テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

天使さまも応援してます。

2008-01-16 22:58:22 | えんぜる
 えっへん。
 コンビニで見つけて、買っちゃいました。

「ちょこぼォでスッ!
 しんさくでスッ!」

 新作じゃなくてね、期間限定商品みたいよ、テディちゃ。
 
 『天才キョロちゃんチョコボール ぶどう糖入りチョコ』

 現在、受験生を応援する開運&縁起もののお菓子が
 たーくさん売り出されていますが、
 このチョコボールもそのひとつ、なんですね。

 脳が働くためには糖分が必要ですから、
 ぶどう糖配合のチョコボールを摂って、いざ!
 ――というところでしょうか。

「ねーさ、それでェ、これはなァにィ?」

 テディちゃが持っているのは、消しゴムです。
 《ガンバレ受験生 必勝ファミケシプレゼント》なる
 キャンペーンがお店で開催中だったのです。
 対象商品をふたつ買うと消しゴム一つをプレゼント♪なのね。
 色々なデザインのカバーが付いた消しゴムがありましたが、
 ネーさが選んだのは……
 キョロちゃん!

「やぱりィ」

 このキャンペーンを行っているのはファミリーマートさん。
 《がんばれ受験生》の商品は他に、
 『ウカール』や『ハイレルモン』、
 『キットカット雪見桜』、トッポならぬ『トッパ』などなど。
 『夢叶うカルピスキャンディ』にも、よろめきました。
 どれもパッケージと語呂合わせに凝っていますね。
 店内でも目立ってましたよ。

 ケシゴム欲しい!という御方は、
 お店へ行ってみてはいかがでしょうか。

「テディちゃはァ、ちょこぼォ、はやくたべたいのでスよゥ……」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディケンズ先生の冒険!(特典付録にアンデルセン)

2008-01-16 13:53:11 | ブックス
「しるくはッと、それにィ、どれすのォ、おねえさん……
 これはッ、がいこくのォ、おはなしでスかッ、ネーさ?」

 外国を舞台にした御話を、
 日本の作家さんが書いたのですよ、テディちゃ。
 はい、御紹介いたしましょう!
 


           ―― 月蝕島の魔物 ――


 
 著者は田中芳樹さん、’07年7月に刊行された作品です。
 読者にティーンズを想定した
 『理論社ミステリーYA!』の中の一冊ですが、
 言うまでもなく、大人が読んだってよいのです。
 
「だれでもォ?」

 はい、誰でも!
 《ヴィクトリアン・ホラー・アドベンチャー》と冠されているように
 ヴィクトリア朝を舞台にした
 とても楽しい冒険小説ですから。

「ほ、ほらー?!
 こわいのでスかッ」

 恐怖よりも、冒険色が濃厚です。
 いえ、冒険よりも、第一に目を奪われるのは
 登場人物さんですね。

 特に前半は、すごいですよ。
 歴史に名だたる有名人が、1ページごと、続々登場する勢いです!
 
「えッ、だァれ?」

 まずは主役のひとりでもあります、
 チャールズ・ディケンズさん。
 ディケンズさん宅に居候中の
 ハンス・クリスチァン・アンデルセンさん。

 詩人アルフレッド・テニスンさん、
 作家のウィルキー・コリンズさん、
 政治家のディズレーリとグラッドストーン両氏は、
 豪華なエキストラさんとして顔見世してくれました。

「ふわァ~!」

 物語を掻き回し、いえ失礼、蒸気機関車さながら牽引するのは
 文豪ディケンズ先生。
 行方不明になった北極探検隊の捜索船を見送りついでに、
 とある港へ赴きます。
 港岸から見えるのは、
 『月蝕島』と呼ばれる謎多き島。
 最近、謎がひとつ増えたと話題になっていました。

    島に氷山が流れ着いた!
    しかも、氷山の中にはスペインのガレイ船が
    閉じ込められているらしい――

 ディケンズ先生のお供としてロンドンから随行してきた
 本書の語り手ニーダム青年と、
 姪のメープル嬢は、
 気付いてみれば先生とともに
 月蝕島に向かう小船に乗っていました。
 困ったことになりそうです。

「ことわればァいいのにィ!」

 大文豪ディケンズ先生に逆らうなんて、
 とてもとても。

 しかし、島をぐるりと回れば……そこに!
 船影を宿す氷山が!
 噂は本当だったのです!
 
「ほきゃッ? ほんとにィ?」

 その後の一行を待ち受ける冒険と恐怖!
 援けも得られない孤島で、
 さあ、ディケンズ先生たち、どうする?
 
「ど、どうしようッ??」

 細密に書き込まれた時代背景がなんとも魅力的です!
 ディケンズ先生の知られざる一面、
 当時の出来事やニュース、風潮が、
 すぐそこにあるかのようにに感じ取れます。

 ミステリ好きさんは心くすぐられる
 ヴィクトリアンという時代。
 読むと、ちょっぴり物知り気分です。
 漢字にはルビがふってありますから、
 小学生さんもぜひ!

「おとなもォ、こどももォ?」

 みんな揃ってぜひ!のお奨め御本、です!

「じゃ、テディちゃもォ……、
 こ、こわくないならァ、
 よ、よんでみよかなァッ……」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする