こんにちは、ネーさです。
『きっぱりと冬がきた』と詩の一節でも呟きたくなるような寒さですね。
「こんにちわァ、テディちゃでスゥ! くうきィがァ、ぴりりッ!」
「がるる!ぐるぐるぐるがるがる!」(←訳:虎です!鼻の頭がヒリヒリしますよ!)
こんな寒さの一日は、空調快適♪な美術館へと逃げ込みましょう。
本日は、こちらの企画展へ、どうぞ~!
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―― 版画に観る印象派 ――
八王子市夢美術館にて、会期は2011年12月2日~2012年1月29日、
月曜日が休館日となっています(祝日の場合は開館し、翌日が休館)。
年末年始は、12月29日~1月3日が休館となっています。
御留意下さいね。
「いんしょうはッてェ、にほんではァ、だいにんきィ~でス!」
「がる~ぐるる?」(←訳:でも~版画ぁ?)
そうですね、
日本では、ことのほか人気が高い印象派の絵画……ですが、
こちらの企画展は、題名にありますように、
《版画》がテーマ。
言い換えちゃいますと……
《印象派の画家さんから絵具を取り上げたらどうなる?》
これが、裏テーマです!
「……うらァ???」
「……がるる?」(←訳:……本当ぉ?)
代表的な印象派の画家さんといえば、
ルノアールさん、モネさん、セザンヌさん……
彼らの油彩画を肉眼で鑑賞した経験をお持ちの方々には、お分かりでしょう――
絵具の量の、すごさ!
画布の上に重ねられた油絵具の厚みときたら、半端じゃありません!
塗って、塗って、塗りたくる、という感覚に近いわね。
実は、印象派が台頭してきた19世紀後半とは、
《画材革命》の時代でもありました。
チューブをきゅっと絞れば、鮮やかな色の絵具が出てくるとは!
もう自分で鉱石を砕いて色を調合する必要はないんだ!
なんて楽なんだろう~♪
職人的で煩瑣な作業から解放されて、画家さんたちは喜びました。
絵具を箱に入れて、戸外へ持ってゆくことが出来る喜び!
何百という色を意のままに使える喜び!
「うむッ! うれしィでスねッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:楽しそうだ!)
印象派芸術は、ですから、絵具あってのもの、とも言えます。
その印象派の画家さんたちが、
使用できる色数に制限のある《版画》に取り組むと……?
「どうなッたのでスかッ??」
「ぐるがるがるる!」(←訳:ちょっと不安!)
この展覧会では、『版画に見る印象派』とありますけれど、
印象派に含まれるか否か、
論考の余地がありそうな画家さんの版画作品も展示されています。
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ジャン=フランソワ・ミレーさんは、
代表作『種まく人』『落穂拾い』の版画ヴァージョンを制作。
彫刻家オーギュスト・ロダンさんの版画は、どこか彫像の下絵風。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックさんは、さすが!
版画の特性を知り尽くしています!
おお!
ルドンさんの版画も2点、ありますよ!
なんと深く美しい黒でしょう!
チラシに大きく掲載されているオーギュスト・ルノアールさんの版画は、
いかにもルノアールさん、な軽いタッチ。
そして、ポール・セザンヌさんの版画は……えーと、そのー、あのー……。
「なんだかァ、へんッ??」
「がるがるぐるるがるるー?」(←訳:どうしちゃったんだろー?)
巨匠セザンヌさんにも得手不得手はあった……のかもしれません。
しかし!
意外な御方が、“冴え”をみせてくれます。
ポール・ゴーギャンさんが版画を制作していたとは、知りませんでした。
しかも、カラー・リトグラフやエッチングではなく、
木版画です!
『ノアノア(かぐわしい)』『ナヴェ・ナヴェ・フェヌア(かぐわしき大地)』と題された2作品は、
制作数、現存数ともに少なく、
ゴーギャン作品としては珍しいもののようですが、
プリミィティヴな、力強くもある木版独特の味わいが素晴らしいんです!
アンリ・ファンタン=ラトゥールさんのリトグラフは、
ワーグナーのオペラに材をとったモノクロ作品。
良い意味で“挿絵”的な、
物語性の濃い、ロマン派風な版画です。
「ごーぎゃんさんッ、かちょいィでス!」
「ぐるるるるがるがるる!」(←訳:ちょこっとピカソみたい!)
日本の版画、浮世絵の影響が大きく感じられる、
印象派の時代の《版画》展、
特にゴーギャンさんの大ファン!という御方は、
2点の版画作品、必見ですよ~!
休日にでも、ぜひ!
「はちおうじィはァ、とおいィ~ッというおかたもォ」
「がるる!」(←訳:来てね!)
