こんにちは、ネーさです。
片付けものをしていましたら……何年か前に愛用していた服が出てきました。
サイズ的に、きっともう着られないわよね~と思いつつ、
トライしてみると……おおおっ!
着れます! 問題なく着れちゃいましたよ~!(←喜びの舞!)
「こんにちわッ、テディちゃでス!
いッつァ、みらくるゥ~ッ!」
「がるる!がるるるぐる~る!」(←訳:虎です!信じられないよ~!)
は~い、冷たい言葉は気にしませんことよ。
上機嫌のまま、今日も読書タイ~ム!
本日は、こちらを、どうぞ~!
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―― メロディ・フェア ――
著者は宮下奈都(みやした・なつ)さん、2011年1月に発行されました。
前々回の記事で御紹介いたしました『女神のタクト』と共通しているのは、
女性を主人公とした小説、という点ですね。
主人公の、小宮山結乃(こみやま・よしの)さん。
職業は、ビューティパートナーです。
「びゅーてぃぱーとなッ??」
「がるるぅる~?」(←訳:それなぁに~?)
昔風の言い方をすれば、
ああ、それ!と分かる御方もおられるでしょうか。
美容部員さん、と。
デパートや化粧品専門店のコスメ売り場などのカウンターで、
接客を担当しているおねえさま方。
化粧品会社の美容部員さんのことを、
小宮山さんが勤務する会社では、
ビューティパートナーと呼ぶようですよ。
「うむうむッ、きれいなァおねえさんッ、いッぱいィ、いまスッ!」
「がるるぐるるぐるる!」(←訳:皆さんカッコいいよね!)
小宮山さんも、化粧品フロアの、カウンター内に立っています。
場所は、東京、ではなくて、
デパート、でもなくて。
小宮山さんの故郷の、
ショッピングモール。
田園の中の、巨大なショッピングモールの化粧品コーナーが
彼女の担当でした。
配属先を聞かされたときは、
小宮山さん、ずいぶんと憤ったものです。
なぜデパートじゃないの?
なぜショッピングセンター?
花形は、なんといってもデパートの売り場なのに~!
「ふァ~、そういうものォでスかッ」
「がるぐる!」(←訳:複雑だね!)
ワガママはいけない、
背伸びもいけない、
小宮山さんも、そう考えてはいるのです。
そう、接客業って難しい。
ショッピングモールへやって来るお客さまは、
本当に百人百様、年代も好みも買い物の仕方もさまざま。
先輩の美容部員さんを指名するお客さんの方が、断然多いし……。
それにまた、化粧品を売るというこのお仕事にも、
時々、いえ、いつも、
迷いを感じざるを得ない……。
よそおう。
紅をさす。
それは、ひとにとって、特別なことなのだ――
「まゆげをォ、かいてッ」
「ぐるぐるがるがる!」(←訳:睫毛もくるりん!)
ショッピングモールに流れるのは『メロディ・フェア』。
映画のテーマ音楽としてよく知られ、
今も愛されている名曲に乗せて、
小宮山さんの迷いは深まってゆくようですが――
何百年も前には、こんな職業はなかったよね、
こういうお仕事や、技術、職種も、
昔むかしには無かったもの、だろうなあ。
それが現在は……
そんな風に《職業》を、
また、日々の暮らしのあれこれを、
新たに見つめ直させてくれる物語です。
美容部員?
オトコのオレには関係ないって~とは言わず、
男性活字マニアさんも、一読を!
「めろでぃふぇあッ、よいィうたでス!」
「がるるぐるがるるるる~♪」(←訳:想い出しながら読んでね~♪)
片付けものをしていましたら……何年か前に愛用していた服が出てきました。
サイズ的に、きっともう着られないわよね~と思いつつ、
トライしてみると……おおおっ!
着れます! 問題なく着れちゃいましたよ~!(←喜びの舞!)
「こんにちわッ、テディちゃでス!
いッつァ、みらくるゥ~ッ!」
「がるる!がるるるぐる~る!」(←訳:虎です!信じられないよ~!)
は~い、冷たい言葉は気にしませんことよ。
上機嫌のまま、今日も読書タイ~ム!
本日は、こちらを、どうぞ~!

―― メロディ・フェア ――
著者は宮下奈都(みやした・なつ)さん、2011年1月に発行されました。
前々回の記事で御紹介いたしました『女神のタクト』と共通しているのは、
女性を主人公とした小説、という点ですね。
主人公の、小宮山結乃(こみやま・よしの)さん。
職業は、ビューティパートナーです。
「びゅーてぃぱーとなッ??」
「がるるぅる~?」(←訳:それなぁに~?)
昔風の言い方をすれば、
ああ、それ!と分かる御方もおられるでしょうか。
美容部員さん、と。
デパートや化粧品専門店のコスメ売り場などのカウンターで、
接客を担当しているおねえさま方。
化粧品会社の美容部員さんのことを、
小宮山さんが勤務する会社では、
ビューティパートナーと呼ぶようですよ。
「うむうむッ、きれいなァおねえさんッ、いッぱいィ、いまスッ!」
「がるるぐるるぐるる!」(←訳:皆さんカッコいいよね!)
小宮山さんも、化粧品フロアの、カウンター内に立っています。
場所は、東京、ではなくて、
デパート、でもなくて。
小宮山さんの故郷の、
ショッピングモール。
田園の中の、巨大なショッピングモールの化粧品コーナーが
彼女の担当でした。
配属先を聞かされたときは、
小宮山さん、ずいぶんと憤ったものです。
なぜデパートじゃないの?
なぜショッピングセンター?
花形は、なんといってもデパートの売り場なのに~!
「ふァ~、そういうものォでスかッ」
「がるぐる!」(←訳:複雑だね!)
ワガママはいけない、
背伸びもいけない、
小宮山さんも、そう考えてはいるのです。
そう、接客業って難しい。
ショッピングモールへやって来るお客さまは、
本当に百人百様、年代も好みも買い物の仕方もさまざま。
先輩の美容部員さんを指名するお客さんの方が、断然多いし……。
それにまた、化粧品を売るというこのお仕事にも、
時々、いえ、いつも、
迷いを感じざるを得ない……。
よそおう。
紅をさす。
それは、ひとにとって、特別なことなのだ――
「まゆげをォ、かいてッ」
「ぐるぐるがるがる!」(←訳:睫毛もくるりん!)
ショッピングモールに流れるのは『メロディ・フェア』。
映画のテーマ音楽としてよく知られ、
今も愛されている名曲に乗せて、
小宮山さんの迷いは深まってゆくようですが――
何百年も前には、こんな職業はなかったよね、
こういうお仕事や、技術、職種も、
昔むかしには無かったもの、だろうなあ。
それが現在は……
そんな風に《職業》を、
また、日々の暮らしのあれこれを、
新たに見つめ直させてくれる物語です。
美容部員?
オトコのオレには関係ないって~とは言わず、
男性活字マニアさんも、一読を!
「めろでぃふぇあッ、よいィうたでス!」
「がるるぐるがるるるる~♪」(←訳:想い出しながら読んでね~♪)