Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

バスツアーでお遍路体験

2010年01月25日 | 
いろんな会社が、1年間のツアーで完結する巡礼の旅を企画して売り出しています。

もらったパンフレットを見てみると…

・西国三十三ヶ所
・四国八十八ヶ所
・四国四十九薬師霊場
・四国別格二十霊場
・近畿三十六不動尊

等々多彩です。


「いつか四国八十八ヶ所を”歩き遍路”で詣でたい」と思っている私は、「巡礼のマナー等を学ぶチャンスかも!」と考え、「四国八十八ヶ所第1回」のバスツアーに申し込み、先日参加しました。



バスに乗っているのは、お客さんの他に、運転手さん、ガイドさん、添乗員さん(2名)、途中から乗車された先達さん。

バスはほぼ満席状態でした。
年配のご夫婦の方が多いように見受けられました。
男性3人グループの方も。
一人参加は4人ほどだったでしょうか。

バスの中では、添乗員さんと先達さんが巡礼についていろいろと教えてくださいました。

納め札100枚、ロウソク1箱、線香1束、巡礼のガイドブックは、バス会社からのプレゼント。

早速、本堂と大師堂に納めるために必要な12枚の札に住所氏名等を記入しました。

ガイドブックを見ながら、みんなで声を合わせて、般若心経等の唱和もしました。



私の隣の席に座られた方は、四国巡礼5回目とのこと。
最初の3回はご主人と”歩き遍路”、ご主人が亡くなられてからの2回は”バス遍路”とのこと。
「お参りすると、気持ちがスーと軽くなるのよ。」と話された、その方は「納め札と共に、これも納めるの。」と、般若心経の写経を12枚持参しておられました。

「ライターは持ってる?」
「いいえ。」
「ライターがあると、ロウソクや線香に火を点けるのが楽よ。2本持ってきているから。」と、1本貸してくださいました。

この会話の後で、「他の人の点けたロウソクの火で自分のロウソクに火を点けると、他の人の思いももらうことになるので、してはいけない行為」との説明が先達さんからありました。

ライターをお借りして、本当に助かりました。ライターは遍路には必需品です。
パンフレットに、「ライター持参」と書いておいてほしいものです。


バスの中で気がついたのですが、私は、ライターどころか、お賽銭用の小銭入れも、数珠も忘れてお遍路に来ていました。


【当日の行程】※写真は各寺の門と本堂です。

★淡路サービスエリアで休憩


★1番霊山寺

入口にある店で、必要なものがある人は各自求めることができました。
私は、墨絵入りではないシンプルな納経帳(3,675円)を求めました。

  

予定の行程表では、1番から順に2番、3番、4番、5番、6番と打つはずだったのですが、巡礼のバスの多さからでしょうか、予定が変わって、私たちのバスは、1番・3番・6番・5番・4番・2番の順に詣でることになりました。


★3番金泉寺

  


★車内で昼食の”たこ飯弁当”を食べました。


★6番安楽寺

  


★5番地蔵寺

   


★4番大日寺

  


★2番極楽寺

  

極楽寺の参詣を終えた後、お買い物タイムがあり、皆さん必要なものを買い求めておられました。


★ハイウェイオアシスで休憩



私は、牛めし弁当、焼あなご巻、コロッケ、文旦を買いました。



この日は、徳島県の6つのお寺に詣でました。
各寺の滞在時間は35~40分ほどだったでしょうか。

写真を撮っておいたから思い出せますが、もし写真がなければ、何番がどんなお寺だったかさえ思い出せないように思います。

さて、10時間の巡礼の旅を終えて無事帰宅。

服はもちろんのこと、髪も体も線香の匂いがしみつているのがとても気になりました。

「香が苦手な私には、やっぱりお遍路は無理かなぁ…」と頭を抱えてしまいました。







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