こんにちは、ネーさです。
甲州街道沿いのイチョウさんたちは、
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と、このように黄色く染まって、散る寸前、ですよ~。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
おそらがァ、あおいィッ!」
「ぐるるー!がるがるる!」(←訳:虎ですー!冬の青だね!)
お出掛けには手袋を忘れずに!
ついでに帰宅時にも、手袋忘れてないわよね?と確認を。
でも読書タイムもお忘れなく~!
本日ご紹介いたしますのは、はいっ、こちら~!
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―― ハプスブルク家の人々 ――
著者は菊池良生さん、2009年11月に発行されました。
巻末の解説によれば、著者の菊池良生(きくち・よしお)さんは、
ドイツ・オーストリア文化史とオーストリア文学の専門家で、明治大学の教授さん!
ハプスブルク家に関する多くの著書をお持ちだそうですよ。
「ふァ~、おーすとりあぶんがくゥ!」
「がるるーぐるっるがるるる!」(←訳:ドドドっドイツ文化ですかー!)
ドイツ・オーストリア圏に君臨した統治者一族――
それが、ハプスブルク家。
ハプスブルク家の血を享けた皇帝、女帝、王さまたちは、
いったい何人に上ることか……。
大公さんや貴族さんたちまで含めれば、
冗談ではなく数え切れないほど、ですね。
そのハプスブルク一族のトップに立つのは、
神聖ローマ帝国(ドイツ帝国)の皇帝さんたち、
オーストリア皇帝さんたち、
スペイン王たち、
時にはハンガリーの王ともなり、
フランスの王族ともなった一握りの人びと。
著者・菊池さんは、
彼ら一握りのトップと、
トップの地位にあともう少し!まで迫った男たちの人生を
選り抜いた言葉で描写します。
「おうさまのォ、はなやかなァ、くらしぶりッ!」
「ぐるるがるがるぐる!」(←訳:絢爛たる宮廷生活!)
王さまライフは飲めや歌えやの気楽な毎日~♪……ではありません。
王冠あれば、また、王冠を狙う者あり。
領土あれば、隙をみて奪わんとする者あり。
戦争やら税金やら宗教やら革命やら、
心をすり減らさずにはいられないことばかり。
この御本の中で菊池さんが、
もっとも多く筆を費やし、
密かな共感をもって描き出そうと試みているのは、
マクシミリアン大公の生涯。
マクシミリアン、といっても分かりにくいかもしれませんが、
美貌で知られるエリザベート皇妃の義理の弟、
と説明すれば、手懸かりになるでしょうか?
「うむむッ! だいにんきのォ、おひめさまっ、でスねッ!」
「がるるるがるるぐるる!」(←訳:劇やミュージカルにもなった!)
皇帝の弟、ってどんな気持ちがするものなのでしょうか。
兄より数年、
もしも双子だったりした場合は僅か数分の差で、
自分の頭上から王冠が逃げてゆく、という気持ちは……。
帝王教育を受ける兄フランツ・ヨーゼフ一世の傍らで、
いったい何を待てばいいのか……
成人する日を?
それとも、兄が失脚する日を?
或いは、一族から永遠に解放される日を……?
皇位継承権を放棄してまで
マクシミリアンさんが向かったのは、新大陸のメキシコ。
実権など無きに等しい新皇帝の身に
ふりかかるドラマは――
「あうゥ~、おうさまにィ、うまれなくてェ、よかッたでス!」
「がるるーぐるがるる!」(←訳:フツーで良かった!)
ここは日本とちょっと似てるわね、と思ったり、
いやいや、こんなの日本では考えられないぞ~!と仰天もさせられて、
好奇心旺盛な歴史好きさん、
肖像画好きなアートマニアさんにもおすすめしたい一冊です。
「おそろしやッ、おうさまたちィッ!」
「がるぐるがる~!」(←訳:なんたる一族~!)
底知れぬ“王”たちのものがたり、
『ベルばら』ファンさんも、一読を!
