テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《セガンティーニ展》プチレポ!

2011-12-01 23:13:19 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 いきなりの寒波襲来となった今日、12月1日は、
 ちょこっとお出掛けしてまいりましたよ~!

「こんにちわッ、テディちゃでス! どこへェ、おでかけるでスかッ?」
「ぐるる!がるるぐるるぐるるぐる!」(←訳:虎です!寒いけど頑張って歩くぞ!)

 はい、お出掛け先は、こちらで~す!

  

 
    《 アルプスの画家 セガンティーニ ―光と山― 》展

 
 東京・新宿の損保ジャパン東郷青児美術館にて、
 会期は2011年11月23日~12月27日!
 (月曜日が休館日となっています。御注意下さい)

 以前からずっと、本物を見たいわ!と願っていた
 ジョヴァンニ・セガンティーニさん(1858~1899)の作品展が、
 やっと東京でも開催になったんですもの、
 行かなくちゃ!
 と、JRのトラブルにもめげず、到着してみれば……

「ひとがァ、いッぱいィ!」
「ぐるるぐるがるがる!」(←訳:悪天候なのに混んでる!)

 セガンティーニさん、日本でも愛されているのですね。
 出品されているのは、サン・モリッツのセガンティーニ美術館に収蔵されている作品、
 ミラノ近代美術館収蔵作品を中心に、
 油彩画、パステル画、コンテ、自筆の書簡など60余点が点字されています。

 初期のダークな色調の油彩画、
 天界のような“青”が眩しい山岳とそこでの暮らしを主題にした作品への変容は、
 パステル画家のルドンさんを想わせます。
 けれど、これはセガンティーニさん流のリアリズム、なんですよ。
 
「りありずむゥ?」
「がるぐるがるるるぐる?」(←訳:ロマン主義とかじゃなく?)

 19世紀のミラノやその近郊の町々は、
 煤煙や粉塵だらけだった、と考えられます。
 石炭と蒸気機関、ガス灯の時代、
 北イタリアの都市の空気は汚れきっていたことでしょう。
 
 比べるに、アルプスの山々は。

 澄んだ大気と、夏も雪が残る鋭利な峰を望む土地には、
 ガスの淀みも黒煙の濁りもありません。
 なんという解放感!

「そらはァ、あおくゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:満天の星も!)

 残念ながら、今回の展覧会には、
 セガンティーニさんの最高作とされる作品は出展されていないのですが、
 それでも、観る価値あり!の企画展である、と言えます。
 私ネーさがうっとりしたのは――

 

 ミュージアムショップで購入した↑こちらの絵ハガキは、
 『湖を渡るアヴェ・マリア(1886制作)』(今回は出展されていません)という
 セガンティーニさんの代表作のひとつなのです。
 この作品の別バージョンである
 『湖を渡るアヴェ・マリア(1890-92制作)』という画が展示されていて、
 長い時間見入ってしまいました。
 白黒の小さなサイズの素描ですので、
 会場ではあまり目立っておらず、
 そこがまた好ましい……!(←大げさです)

 年代ごとに順路を設け、
 作品の配置もゆったりしていて、
 スタッフの方々もとても親切で、と
 気持ちよく鑑賞できた展覧会でした。
 関東圏にお住まいのアート好きさんにおすすめ!ですよ~♪

 そして、今週末、新宿へ行くなら、こちらも!

  

 《タンタンの世界展&グッズコレクション》!

 新宿伊勢丹7階の催事場にて、
 12月5日まで!
 
「たんたんくんだァ~♪」
「ぐるるーがる!」(←訳:スノーウィー!)

 エルジェさんが描いた原画のコピーも展示されていて、
 タンタンシリーズのグッズも勢揃い!
 フィギュアが可愛かったわー!

「えいがもォ、いいけどッ!」
「ぐるるがるがるがるー!」(←訳:本物のタンタンも見てねー!)
 
 
コメント
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