テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

リラックマのATM出現?

2008-01-10 23:08:30 | くま
 キャラグッズ店を、ひょいと覗いてみましたら……
 あららッ、リラックマちゃんの、こんな新作が!

「えッ、なになにィ? ネーさ、なにでスかァ?」

 画像左側の、黄色い箱を見てちょうだい、テディちゃ。
 なんとこれ、
 一昨年あたりから密かに流行っている
 『ATM型貯金箱』。

 そのリラックマバージョンが 堂々発売中!なんですよ。
 題して、
 『リラックマ ATMバンク』。
 お値段は、¥4.179。

「わあァ……ちょきんばこォ……」

 機能は充実しているみたいですね。
 コインを判別したり、
 目標金額を設定したり、
 時計や計算機としても使える、らしいんです。
 ATM型ですから、
 暗証番号なども自分で決めて、
 中からお金を引き出すにはその番号とカードが必要になります。
 
「ほしいィ~♪
 ネーさ! テディちゃ、これほしいでスッ!」

 一瞬のことですが、ネーさも思いましたよ。
 欲しいかも、これ!
 でも、0.1秒後には諦めました。

「えェ~~~ッ」

 けっこう大型なのよね、このバンクちゃん。
 場所塞ぎになるのは、目に見えてます。
 ボディの黄色は金運を招いてくれそうだし、
 機能なども面白くはありますが、
 もうちょっと小型化していただかないと……。

「つまんなァいでスゥ~」

   (ちゃりりん、とコインの音)

 あら?
 いまの音は?
 ……もしかして、テディちゃの、へそくり?!?!

「ち、ちがうのでスッ!
 きのせいィでスッ!
 そらみみィなのでスゥ!」

 怪しい!
 
「うきゅゥ~ッ!!」

     (ぴゅ~!)

 いつもながら、逃げ足だけは速いのね……。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホッとする、ハッとする、和の文様の物語。

2008-01-10 13:32:18 | ブックス
 今日は1月10日、《十日恵比寿》ですね、テディちゃ。

「とおかえびすゥ?
 ネーさ、なんのことでスか?」

 漁師さんたちが、一年間の豊漁と海での安全を神さまにお祈りする、
 という日なんですって。
 それに、全国の『えべっさん』の総本社、
 有名な兵庫県西宮市の西宮神社さまでは、
 恒例の福男選びが行われました。

「あッ、かけッこするゥ、あれでスねッ♪」

 そうです。
 商売繁盛でササ持って来い!
 さあ、本日ご紹介しますのも《和》に詳しくなれる一冊です!


 
         ―― 恋する和文様 ――



 著者は藤依里子さん、監修は水野惠司さん、
 ’06年6月に発行されたものです。

 和文様……お着物の図柄などでよく拝見しますが、
 そこにどのような意味や来歴があるのか、
 考えてみると……テディちゃは、わかる?

「えッ? わ、わきゃらないでスッ」

 はい、ネーさも朧にしか、いえ、殆ど解りません。
 《和》的な絵解きに従うなら、例えば、
 ぽつんと一輪、椿が描かれていても、
 そこには理由があり、
 決して無意味ではないのです。

 椿は、神聖な木、なのだそうです。
 昔から、悪霊を退ける力があると考えられ、
 神事に用いられてきました。
 また、『木』と『春』から成る表記で判りますように、
 春を告げる木(花)とも解釈されました……

 なるほど、そういうことだったのね、と膝をうちましたよ。

「はるをォ、つげるゥ、おはな……かッこいいでス!」

 もうひとつ、
 おお!と大きな疑問が解けたのは――

 唐獅子牡丹に関する文章でした!
 
 獅子(ライオン)は聖獣。
 この思想がペルシャから古代中国に渡り、
 獅子紋という文様が生まれます。
 邪気を祓う、つまりは、魔除け、と意味づけられました。

 牡丹は、これも中国の考え方によると
 『百花の王』。
 花の王様、なんですね。
 
 王たる聖獣と、王たる花、
 ふたつで造られたのが、
 私たちに『唐獅子牡丹』として認識されている、あの文様。
 
 本文には
 『高貴さと権力の強大さが最大限に表現されたおめでたい文様』
 だとあります。

 そうかぁ、そうだったのか……
 深ーい意味が、
 ケンさんが背負っていたあの絵柄にはあったんですね。

「はなのおうさま……そッちもォかッこいいでスッ!」

 全編全頁、わかりやすくて、ためになる御本です。
 着物や、和小物に興味がある御方には、
 力強い味方となってくれそうな御本でもあります。
 文様と思っていなかったものが実は文様だった、
 こんな経緯もあった……と、雑学にも強くなれます。
 何より、楽しいのがいいですね。
 可愛い『千鳥』や『蛙文』、『兎』さん、『雀』さんを
 ぜひぜひ御覧下さいな♪

「くまはァ、ないけどォ、
 ぞうさん、いまスよゥッ!」  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする