テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 和甘味グルメ旅 ~

2009-10-09 23:11:55 | ブックス
 (……『次は~京都~京都~京都に停車いたします~』……)

 んっ?
 はっ、いけない!眠り込んで、危うく乗り過ごすところだったわ!
 テディちゃ、降りる支度をしてちょうだい!
 次は、私たちの目的地、京都ですよ!

「ふァ? ネーさ、なにィをォ、ねぼけてるのでスかァ?
 ここはァ、とうきょうとないィでスよゥ!」

 えーと、バッグに、新幹線のチケットに……おお、ガイドブックも
 忘れちゃいけませんね!
 特に注目したいのが、はい、こちらです! どうぞ~!



           ―― 京都とっておき和菓子散歩 ――


 
 写真と文は泉美咲月さん、監修は宮澤やすみさん、
 ’09年5月に発行されました。
 京都の名所と名和菓子の写真たっぷり、
 食いしん坊さんのための旅ガイド本です。
 さあ、到着したらどのお店へ行きましょうか、
 今から予習しておかなくちゃ♪

「ネーさッてばァ、もうゥ~!
 ここはァ、とうきょうのォ、はちおうじィなのでスよゥ~」

 あのね、テディちゃ、
 京都観光のハイシーズンといえば、
 なんとっても桜!の3月&4月か、
 錦秋比類なき10月&11月、
 つまり春と秋なんですよ。
 いまは10月、トップシーズン!
 ホテル代は高騰するし、人気のお店は混雑するし、
 ですから下調べは入念にしておきましょうね。
 
 この御本で紹介されている和菓子屋さんは
 京の町とともに長い歴史を刻んできた
 寺社門前の甘味屋さん、
 町中にお店を持って茶人さんに引き立てられてきた上菓子屋さん、
 庶民さんに愛されるお餅屋さん、とバラエティ豊かです。

「うわァ~♪
 おいしそゥ♪……ッてェ、だからァ!
 ねぼけてちゃだめェでスよゥ!」

 神馬堂さんの『やきもち』、
 北野天満宮に近い粟餅所澤屋さんの『粟餅』、
 京菓子司柏屋光貞さんの『おゝきに』、
 京菓子司富英堂さんの『酒まんじゅう』、
 出町ふたばさんの『名代豆餅』……

「あッ! まめのォおもちィはァ、テディちゃもしッてるゥでス!
 ……むッ?」(←つい乗ってしまいました……)

 お土産に適した和のお菓子、雑貨、
 町屋を改造した長期ステイ向けのホテルも掲載されています。
 すばらしい京都滞在を約束してくれるこの御本を
 列車の座席に忘れたりしないようにね!
 
 おお、御覧なさい、テディちゃ!
 台風の強風が空気中の塵を追い払ってくれたのかしら、
 比叡のお山の、
 稜線にそびえる木々の形もはっきりと見えますよ!
 
「ネーさッ、あれはァ、たかおざんでスよゥッ!」

 あちらに見ゆるは愛宕のお山ね!

「あれはァ、たんざわのォ、おやまァでスッ!」

 今秋、京都甘味グルメツアーを予定しておられる方々に、
 いっちばんおすすめ!の一冊です。
 旅のおともに、ぜひ!

「ぷふァ~~ッ……」(←疲労困憊、です……) 
  
コメント (4)
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