テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

トリック、走ってます!

2014-07-03 21:30:11 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 むむッ! さすけッ、すごォ~いッ!」
「がるる!ぐるるーるがるぅ!」(←訳:虎です!アスリートだねぇ!)

 こんにちは、ネーさです。
 いやー、TVの『SASUKE』見てたんですけどね、
 ハイパーな運動神経の持ち主さんたちに拍手!
 本日の読書タイムも、あれっくらいガンバんなくちゃ!ってことで、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~!

  



             ―― ベスト本格ミステリ2014 ――



 選・編者は本格ミステリ作家クラブの皆さん、2014年6月に発行されました。
 御本冒頭の、本格ミステリ作家クラブ会長・法月綸太郎さんによる『序』ののち、
 私たち読み手を迎えてくれるのは、
 短編小説9作品、
 評論1編、
 解説1編、
 ミステリ作家クラブ活動報告、というコンテンツ。

「よみごたえェ、あるのはァ、やぱりィ!」
「ぐるぅ!」(←訳:小説ぅ!)

 そうね、収録されている9作品の作家さんを掲載順に御紹介しますと、
 岩下悠子さん、山田彩人さん、
 相沢沙呼さん、遠藤武文さん、
 明神しじま さん、円居 挽さん、
 歌野晶午さん、深山亮さん、深木章子さん。

 え~、あくまで個人的な感想なのですが、
 おおっ!そう来たか!と感心させられたのは、
 明神しじまさんの作品
 『あれは子どものための歌』。
 
「あれッ? これはァ~…?」
「がぅるるるぅ?」(←訳:ファンタジィ?)

 物語の舞台は、異世界……みたいですね?
 登場人物さんたちもファンタジック、いえ、どこかお伽噺のような、
 不思議な来歴の不思議な人びと。
 美声を失った歌手さん。
 金髪の、謎の男。
 そして……魔法使い??

「みんなァ、しょうたいィ~ふめいッ!」
「ぐるるっ!」(←訳:怪しいっ!)

 妖しさと怪しさがプンプン匂う幻像世界のミステリ、
 本格ミステリ好きさんは必読です!

 って、まだ終わりじゃありませんよ。
 千街晶之さんの評論
 『本邦ミステリドラマ界の紳士淑女録』も傑作です!

「どらまァ、でスかッ?」
「がるる!」(←訳:斬新だ!)

 日頃はあまり注目を浴びない、
 ミステリドラマの脚本家さんたちに焦点を絞った評論は、
 貴重であり、新鮮でもあります。
 こういった評論作品は
 もっと読んでみたいわね!

「こんごにィ、きたいッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:期待しまくり!)

 と、本日はミステリを読まない活字マニアさんには、
 何のこっちゃ?
 な御案内になってしまいましたが、
 本屋さんで見かけたら(とりあえずは)手に取ってみてくださいね。
 おすすめの一冊ですよ♪




 
コメント
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