『きっぱりと冬がきた』と詩の一節でも呟きたくなるような寒さですね。
「こんにちわァ、テディちゃでスゥ! くうきィがァ、ぴりりッ!」
「がるる!ぐるぐるぐるがるがる!」(←訳:虎です!鼻の頭がヒリヒリしますよ!)
こんな寒さの一日は、空調快適♪な美術館へと逃げ込みましょう。
本日は、こちらの企画展へ、どうぞ~!
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―― 版画に観る印象派 ――
八王子市夢美術館にて、会期は2011年12月2日~2012年1月29日、
月曜日が休館日となっています(祝日の場合は開館し、翌日が休館)。
年末年始は、12月29日~1月3日が休館となっています。
御留意下さいね。
「いんしょうはッてェ、にほんではァ、だいにんきィ~でス!」
「がる~ぐるる?」(←訳:でも~版画ぁ?)
そうですね、
日本では、ことのほか人気が高い印象派の絵画……ですが、
こちらの企画展は、題名にありますように、
《版画》がテーマ。
言い換えちゃいますと……
《印象派の画家さんから絵具を取り上げたらどうなる?》
これが、裏テーマです!
「……うらァ???」
「……がるる?」(←訳:……本当ぉ?)
代表的な印象派の画家さんといえば、
ルノアールさん、モネさん、セザンヌさん……
彼らの油彩画を肉眼で鑑賞した経験をお持ちの方々には、お分かりでしょう――
絵具の量の、すごさ!
画布の上に重ねられた油絵具の厚みときたら、半端じゃありません!
塗って、塗って、塗りたくる、という感覚に近いわね。
実は、印象派が台頭してきた19世紀後半とは、
《画材革命》の時代でもありました。
チューブをきゅっと絞れば、鮮やかな色の絵具が出てくるとは!
もう自分で鉱石を砕いて色を調合する必要はないんだ!
なんて楽なんだろう~♪
職人的で煩瑣な作業から解放されて、画家さんたちは喜びました。
絵具を箱に入れて、戸外へ持ってゆくことが出来る喜び!
何百という色を意のままに使える喜び!
「うむッ! うれしィでスねッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:楽しそうだ!)
印象派芸術は、ですから、絵具あってのもの、とも言えます。
その印象派の画家さんたちが、
使用できる色数に制限のある《版画》に取り組むと……?
「どうなッたのでスかッ??」
「ぐるがるがるる!」(←訳:ちょっと不安!)
この展覧会では、『版画に見る印象派』とありますけれど、
印象派に含まれるか否か、
論考の余地がありそうな画家さんの版画作品も展示されています。
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ジャン=フランソワ・ミレーさんは、
代表作『種まく人』『落穂拾い』の版画ヴァージョンを制作。
彫刻家オーギュスト・ロダンさんの版画は、どこか彫像の下絵風。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックさんは、さすが!
版画の特性を知り尽くしています!
おお!
ルドンさんの版画も2点、ありますよ!
なんと深く美しい黒でしょう!
チラシに大きく掲載されているオーギュスト・ルノアールさんの版画は、
いかにもルノアールさん、な軽いタッチ。
そして、ポール・セザンヌさんの版画は……えーと、そのー、あのー……。
「なんだかァ、へんッ??」
「がるがるぐるるがるるー?」(←訳:どうしちゃったんだろー?)
巨匠セザンヌさんにも得手不得手はあった……のかもしれません。
しかし!
意外な御方が、“冴え”をみせてくれます。
ポール・ゴーギャンさんが版画を制作していたとは、知りませんでした。
しかも、カラー・リトグラフやエッチングではなく、
木版画です!
『ノアノア(かぐわしい)』『ナヴェ・ナヴェ・フェヌア(かぐわしき大地)』と題された2作品は、
制作数、現存数ともに少なく、
ゴーギャン作品としては珍しいもののようですが、
プリミィティヴな、力強くもある木版独特の味わいが素晴らしいんです!
アンリ・ファンタン=ラトゥールさんのリトグラフは、
ワーグナーのオペラに材をとったモノクロ作品。
良い意味で“挿絵”的な、
物語性の濃い、ロマン派風な版画です。
「ごーぎゃんさんッ、かちょいィでス!」
「ぐるるるるがるがるる!」(←訳:ちょこっとピカソみたい!)
日本の版画、浮世絵の影響が大きく感じられる、
印象派の時代の《版画》展、
特にゴーギャンさんの大ファン!という御方は、
2点の版画作品、必見ですよ~!
休日にでも、ぜひ!
「はちおうじィはァ、とおいィ~ッというおかたもォ」
「がるる!」(←訳:来てね!)