

県内外からこの明日香の地を訪ねた人の、七夕様への願いがみんな届きますようにと、短冊を書いた人の立場に立ったような気持ちになる。

このような昔からの日本の慣わしが、引き継がれてきていることの優しさを大切に思う。

 

館内には「飛鳥里山クラブ」の人たちの活動の記録や、作品、里山で育てている花々の名前や、季節などの展示がされている。

ゆっくりとした時間のある時、写真の展示など見たいと思いながら、七夕飾りの時期は今日を外せば、届く願いも届かなかったらだめなので、すっかり雨の上がった明日香を後に帰途についた。

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馬見丘陵公園 七月 もうこんな花が・・・

2015年07月05日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 

公園館前の芝生の丘には、ニチニチソウが美しいカーブを描いている。

 

  

公園館の玄関広場に、この日初めて出したという大きい鉢植えの花が並んだ。

花だけを見ると、ムクゲとかハイビスカスの花によく似ている。

公園館の人に尋ねると「タイタンビカス」という名の花だと教えてくださった。

季節の花300で調べても載っていなかったのでGoogle検索をすると、

『タイタンビカスとは、株式会社 赤塚植物園が開発したまったく新しい植物で、ある特定のアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種です。 その性質は、驚異的なほどに強健で、日当たりさえ良ければ特に植えつける場所を選びません。』

 

  

タイタンビカスの花・この大きい花は直径21cmだそうで、写真では大きさが実感しにくいが、見上げると圧倒されそうだ。

検索の続き

『生育は驚異的なほどに旺盛で、春に芽を出した後、晩夏には、大きいときで草丈3mにもなります。花期は、7月から9月の間で、一輪一輪は、一日花ですが、次から次へと開花し、1株でのべ200輪近くの花を咲かせます。しかも、花の大きさは子供の顔(直径15~25cm)ほどもあり、全盛期の真夏には、巨大な花が次々と咲き乱れ、その美しさと存在感に圧倒されてしまうほどです。
この圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』にちなんで、『タイタンビカス』と名づけられました。』

  

 

下の池の傍に咲くムクゲの花を見に行くと、先日は花数が少なかったけれど、今は満開状態だった。

花だけを見ていると、上のタイタンビカスと本当に良く似ている。

  

  

八重のムクゲも華やかに咲いている。少しの間に花たちは、自分の開花の時期には、たがわずに花を咲かせる。

  

   

しかし、秋の花のイメージの萩の花は馬見丘陵公園の水分広場への土手辺りには花が咲き乱れている。

 

 

 

 

  

秋の花といえば「秋の七草」のオミナエシ、キキョウ、カワラナデシコもすでに花を咲かせている。

 

   

 

 

これらの花は水分広場を、丁寧に見て歩くとあちこちから、呼びかけてくるように、

花が見つかるので公園歩きは楽しい。

 

  

この日は、半夏生の日だったので、遠目には半夏生の花に見えたのだが、葉っぱは半分白くなっていない。

どうもオカトラノオの花ようだ。

公園館へ立ち寄って、半夏生の花はこの公園にあるのかと尋ねてみたが、いくつかの図鑑を調べてくださって、どうも植えていないようだとのことだった。水辺に咲く花なので、この公園でも見たいとリクエストしてきた。

 

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梅雨空の下 それぞれ

2015年07月04日 | ★ 日々の呟き

 

 

雨音が聴こえないので、そんなに酷い降りでもなさそうだと、濡れ縁に出た。

夜のうちにもそんなに降らなかったようで、濡れ縁にはなっていなくて、「濡れない縁」だと思いながら勢いよく雨戸を開けた。

遠く東の山を見ると、高見山が雲の上に頂きだけを見せている。

雨の日には全く見えないが、今朝はまだ山の方も降っていいないようだ。

山裾に雲をを巻いているのが面白くて、望遠で高見山を撮った。

 

 

 

日に日に稲が伸びてくる。もう2~3日もすれば濡れ縁から見る範囲では、水の面が見えなくなるほど株が張ってくるだろう。

 

 

橿原市の町中を走っていると、夏色が飛び込んできた。

多分早咲きのひまわりを植えているのだろう。

梅雨を忘れてしまいそうに元気に咲いている。一足先のひまわりの花は、毎日鬱陶しく思っている眼にも頭にも嬉しいものだ。

 

 

大規模なひまわり畑のひまわりは勿論いいものだが、とある町中の一軒の家の庭のひまわりが、道路を向いてにこやかに咲いているのには、

この季節、なかなか良いものであるというより、嬉しいものである。

先日立ち寄ったカフェの駐車場の前に土手に、ひまわりが咲いていたのを思い出した。カメラを持っていなかったので、次回に来た時に撮らせてもらおうと思いながら帰って来た。

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