テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

散歩の友。

2008-01-05 22:58:51 | くま
「あッ、くまッ♪」

 そう、クマ型キャンディなんですよ、テディちゃ。
 無印良品で見つけましたの。
 キャラメル味、という点も気に入りました。

「ありがとッ、ネーさ!
 テディちゃのためにィ、
 かッてきてくれたのでスねッ♪」

 ……はぁ?

「テディちゃ、だいじにするでスよッ」

 え? ええ?

「じゃッ、きゃんでィもッてェ、おさんぽォ、いッてくるでスゥ~♪」

 ……行っちゃった。
 って、くまキャンディ!
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幕末史観、新展開?

2008-01-05 13:41:57 | ブックス
 お読み下さっている皆さま、こんにちは!
 新年第二弾として紹介する御本は、こちら! なんですが……。

「ネーさ、はぎれェ、わるいでスよゥ?」

 それがね、テディちゃ、難関なのですよ、この御本。
 事情はおいおい説明するとしまして……はい、どうぞ!


  
          ―― 幕末維新の暗号 ――


 
 著者は加治将一さん、’07年5月に発行されたものです。
 副題が『群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか』。
 
「ばくまつゥ~?」

 そこがね、私たちにとって問題なのですよ、テディちゃ。
 プロフィールで表示しておりますが、
 私たち、バリバリの多摩っ子です。

「うんッ、たまッこでス!」

 多摩――昔は武州とも称されましたが、
 近代日本史で武州一帯と係わりある人物というと、
 なんといっても……

 新撰組!

「しんせんぐみッ!!」

 私たちの住むこの辺り、
 ちょっと歩けば、新撰組に所属していた隊士さんの実家さん、
 親戚さんや、関連史跡に当たる土地柄、なんですね。
 ですから、ついつい、歴史の御本を読んでいても、
 彼らに肩入れしちゃうんです。
 そうしますと……薩摩とか長州がどうの、
 同盟やら仲違いがどうの、
 そこらへんが実感し難いんです。
 おまけに、薩摩も長州も、西日本だから……

「たまからはァ、とおいでスゥ」

 ですが、めげてはいられません。
 幕末・維新期の歴史を改めて学ぶいい機会だわ!
 頑張って読みましょう!
 えーと……この御本は、
 ノンフィクション風に書かれたフィクション、ですね。
 主役は、おそらく幕末に撮られたであろう、
 一枚の群像写真。
 『フルベッキ写真』と呼ばれ、
 維新の立役者たちが一堂に会していると主張する人もいるとか。
 西郷隆盛、森有礼、大久保利通、井上馨、岩倉具視、
 桂小五郎、大隈重信、そして勝海舟……。

「わッ、ほんとォ?」

 本当なのか否か、
 写真を送りつけられた作家の望月さんは、
 群像写真と文献を付き合わせ、
 真贋鑑定作業に取りかかる、というストーリー。
 ……うむ、何人かは確かに維新で活躍した人物のようだ、
 こちらと、この顔も、もしかしたら?
 いやしかし、証拠はどこにある?
     ――明治は遠くなりにけり――
 確定できる資料はありません……。

 ミステリの体裁を採っているので、
 あまり詳しくは書けませんが、
 歴史ミステリ好きな御方にはお奨めです。
 わあ、西郷隆盛ってこんな偉丈夫さんだったのかなあ、
 と写真を頼りに想像するのは楽しゅうございます。

「むかしの、おしゃしん、おもしろいでスねッ」

 著者の加治さんは、
 坂本龍馬に関する御本も書いておられるようです。
 そちらも読んでみたいですね。
 
「ふゥ~、いしんはァ、なぞがァ、いッぱいィなのでス……」
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