こんにちは、ネーさです。
ただいま凹んでおります。困ってます。
だって、漢字が見つからないぃ~んですっ……どうしましょうぅ?
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
おこまりィでスかッ、ネーさ?」
ええ、困りまくってますが……ここは強行突破!
めげずに御紹介いたしますよ~! こちらを、どうぞ~!
―― 花窓は璃 (はなまどはり)――
著者は深水黎一郎さん、’09年9月に発行されました。
副題に『シャガールの黙示』とあります。
題名の漢字表記につきましては、
『窓』は異字体、『は』は王に皮、の字が使用されています。
詳しくは、どうぞ↑上の画像をご参照くださるようお願いいたします。
「ふむむゥ?
ネーさッ、はなまどはりッてェ、なにィでスかァ?」
『花まどはり』とは、ステンドグラスのことなんですよ、テディちゃ。
古くは『薔薇窓』と書いてステンドグラスを指す例もありました。
「うむッ、すてんどォぐらすゥ!」
この物語の《主役》とも言えるステンドグラス――薔薇窓は、
フランスの都市ランスの大聖堂を飾る
マルク・シャガールさんのステンドグラスです。
語り手さんは、
以前に御紹介いたしましたミステリ作品
『エコール・ド・パリ殺人事件』、『トスカの接吻』で
名探偵ぶりを発揮しておられた
神泉寺瞬一郎(しんせんじ・しゅんいちろう)さん。
この御本では、瞬一郎さんがフランス遊学中に遭遇した
とある不可思議な事件の顛末が語られます。
甥っ子の瞬一郎さんから御話を聞かされるのは、
いえ、半ば無理やり読まされるのは、
警視庁の海埜(うんの)警部補さん。
「むゥ? よまされるゥ?」
瞬一郎さん、フランスでの体験談を文章に仕立てたのです。
しかし……読み始めた海埜警部補さん、思わず……メマイが!
漢字、漢字、とにかく漢字?!?
カタカナ表記が、まったく無し!
人名、地名、国名、みーんな漢字で表記されています。
その表記方法にもこだわりがあって、
パリは『巴里』ではなく『巴黎』だったりします。
四苦八苦する海埜警部補……でしたが、
やがて字体にも慣れ、甥っ子の体験談に夢中になってゆきました。
世界遺産にも登録されている
ランスの大聖堂で起きた事件……それとも事故?
真実への鍵となるのは、シャガール作のステンドグラス?
好奇心旺盛な瞬一郎くんは
謎の解明にのめりこんでゆきますが……。
「ついついィたんていィ、しちゃうゥのでスねッ」
人名までもがすべて漢字表記!
には驚かされますが、ちゃあんとルビがふってあるので、
その点はご心配なく!
海埜警部補さんと同様、意外とすんなり読み進めるようになります。
小栗虫太郎さんの『黒死館殺人事件』をご存知の
ミステリファンさんならば、
お茶の子さいさい♪かもしれませんね。
異国らしい風情と雰囲気を大盛りに盛りこんだ
ペダンチックなミステリは、
ミステリ好きな方々に、
建築好きな方々にもおすすめです。
漢字パズル好きな御方も、ぜひ!
「かんじのォあらしにィ、あぷあぷゥッ!」
ただいま凹んでおります。困ってます。
だって、漢字が見つからないぃ~んですっ……どうしましょうぅ?
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
おこまりィでスかッ、ネーさ?」
ええ、困りまくってますが……ここは強行突破!
めげずに御紹介いたしますよ~! こちらを、どうぞ~!
―― 花窓は璃 (はなまどはり)――
著者は深水黎一郎さん、’09年9月に発行されました。
副題に『シャガールの黙示』とあります。
題名の漢字表記につきましては、
『窓』は異字体、『は』は王に皮、の字が使用されています。
詳しくは、どうぞ↑上の画像をご参照くださるようお願いいたします。
「ふむむゥ?
ネーさッ、はなまどはりッてェ、なにィでスかァ?」
『花まどはり』とは、ステンドグラスのことなんですよ、テディちゃ。
古くは『薔薇窓』と書いてステンドグラスを指す例もありました。
「うむッ、すてんどォぐらすゥ!」
この物語の《主役》とも言えるステンドグラス――薔薇窓は、
フランスの都市ランスの大聖堂を飾る
マルク・シャガールさんのステンドグラスです。
語り手さんは、
以前に御紹介いたしましたミステリ作品
『エコール・ド・パリ殺人事件』、『トスカの接吻』で
名探偵ぶりを発揮しておられた
神泉寺瞬一郎(しんせんじ・しゅんいちろう)さん。
この御本では、瞬一郎さんがフランス遊学中に遭遇した
とある不可思議な事件の顛末が語られます。
甥っ子の瞬一郎さんから御話を聞かされるのは、
いえ、半ば無理やり読まされるのは、
警視庁の海埜(うんの)警部補さん。
「むゥ? よまされるゥ?」
瞬一郎さん、フランスでの体験談を文章に仕立てたのです。
しかし……読み始めた海埜警部補さん、思わず……メマイが!
漢字、漢字、とにかく漢字?!?
カタカナ表記が、まったく無し!
人名、地名、国名、みーんな漢字で表記されています。
その表記方法にもこだわりがあって、
パリは『巴里』ではなく『巴黎』だったりします。
四苦八苦する海埜警部補……でしたが、
やがて字体にも慣れ、甥っ子の体験談に夢中になってゆきました。
世界遺産にも登録されている
ランスの大聖堂で起きた事件……それとも事故?
真実への鍵となるのは、シャガール作のステンドグラス?
好奇心旺盛な瞬一郎くんは
謎の解明にのめりこんでゆきますが……。
「ついついィたんていィ、しちゃうゥのでスねッ」
人名までもがすべて漢字表記!
には驚かされますが、ちゃあんとルビがふってあるので、
その点はご心配なく!
海埜警部補さんと同様、意外とすんなり読み進めるようになります。
小栗虫太郎さんの『黒死館殺人事件』をご存知の
ミステリファンさんならば、
お茶の子さいさい♪かもしれませんね。
異国らしい風情と雰囲気を大盛りに盛りこんだ
ペダンチックなミステリは、
ミステリ好きな方々に、
建築好きな方々にもおすすめです。
漢字パズル好きな御方も、ぜひ!
「かんじのォあらしにィ、あぷあぷゥッ!」