テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

拡がれ、チョコレートの波♪

2008-01-30 23:18:14 | ショコラ
 見て見て、テディちゃ!
 私たちの地元のデパートにも、
 とうとうヴァレンタインの波がやって来ました!

「ふァ~、そでスねェ~。
 ネーさのすきそォな、おみせでスゥ」

 本日(1/30)の朝刊には――

「あッ! そでスよッ!
 おッきなこうこく、のッてたでス!
 えーとォ、もんすたー、のッ!」

 浦澤直樹さんのコミックス『モンスター』の広告ね?
 一面をどーんと使った大広告でしたけど、
 残念でした、
 同じ新聞一面使用の広告は広告でも、
 ネーさが注目したのは
 デパートの高島屋さんが打った広告の方なんです。

 新宿の高島屋さんでは、今日から
 『アムール・ド・ショコラ』という
 チョコレートのフェアが開催されます!

 おっと、高島屋さんだけじゃありません。
 同じ新宿の伊勢丹さんでは、
 『ヴァレンタイン・ショコラ』というフェアが、
 渋谷の西武さん、
 池袋の東武さんでも、
 それぞれチョコレートのフェアが始まるんです。
 
 その他の地域では、
 横浜のそごうさん、
 銀座の三越さんや松屋さん、プランタンさんでも、
 特設スペースにショコラのお店がずらりと並んで、
 ヴァレンタイン商戦はいよいよ本番ですね!

「はァ~……。
 ネーさのォ、びょうきもォ、ぴーく、かもォ……」

 東京での《サロン・デュ・ショコラ》は終わってしまいましたが、
 現在は京都の伊勢丹で会期を二度に分け、
 関西版《サロン・デュ・ショコラ》が開催中だそうです。
 京都周辺のショコラ愛好家さん、
 チョコレートの祭典を堪能なさって下さいね!

「だめでスゥ~!
 ネーさにえいきょうされてェ、
 ちょこまにあにィ、なッてはだめェ、でスよォ~!」

 あら、テディちゃ、
 チョコマニアではなくて、
 ショコラホリック、っていうらしいわよ。

「……もォゥ、すくいようなしィ、でスゥ~……」
 
 
 
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スパム風味の優しいミステリ。

2008-01-30 13:49:33 | ブックス
「ふむむゥ?
 ほてる、ッてェ、
 これはァ、ほてるがいどのほん、でスか、ネーさ?」

 いえ、そうじゃありませんよ、テディちゃ。
 或るホテルを舞台にした物語、なんです。
 場所は沖縄、季節は夏。

「わァ♪ おしゃれェ、なのでスねッ♪」

 は? いえいえ、
 リゾート地を背景にしたオシャレな恋愛もの……とも違うんです。
 まずは御紹介いたしましょう!


    
         ―― ホテルジューシー ――

 
 
 著者は坂木司さん、’07年9月に発行されました。

 主人公は東京の大学生ヒロちゃん。
 夏休みを利用して、石垣島のホテルでアルバイトにいそしむ
 ……予定、だったのに。
 ある日のこと、
 知り合いのホテルさんから頼まれちゃった!
 ヒロちゃん、応援に行ってあげて!
 オーナーさんに懇願されます。

     話がちがーう!

 そう思いながらも、ヒロちゃん、断れませんでした。
 口に出しては、
 『わかりました。行かせてもらいます』
 なんて言っちゃうんです。

「あァ~、ひろちゃん、ひとがよすぎるのでスゥ~」

 着いたところは、那覇の裏路地……?
 石垣島とは別世界。
 さらには、客層も別世界。
 オーナー代理さんとやらも、別世界の生き物に見えます。
 これで、やってゆけるんだろうか?

「ふあん、でスゥッ!」

 ヒトが好い上に、ついつい、ひとの世話を焼いてしまうのが
 ヒロちゃんの短所でもあり長所でもあります。
 
 あのひと、大丈夫かな?
 あの子たち、なんか心配だ……。

 そうなると、困ったお客さんを放っておけなくて、
 自身がトラブルを背負い込む羽目に……?

 7話で構成された連作短編集は、
 ミステリの香りがし、
 サスペンスの気配もし、
 どこか御伽噺のようでもあります。

 沖縄を訪れた経験がある方々は、
 ヒロちゃんが身を置く環境を、
 ああ、あの辺り、と懐かしく思い出されるのではないでしょうか。
 国際通りを横道へ入り、
 公設市場から歩いて少し、
 一見しただけではホテルとは分かりづらい……。

「ふわァ、めにみえるゥようでスゥ」

 とても楽しいのは、
 文中、次から次へ披露される沖縄メニュー!
 お腹が空いている時に読むと堪らなくなりそうです!
 
 空腹感に追い打ちをかけるのが、装丁です。
 御本の裏面、見返し、各話の扉に
 美味しそうな缶詰のイラストが!
 (装丁はthe GARDENの石川絢士さん)
 こちらにもぜひ注目を!

「いいなァ、おきなわァ……ゆきたくなッたでス♪」

 皆がそう思ってしまうような、
 愛くるしい作品、
 といったら作者さんに怒られるでしょうか?

 狭義のミステリにこだわらない方々にぜひ!
 
「すぱむッ、たべようッと!」
 
 食に興味がある!という御方も、ぜひ!
 
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