テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《ア・ポワン》のシュークリームは……美味なり!

2008-01-26 23:16:00 | 美味
「おォッ! ネーさ、これはッ!」

 いただきもの、なんですよ。テディちゃ。
 
 私たちの地元・八王子では有名な、
 いえいえ、折に触れ料理雑誌にも掲載されて
 全国的にも知られている洋菓子店さん、
 《ア・ポワン》。

 その《ア・ポワン》さんでも大人気の、
 シュークリームです!

「おいしそゥッ……♪」

 さあ、食べましょう!
 このお菓子、出来るだけ作りたてに近い状態で食べてほしい、
 のだそうですから。

「いそげッいそげッ!!」

 では、いただきまーす!

「いただきまスでスッ!」

     (パクッ)

 おお! これは!

「ネーさ、これはッ!」

 美味しーい!

「んま~いィッ!!」 (←メントレGの太一くん風に)

 これは、美味しい!
 本当に美味しいです!
 今まで色んなシュークリームを食べてまいりましたが、
 これは、とびきりの美味しさです!
 
 サクッとカリッの中間のような食感のシュー皮と、
 惜しみなく詰め入れられたクリームの、
 完璧なマリアージュ!
 凄い!の一言です!
 
「おいしィでスゥ♪ るんるんでスゥ~♪」

 ネーさのスイーツ探訪履歴の中でも、
 これは……シュークリーム部門のベスト3内……
 いいえ!
 ベストワンにしちゃってもいいほど!
 素晴らしく美味しいシュークリームです!

「さんせいッさんせいッ!」

 聞きましたところでは、
 《ア・ポワン》さんでは、シュークリームはお一人様10個まで。
 夏季は製造していないそうですし、
 曜日や時間によってはお店にないこともあるそうです。
 今日これをいただけたのは幸運でした!

「うれしのでスゥ~♪」

 八王子まで来られる予定のあるスイーツマニアさんは、
 《ア・ポワン》へ、ぜひ!
 美味しいお菓子があなたを待っています!
 ネーさのお奨めは『マカロン』!
 バレンタイン時期には店頭に並ぶ筈です!

「ふゥ~、おいしかッたァ♪
 まんぞくでスゥ~」

 美味しいものを食べた日って、幸せな気分ですね。 
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姉妹の追憶……夕空のお化け煙突。

2008-01-26 13:51:42 | ブックス
 はい、本日は書籍の御紹介復活!です。
 
「ネーさ、なまけものォ!なのでス」

 失礼ですね、テディちゃは。
 お休みしたぶん頑張りますよ!
 さてではどれにしようかな~と本棚を調べていましたら……
 こちらの御本が目に留まりました。


     
           ―― わくらば日記 ――


 
 著者は朱川湊人さん、’05年12月に発行されたものです。
 
 題名の『わくらば』は『病葉』とも表記される言葉です。
 字の如く、病んだ葉を指すものとされていますね。

 昔むかし、その昔……そんなに遠くない昔の筈なのに、
 現在からはおぼろに霞んでしまった昭和の昔。
 東京の東部には或る名物がありました。
 《お化け煙突》と呼ばれる、4本の高い煙突が。

「おばけッ? こわいでスゥッ!」

 いえ、お化けが出る煙突、というのじゃないのです。
 見る角度によっては4本が3本に見えたりする変わった煙突。
 ですから、お化けと称されました。

 お化け煙突からそう離れていない下町に、
 語り手であり主人公であるワッコちゃんは暮らしています。
 気丈なお母さん、
 そして、誰より優しく美しいお姉さんとともに。

 もうひとりの主人公は、
 このお姉さん。
 身体が弱く、学校も休みがちであったお姉さんは、
 不思議なちからを持っていました。

 人や、物に宿った記憶を見ることが出来る……のです。

「わァッ、ちょうのうりょくゥ、でス!」

 そうと謂うかもしれません。
 しかし、その力は両刃の剣。
 何かの役に立つこともありますが、
 ただ役に立つだけでは終わらない……
 苦痛や涙をもたらす場合もあるのです。

「ふあァ、そうでスね……」
 
 お姉さんに救けられ、
 お姉さんを援けもし、
 そうして姉妹二人が支えあっているためか、
 これを単なる《異能者の苦悩譚》として括ることは出来ません。
 ワッコちゃんの目線はすがすがしく、
 どこか恋愛小説にも似ています。
 
「おねえさんにィ、あッてみたいでスね!」

 姉の有する力を巡り、
 ワッコちゃんが追想する形で語られる物語は、5編。
 戦争の悲愴な記憶が生々しい《その当時》が
 丁寧に書き込まれています。

 お姉さんとワッコちゃん、
 それにお化け煙突を描いた表紙画がとても可愛いので、
 帯を外して画像に掲載してみました。
 御本の表紙画、
 各話の扉画を描いたのは、影山徹さん。

「これがッおばけえんとつッ!
 ほんとにふしぎィ……」

 ミステリ色も濃い物語ですので、
 昭和ものファンさんだけでなく、
 ミステリファンさんにもお奨めです!
 
 続編が出ないかなあ、と待ち続けているのですが……
 まだ、でしょうか?

「つづきィ、よみたいィ、のでスか?」

 ずっと読んでいたい、そんな物語です!   
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