Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

サクラに短冊が揺れていた

2009年04月11日 | 自然
播磨中央公園を後にして、例年シダレザクラが見事に咲く千鳥川の堤に行った。
(毎年、きれいに咲いている様を、車の中からサッと見ているだけなのだが。)

十六夜くらいだろうか、東の空に月も出てきた。よい風情。



  夜景モードで撮影

遠目に、サクラの木の花々の中、風に揺れているものが多数あることに気がついた。

あの揺れているものは何?と思いながら、サクラに近づくと、なんとそれは短冊。
手にとって見ると、俳句や短歌が書かれていた。
何枚かの短冊を読ませてもらった。それらは、近隣の俳人、歌人の作品のようであった。
サクラや春を詠んでいるものが多いが、中には秋が詠まれているものもあり、驚かされた。



自然の中で咲くサクラを見るのを楽しみに訪れる人が多いところに、サクラの枝に人工的な短冊は似合わないというか、かなり無粋だとさえ感じた。


例えば、時間を限って吊るならまだしも、短冊はラミネート加工されていたから、数日間あの状態なのではないかと思われた。
たくさんの方達に自分の詠んだものを見ていただきたいと思う気持ちはわからないではないが、正直なところ、サクラを見に行っている人は、人工物を目に入れたいとは思っていないのではないだろうか。


人も少なく、見頃を迎えているサクラの下をのんびりと歩けたのだが、この企画が誰によるものかは知らないが、作品の発表の場としては、再考の余地があると強く思った。



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