熱々ショコラを、バレンタインギフトに！ディズニー発！

　じわじわとバレンタイン商戦が始まりつつありますね。
　本日、ディズニーストアへ行ってみましたら、
　もうバレンタイン関連商品が沢山ありましたよ。

「ネーさ、これなにィ？」

　これは、ココア、つまりチョコレートドリンク用のポット、
　それにカップが２客分と、
　お菓子各種を組み合わせたギフトセットなんですよ、テディちゃ。

「へんてこなァ、ぽッと、でスゥ」

　ホットチョコレート専用のポットは、
　こういう形をしているんです。
　ちょっと、おフランスぽいですわね。

　セットには、別の蓋も付いていて
　（ミッキーの耳風の取っ手がついている蓋なんです）、
　そちらの蓋に変えればコーヒーポットとしても使えそうですね。

　『たち吉』さん製作の、このポットとカップ＆ソーサー、
　ディズニーの他のバレンタイン商品と違い、
　入手には予約が必要、なのだそうです。
　買っちゃおう！という御方は、
　ディズニーストアさんへお問い合わせを。

「これくたーさん、
　かッちゃうのでスよ、きッとォ」

　燃え上がれ、燃え上がれ、コレクター魂～♪

「ネーさァ、がんだむにィ、なッてるでスゥ」

求！マッドサイエンティスト！

　以前に、笑いの神さまが降臨した小説として、
　小林信彦さん著『唐獅子株式会社』を御紹介いたしました。
　テディちゃ、憶えていますか？

「ふじみのォ、てつさん！でしたよ、ネーさ！」

　はい、よく出来ました（パチパチ）。
　では、本日は、こちら！
　笑いの神さまが降臨したＳＦを御紹介いたしましょう！




　　　　　　　　――　日曜日には宇宙人とお茶を　――



　著者は火浦功さん、１９８４年７月に発行されたものです。
　表紙カバー、口絵、本文挿絵は、いしかわじゅんさんによります。

「きゃわゆい、おねーさん、でスねッ」

　ええ、可愛いんですけど……この可愛い容姿の裏側に、
　実はとんでもない素顔があるんですよ。

「えッ？　こ、こわいひと、なのでスかッ」

　いえいえ、あのね、その――

　マッドサイエンティストさんなんです、彼女は。

「……まッどォ？？」

　なんとも風雅な響き――マッドサイエンティスト。
　多くの初期ＳＦ映画に花をを添え、
　観客を絶叫させ、原作者を愉しませ、
　製作者に御都合主義的なオチをたっぷりサービスした、
　偉大なる伝説の存在です。

　しかし、現在は極端に数が減少し、
　絶滅危惧種となっておりますね。
　『バック・ツゥ・ザ・フューチャー』で復活の兆しを見せましたが
　結局は表舞台から消えてしまいました……。

「そ、そうなのでスかァ～、たいへんでスねッ」

　この御本で御自ら
　『マッドサイエンティストです！』と名乗るのは、
　豪田みのりさん、１８歳。
　
　お祖父様、お父様お母様も
　マッドサイエンティストであった（ある）という、
　三代に渡ってマッドサイエンティストな家系のお嬢さんです。

　ある日のこと、
　豪田家を訪ねてきたのが、
　『猫又ジャーナル』の記者さん二人。
　振興著しいＴＯＫＩＯメガロポリスの衛星都市、
　猫又ニュータウンのタウン誌を編集している方々です。

　『わが町のマッドサイエンティストたち』なるシリーズ・ルポの、
　今回の取材対象が、《豪田科学研究所》なのでした。

「ふわァ～、いやァな、よかんがするでス……」

　マッドサイエンティストみのりちゃんと、
　記者さんたちの出会いは……
　起こってはいけない出来事だったのでしょうか？
　連続する珍事件＆珍現象！

「に、にげるのでス！」

　それが無理なんですよ、
　編集長さんが『特ダネ取ってこい！』って言ってますからね。

　短編全七話と番外編一話、
　みのりちゃんの魅力と科学力が炸裂します。
　ネーさが大好きなのは、
　地球征服に来たトカゲくんたち登場の表題作
　『日曜日には宇宙人とお茶を』、
　《宇宙》と《存在》の謎を解明する『ブラックホールだぜい！』。
　元気を貰えちゃう２作品です！

　ただ……残念なことに、
　現在はこの御本、絶版となっています。
　ああ、なんてもったいない……こんなにすてきなお話なのに。

「ネーさ、てぃしゅぺーぱ、でスよ」

　（ぐすん、ぐすん）
　ありがと、テディちゃ。
　いえ、まだ間に合います！
　古書店で、図書館で、ネットで、お探し下さい！
　これもＳＦ？
　いえいえ、
　これこそＳＦ！なこの御本、
　読めばパワーが湧いています！

「まっどわーるど……こわいでスよッ！
　はまるとォ、ぬけられない！のでスッ」