花と云ふ季節の一里塚を通るたびに、私はいまを無事に生きてゐることを實感し、そして感謝する。
いはんや、この國難下においてをや。
そして、意味のない二度目のお手上げ宣言下、なにかと行動に制限がかけられてゐるが、さうした状況下でどんなことなら出来るか、いろいろ考へるおかげで丁度良いアタマの体操にもなってゐる。
この人災疫病のためにあらゆる予定が中止となり、「自分がナニしたってんだ!」と悲憤慷慨してゐる者も多いやうだが、さういふヒマに他の方法を模索することが、ニンゲンとしてのアタマの使ひ所と云ふものだ。
それに気付かずいつまでも単一思考のままで生きてゐると、感染者が減少したらまたGoToナントカを再開しやうなどと云ふ、ニワトリ人種に成り果てる。
「浮世の不幸はオレ一人」など、自惚れも甚だしい。
さてさて、
明日はどんなことが出来るだらうか……。