こんにちは、ネーさです。
ついにドラマ『坂の上の雲』第三部の放送が始まりましたね!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
うたがァ、よいィのでスゥ~♪」
「がるる!ぐるがるぐるがるるるる!」(←訳:虎です!エンディングの歌だよ!)
久石譲さん作曲、小山薫堂さん作詞の『Stand Alone』、
ドラマのエンディングに流れるこの楽曲に、ぜひ耳を澄ませてくださいな~!
では、ここからは本日の読書タイムの、始まり始まり~♪
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―― 本を愛しなさい ――
著者は長田弘さん、2007年4月に発行されました。
表紙を飾るエドワード・ホッパーさんの画『Room in Brocklyn』が印象的なこちらの御本を、
はて、どうジャンル分けしたらよいのでしょうか?
私ネーさ、大いに迷っております。
「しょうせつゥ、でスかッ?」
「がるーぐるる?」(←訳:随筆ですかー?)
ジャンル分け、なんて気にしてはいないのですが、
書店さんで目当ての一冊を探し出そう!というときには、
ある程度は把握していないと困る場合もあります。
この御本について、
著者の長田さんは巻末の『あとがき』に
このように書いておられます。
―― わが愛する本とその書き手たちの肖像画を書きたい ――
それが、この御本の十篇を書き継いだときの動機であった、と。
また、
―― 肖像画は、小伝である。――
とも述べておられます。
ならば、
『小伝記集』として御紹介するのが最適、かもしれませんね。
「ふむふむゥ、でんきィ~?」
「ぐるがるるがるるぐる~」(←訳:ノンフィクションかあ~)
長田さんが愛する《本》の書き手さん、とは
W・H・オーデンさん、
ガートルード・スタインさん、
コンラッド・エイキンさん、
ベルトルト・ブレヒトさん、
オルダス・ハックスリーさん……
書き手さんたちの、
一瞬を、一分を、一時間を、あるいは一生を切りとった『小伝』は、
長田さんの眼差しの優しさに包まれていて、
読んでいるうち、ふっと疑いたくなります。
これは伝記なのだろうか?
現実でありながら、
本当の出来事というにはあまりに儚く、脆く、ぼんやりとやわらかく、
8ミリフィルムのショートムービーを観ているかのような、
現実離れした感覚が湧きあがる……?
「ふしぎなァ、よみごこちィッ!」
「がるるぐる!」(←訳:幻想的だね!)
20世紀の文学史に名を刻み、
いまもその言葉、その著作をもって世界を静かに動かす書き手――作家さんたち。
私ネーさが惹かれたのは
『ラニアンさん』という章です。
ミュージカル『野郎どもと女たち』原作者のデイモン・ラニアンさんは、
ニューヨークの街をこよなく愛した文筆家さんでした。
日本ではラニアンさんはあまり知られておらず、
邦訳作品はごく僅か……
資料もないし……
ラニアンさんてどんな人だったのかしら?と、
常々もどかしい思いをしてきたのですが、
この御本の『ラニアンさん』に出会えて、
初めて作家デイモン・ラニアン氏の背中が見えてきたような気がします。
そうだったんですか、
ラニアンさんて、こういう御方だったんですか……。
「なぞがァ、ちょッぴりィ、とけましたでスゥ!」
「がるるるーぐるがるるぐるがる!」(←訳:解けたけど、まだまだ、奥は深いよ!)
すべての活字マニアさんにおすすめしたいこの御本、
『あとがき』の最後に著者・長田さんが記したこの言葉を掲げて、
締め括ることといたしましょう。
―― 本を愛する人なしにこの本はなかった ――
ついにドラマ『坂の上の雲』第三部の放送が始まりましたね!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
うたがァ、よいィのでスゥ~♪」
「がるる!ぐるがるぐるがるるるる!」(←訳:虎です!エンディングの歌だよ!)
久石譲さん作曲、小山薫堂さん作詞の『Stand Alone』、
ドラマのエンディングに流れるこの楽曲に、ぜひ耳を澄ませてくださいな~!
では、ここからは本日の読書タイムの、始まり始まり~♪

―― 本を愛しなさい ――
著者は長田弘さん、2007年4月に発行されました。
表紙を飾るエドワード・ホッパーさんの画『Room in Brocklyn』が印象的なこちらの御本を、
はて、どうジャンル分けしたらよいのでしょうか?
私ネーさ、大いに迷っております。
「しょうせつゥ、でスかッ?」
「がるーぐるる?」(←訳:随筆ですかー?)
ジャンル分け、なんて気にしてはいないのですが、
書店さんで目当ての一冊を探し出そう!というときには、
ある程度は把握していないと困る場合もあります。
この御本について、
著者の長田さんは巻末の『あとがき』に
このように書いておられます。
―― わが愛する本とその書き手たちの肖像画を書きたい ――
それが、この御本の十篇を書き継いだときの動機であった、と。
また、
―― 肖像画は、小伝である。――
とも述べておられます。
ならば、
『小伝記集』として御紹介するのが最適、かもしれませんね。
「ふむふむゥ、でんきィ~?」
「ぐるがるるがるるぐる~」(←訳:ノンフィクションかあ~)
長田さんが愛する《本》の書き手さん、とは
W・H・オーデンさん、
ガートルード・スタインさん、
コンラッド・エイキンさん、
ベルトルト・ブレヒトさん、
オルダス・ハックスリーさん……
書き手さんたちの、
一瞬を、一分を、一時間を、あるいは一生を切りとった『小伝』は、
長田さんの眼差しの優しさに包まれていて、
読んでいるうち、ふっと疑いたくなります。
これは伝記なのだろうか?
現実でありながら、
本当の出来事というにはあまりに儚く、脆く、ぼんやりとやわらかく、
8ミリフィルムのショートムービーを観ているかのような、
現実離れした感覚が湧きあがる……?
「ふしぎなァ、よみごこちィッ!」
「がるるぐる!」(←訳:幻想的だね!)
20世紀の文学史に名を刻み、
いまもその言葉、その著作をもって世界を静かに動かす書き手――作家さんたち。
私ネーさが惹かれたのは
『ラニアンさん』という章です。
ミュージカル『野郎どもと女たち』原作者のデイモン・ラニアンさんは、
ニューヨークの街をこよなく愛した文筆家さんでした。
日本ではラニアンさんはあまり知られておらず、
邦訳作品はごく僅か……
資料もないし……
ラニアンさんてどんな人だったのかしら?と、
常々もどかしい思いをしてきたのですが、
この御本の『ラニアンさん』に出会えて、
初めて作家デイモン・ラニアン氏の背中が見えてきたような気がします。
そうだったんですか、
ラニアンさんて、こういう御方だったんですか……。
「なぞがァ、ちょッぴりィ、とけましたでスゥ!」
「がるるるーぐるがるるぐるがる!」(←訳:解けたけど、まだまだ、奥は深いよ!)
すべての活字マニアさんにおすすめしたいこの御本、
『あとがき』の最後に著者・長田さんが記したこの言葉を掲げて、
締め括ることといたしましょう。
―― 本を愛する人なしにこの本はなかった ――