「こんにちわッ、テディちゃでスゥ~!
どォ~いィ~つゥ~がァ~…」
「がるる!ぐっるがるる!」(←訳:虎です!やっぱ来たね!)
こんにちは、ネーさです。
結局ドイツが決勝に行っちゃうの?と彼らの強さにビビリながら、
本日も、前回記事に続いて“夏”らしい読書タイムを!
こちらの御本で、さあ、鳥肌の世界へ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/e6/96cff139e10dd818fe5293b23567112f.jpg)
―― 暗い越流 ――
著者は若竹七海(わかたけ・ななみ)さん、2014年3月に発行されました。
ミステリです。
短編ミステリ5作品で構成された、連作ミステリ集です。
ミステリ、なんですけれど、これが……
怖~いっ!!!
「ひィッ! まさかッ?!?」
「ぐぐぐぐるーがるるっ」(←訳:ほほほホラーですかっ)
いえ、ミステリなんですってば。
ただね、怖いんです。
読後感が尋常じゃなく怖いんです。
5作品、それぞれがそれぞれの持ち味で
背筋ひ~んやり……な中、
多層的な怖さを放っているのは、
表題作品『暗い越流』ですかしら。
日本推理作家協会賞〈短編部門〉を受賞した!という一事からも、
そのクオリティの高さは明らかですね。
主役は、或る死刑囚――
「ひいいィ~ッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:始まりから怖い!)
いえ、或る死刑囚に宛てた手紙、が
この作品の主役、というか、物語を動かすチカラ、なのです。
世間からひどく憎まれている死刑囚に寄せられたのは、
がんばってください、
あなたには私がついてます、などと書かれた
ファンレター、のように読めなくもない手紙。
が、死刑囚の弁護を担当している弁護士さんは迷います。
米国などではよくあるらしい、
収監中の囚人への恋文……
この手紙もそういった類のものなのでしょうか?
それとも、嫌がらせか、何かの罠なのか?
「むうゥ、いやがらせェ、でスかッ?」
「ぐるるる!」(←訳:たぶん罠!)
弁護士さんはリサーチャー(調査員)さんに
事態の究明を託しました。
手紙の送り主の真意は?
なぜこんなファンレターを書いたのか?
リサーチャーさんの調査は
やがて、冷や汗も凍りつくような暗闇へ……
「うぎゃああッ!」
「がるる~!」(←訳:やめて~!)
ミステリなのです。
ミステリ、なのですが、夏につきものの怪談にも比肩する、
この怖さ。
表題作『暗い越流』の他にも
『蠅男』、『幸せの家』、『狂酔』、『道楽者の金庫』、
著者・若竹さんのセンスが光る、
怖いけれど途中で読むのは止められない傑作揃いです。
真夏の夜の読書タイムに、ぜひ~!
「うぐぐッ、ねむれなくなるゥ~!」
「ぐるるがるる!」(←訳:昼間に読もう!)
どォ~いィ~つゥ~がァ~…」
「がるる!ぐっるがるる!」(←訳:虎です!やっぱ来たね!)
こんにちは、ネーさです。
結局ドイツが決勝に行っちゃうの?と彼らの強さにビビリながら、
本日も、前回記事に続いて“夏”らしい読書タイムを!
こちらの御本で、さあ、鳥肌の世界へ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/e6/96cff139e10dd818fe5293b23567112f.jpg)
―― 暗い越流 ――
著者は若竹七海(わかたけ・ななみ)さん、2014年3月に発行されました。
ミステリです。
短編ミステリ5作品で構成された、連作ミステリ集です。
ミステリ、なんですけれど、これが……
怖~いっ!!!
「ひィッ! まさかッ?!?」
「ぐぐぐぐるーがるるっ」(←訳:ほほほホラーですかっ)
いえ、ミステリなんですってば。
ただね、怖いんです。
読後感が尋常じゃなく怖いんです。
5作品、それぞれがそれぞれの持ち味で
背筋ひ~んやり……な中、
多層的な怖さを放っているのは、
表題作品『暗い越流』ですかしら。
日本推理作家協会賞〈短編部門〉を受賞した!という一事からも、
そのクオリティの高さは明らかですね。
主役は、或る死刑囚――
「ひいいィ~ッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:始まりから怖い!)
いえ、或る死刑囚に宛てた手紙、が
この作品の主役、というか、物語を動かすチカラ、なのです。
世間からひどく憎まれている死刑囚に寄せられたのは、
がんばってください、
あなたには私がついてます、などと書かれた
ファンレター、のように読めなくもない手紙。
が、死刑囚の弁護を担当している弁護士さんは迷います。
米国などではよくあるらしい、
収監中の囚人への恋文……
この手紙もそういった類のものなのでしょうか?
それとも、嫌がらせか、何かの罠なのか?
「むうゥ、いやがらせェ、でスかッ?」
「ぐるるる!」(←訳:たぶん罠!)
弁護士さんはリサーチャー(調査員)さんに
事態の究明を託しました。
手紙の送り主の真意は?
なぜこんなファンレターを書いたのか?
リサーチャーさんの調査は
やがて、冷や汗も凍りつくような暗闇へ……
「うぎゃああッ!」
「がるる~!」(←訳:やめて~!)
ミステリなのです。
ミステリ、なのですが、夏につきものの怪談にも比肩する、
この怖さ。
表題作『暗い越流』の他にも
『蠅男』、『幸せの家』、『狂酔』、『道楽者の金庫』、
著者・若竹さんのセンスが光る、
怖いけれど途中で読むのは止められない傑作揃いです。
真夏の夜の読書タイムに、ぜひ~!
「うぐぐッ、ねむれなくなるゥ~!」
「ぐるるがるる!」(←訳:昼間に読もう!)