Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

冷蔵庫の購入で思うこと

2016年06月26日 | 人生・幸せ・老い・お付き合い
実家の冷蔵庫の調子が悪く、買い換えることになりました。

母は、いつもの電器屋さんに、新しいのを持ってきてくれるように電話をかけました。



搬入は6月○日と決定しました。

その前日、私は冷蔵庫のために帰省しました。




冷凍室の食品は、ご近所のおばちゃんが預かってくれるというので、前日の夕方に運びました。

「この保冷剤を使ったらいいわよ」と、おばちゃんが保冷剤をたくさん貸してくれました。



搬入当日、冷蔵庫の食品は、保冷剤を入れた袋と小さな冷蔵庫に納めました。

そして、十数年お世話になった冷蔵庫さんをきれいに拭き清めました。


「きれいになったわ」と言った瞬間、「ピンポーン」。

新しい冷蔵庫がやってきました。



冷蔵庫が部屋から運び出されると、急いでぼろ布や掃除機で床と壁面の掃除。

そして、搬入。電源をON。お金を支払って、ほっ。



冷蔵庫が冷えた頃に、母は食品を入れました。

冷凍庫が冷えた頃に、おばちゃんちへ預けていた食品を受け取りに行きました。






後日、知人とランチをしたときに「冷蔵庫搬出搬入のために帰省をした」と話しました。

すると、

80歳代の母をもつ人は「そうよね。お母さんだけでは無理よね。」と、帰省するのは当然のことだと言いました。

65歳の母を持つ人は「そんなこと、お母さんだけでもできるでしょう。」と、帰省するのを不思議そうに言いました。



食品の取り出し、清拭、慌ただしい掃除、この一連の作業は高齢者には負担が大きすぎると私は思います。

この65歳のお母さんが80歳代になると、この方もわかってくれるのではないでしょうか。

「自分がその立場にならないとわからない」というのはこういうことなんだなぁと思いました。



以前、老親の件で、「○○ちゃん(私のことです)は、きっとわかってくれてないと思うわ。」といとこが私に言ったのは、つまりこういうことなんでしょうね。



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1週間ほど後、別の知人にも帰省をした話をしました。

90歳の両親がいる彼女は「そりゃ、手伝ってあげないと!!」と言いました。

彼女も最近、両親の冬の洋服を片付けるために帰省したとのこと。
私の周りの友人の多くは、親から必要とされ、頼りにされる年齢です。










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