甲州街道沿いのイチョウさんたちは、
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と、このように黄色く染まって、散る寸前、ですよ~。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
おそらがァ、あおいィッ!」
「ぐるるー!がるがるる!」(←訳:虎ですー!冬の青だね!)
お出掛けには手袋を忘れずに!
ついでに帰宅時にも、手袋忘れてないわよね?と確認を。
でも読書タイムもお忘れなく~!
本日ご紹介いたしますのは、はいっ、こちら~!
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―― ハプスブルク家の人々 ――
著者は菊池良生さん、2009年11月に発行されました。
巻末の解説によれば、著者の菊池良生(きくち・よしお)さんは、
ドイツ・オーストリア文化史とオーストリア文学の専門家で、明治大学の教授さん!
ハプスブルク家に関する多くの著書をお持ちだそうですよ。
「ふァ~、おーすとりあぶんがくゥ!」
「がるるーぐるっるがるるる!」(←訳:ドドドっドイツ文化ですかー!)
ドイツ・オーストリア圏に君臨した統治者一族――
それが、ハプスブルク家。
ハプスブルク家の血を享けた皇帝、女帝、王さまたちは、
いったい何人に上ることか……。
大公さんや貴族さんたちまで含めれば、
冗談ではなく数え切れないほど、ですね。
そのハプスブルク一族のトップに立つのは、
神聖ローマ帝国(ドイツ帝国)の皇帝さんたち、
オーストリア皇帝さんたち、
スペイン王たち、
時にはハンガリーの王ともなり、
フランスの王族ともなった一握りの人びと。
著者・菊池さんは、
彼ら一握りのトップと、
トップの地位にあともう少し!まで迫った男たちの人生を
選り抜いた言葉で描写します。
「おうさまのォ、はなやかなァ、くらしぶりッ!」
「ぐるるがるがるぐる!」(←訳:絢爛たる宮廷生活!)
王さまライフは飲めや歌えやの気楽な毎日~♪……ではありません。
王冠あれば、また、王冠を狙う者あり。
領土あれば、隙をみて奪わんとする者あり。
戦争やら税金やら宗教やら革命やら、
心をすり減らさずにはいられないことばかり。
この御本の中で菊池さんが、
もっとも多く筆を費やし、
密かな共感をもって描き出そうと試みているのは、
マクシミリアン大公の生涯。
マクシミリアン、といっても分かりにくいかもしれませんが、
美貌で知られるエリザベート皇妃の義理の弟、
と説明すれば、手懸かりになるでしょうか?
「うむむッ! だいにんきのォ、おひめさまっ、でスねッ!」
「がるるるがるるぐるる!」(←訳:劇やミュージカルにもなった!)
皇帝の弟、ってどんな気持ちがするものなのでしょうか。
兄より数年、
もしも双子だったりした場合は僅か数分の差で、
自分の頭上から王冠が逃げてゆく、という気持ちは……。
帝王教育を受ける兄フランツ・ヨーゼフ一世の傍らで、
いったい何を待てばいいのか……
成人する日を?
それとも、兄が失脚する日を?
或いは、一族から永遠に解放される日を……?
皇位継承権を放棄してまで
マクシミリアンさんが向かったのは、新大陸のメキシコ。
実権など無きに等しい新皇帝の身に
ふりかかるドラマは――
「あうゥ~、おうさまにィ、うまれなくてェ、よかッたでス!」
「がるるーぐるがるる!」(←訳:フツーで良かった!)
ここは日本とちょっと似てるわね、と思ったり、
いやいや、こんなの日本では考えられないぞ~!と仰天もさせられて、
好奇心旺盛な歴史好きさん、
肖像画好きなアートマニアさんにもおすすめしたい一冊です。
「おそろしやッ、おうさまたちィッ!」
「がるぐるがる~!」(←訳:なんたる一族~!)
底知れぬ“王”たちのものがたり、
『ベルばら』ファンさんも、一読を!