Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

緑のオーナー制度

2009年06月06日 | 雑文
「国有林の販売が個人財産を生むとうたわれた『緑のオーナー制度』の出資者たちが賠償を求めて立ち上がった」という記事を目にした。

「緑のオーナー制度」とは…

「スギやヒノキなどの国有林に1口50万円(一部は25万円)を出資して国と共同所有し、約20~30年後に伐採して得られた販売収益から出資口数に応じて利益が分配される仕組み。林野庁は84~98年度、約86,000の個人・団体と契約し、約500億円を調達。国有林の育成・管理などにあてた。」(朝日新聞より引用)


84~98年の間の数年、高知市内に住んでいた私は、営林局の前を通ったとき、募集の説明を受けたことがある。
話を聞いた後、スギ板で作ったはがきをもらったような記憶もある。

50万円というのは手頃な金額だったし、緑化運動にもつながるし、ちょっと興味を持ったのだが、「また後日」と言って営林局を出て、家に帰り着いた頃には「緑のオーナー制度」のことは頭から離れていて、結局出資しなかった。

あの時出資していたら、今、私は賠償を求めて立ち上がる一人になっていたか、泣き寝入りをする一人になっていたか…。どちらにしても心にどんよりとしたものを抱え込んでいただろう。



いろんなニュースを見ていてもわかるように、「高利回り」という言葉を真に受けては失敗するといつも私は思っている。
だって、一般市民にそんなに美味しい話が飛び込んでくるわけがないもの。
贅沢をせず、節約して、少しずつ貯蓄をするしかない。質素な生活をしている私だが、これといって欲しい物もないし…。
購買欲という欲はあまりないなぁ。



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