こんにちは、ネーさです。
悩みに悩んだ末、今日は……インフルエンザの予防接種を受けてきましたよ~!
2010年は接種後の副作用(副反応)にひどく苦しみましたが、
今回は大丈夫! 寒気も吐き気もありませ~ん!
「こんにちわゥ、テディちゃでスッ!
ちゅちゅちゅッ、ちゅうしゃァでスかッ、あわわッ!」
「がるる!ぐるがるぐるるがるるるー!」(←訳:虎です!痛くない注射があればー!)
痛くない注射……
風邪をソッコー治してくれる新薬……
人間は、つい夢を見ちゃう生きもの、なんですね。
では本日も、夢見がちな人間たちのドラマを、どうぞ~!
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―― 女神のタクト ――
著者は塩野武士(しおた・たけし)さん、2011年10月に発行されました。
規格はずれ?な棋士さんたちを描いた『盤上のアルファ』で
第五回小説現代長編新人賞、2011年の将棋ペンクラブ大賞を獲得した著者・塩野さんの、
この御本が第二作となります。
「ふむふむゥ~、しょうぎのォ、おはなしィ、でスかァ?」
「がるぐるぐるるがる~!」(←訳:じゃないみたいだよ~!)
風雲急を告げ、
駒が乱れ飛ぶ舞台は、くるりと背景を変え、
序章の幕が開けば……
そこは明石海峡大橋を遠くに望む舞子海岸。
輝く海。
ボートの音。
東の空にはカモメの群。
のどかで平和な眺め、ですが……。
でも、海岸に立って、主人公の矢吹明菜(やぶき・あきな)さんは
自分の現状をこう表現するのです。
《私は谷。谷底。》
「たッ? たにぞこォ??」
「ぐるるがるる~!」(←訳:なんか暗いよ~!)
矢吹さんが少しばかり暗くなっちゃってるのも、無理はありません。
現在、失業中。
先日、彼氏と別れてしまいました。
ここ舞子の海岸を歩いているのも、
あてどない旅の途中、
駅名に惹かれ、気まぐれに電車を降りたため。
しかし。
ぼんやり歩く砂浜で、
矢吹さんは拾います。
「ひろいものォ?
あはッ、わきゃッたでス! かいがらァ!」
「ぐるがるぐるっ?」(←訳:椰子の実とかっ?)
いいえ、
矢吹さんが拾ったのは、
出会い、でした。
和服姿で、イヤホンをつけ、砂の上にあぐらをかいて座っているおじいちゃん。
さらなる気まぐれで、
矢吹さんはそのおじいちゃんに
話しかけてみます。
何聴いてるんですか?
「えんかッ、かなァ~?」
「がるる?ぐる?」(←訳:都都逸?詩吟?)
おじいちゃんが聴いていたのは、
矢吹さんの心を揺さぶる“或るもの”でした。
様々な記憶を呼び起こすそれを耳にした瞬間、
気まぐれな出会いは運命的な出会いに変わります。
眠っていた矢吹さんの、目を覚まさせる出会いに。
ミステリ分野の作品ではありませんけれど(たぶん)、
序章以降の展開は、どうぞ御本で!
エンタ精神で突っ走る著者・塩田さんの、いえ、
明日を見据える主人公・矢吹さんの、
熱い右ストレートをビシバシ浴びてくださいな~♪
「じゃぶだッ、ふッくだッ!」
「がるるるぐるぐるがるるがるー!」(←訳:これボクシング漫画じゃないよー!)
悩みに悩んだ末、今日は……インフルエンザの予防接種を受けてきましたよ~!
2010年は接種後の副作用(副反応)にひどく苦しみましたが、
今回は大丈夫! 寒気も吐き気もありませ~ん!
「こんにちわゥ、テディちゃでスッ!
ちゅちゅちゅッ、ちゅうしゃァでスかッ、あわわッ!」
「がるる!ぐるがるぐるるがるるるー!」(←訳:虎です!痛くない注射があればー!)
痛くない注射……
風邪をソッコー治してくれる新薬……
人間は、つい夢を見ちゃう生きもの、なんですね。
では本日も、夢見がちな人間たちのドラマを、どうぞ~!
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―― 女神のタクト ――
著者は塩野武士(しおた・たけし)さん、2011年10月に発行されました。
規格はずれ?な棋士さんたちを描いた『盤上のアルファ』で
第五回小説現代長編新人賞、2011年の将棋ペンクラブ大賞を獲得した著者・塩野さんの、
この御本が第二作となります。
「ふむふむゥ~、しょうぎのォ、おはなしィ、でスかァ?」
「がるぐるぐるるがる~!」(←訳:じゃないみたいだよ~!)
風雲急を告げ、
駒が乱れ飛ぶ舞台は、くるりと背景を変え、
序章の幕が開けば……
そこは明石海峡大橋を遠くに望む舞子海岸。
輝く海。
ボートの音。
東の空にはカモメの群。
のどかで平和な眺め、ですが……。
でも、海岸に立って、主人公の矢吹明菜(やぶき・あきな)さんは
自分の現状をこう表現するのです。
《私は谷。谷底。》
「たッ? たにぞこォ??」
「ぐるるがるる~!」(←訳:なんか暗いよ~!)
矢吹さんが少しばかり暗くなっちゃってるのも、無理はありません。
現在、失業中。
先日、彼氏と別れてしまいました。
ここ舞子の海岸を歩いているのも、
あてどない旅の途中、
駅名に惹かれ、気まぐれに電車を降りたため。
しかし。
ぼんやり歩く砂浜で、
矢吹さんは拾います。
「ひろいものォ?
あはッ、わきゃッたでス! かいがらァ!」
「ぐるがるぐるっ?」(←訳:椰子の実とかっ?)
いいえ、
矢吹さんが拾ったのは、
出会い、でした。
和服姿で、イヤホンをつけ、砂の上にあぐらをかいて座っているおじいちゃん。
さらなる気まぐれで、
矢吹さんはそのおじいちゃんに
話しかけてみます。
何聴いてるんですか?
「えんかッ、かなァ~?」
「がるる?ぐる?」(←訳:都都逸?詩吟?)
おじいちゃんが聴いていたのは、
矢吹さんの心を揺さぶる“或るもの”でした。
様々な記憶を呼び起こすそれを耳にした瞬間、
気まぐれな出会いは運命的な出会いに変わります。
眠っていた矢吹さんの、目を覚まさせる出会いに。
ミステリ分野の作品ではありませんけれど(たぶん)、
序章以降の展開は、どうぞ御本で!
エンタ精神で突っ走る著者・塩田さんの、いえ、
明日を見据える主人公・矢吹さんの、
熱い右ストレートをビシバシ浴びてくださいな~♪
「じゃぶだッ、ふッくだッ!」
「がるるるぐるぐるがるるがるー!」(←訳:これボクシング漫画じゃないよー!)