「こんにちわゥ、テディちゃでス!
たいふうッ、こわいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!ボクも怖い!)
こんにちは、ネーさです。
台風8号の凄さは海外でもニュースになっているようです。
どうか被害が出ませんように……と祈りながら、
風雨に負けじ!の読書タイム、
本日は、こちらのフィクション作品を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/56/30e32cb2bb8fe3a9448bed868d0704b8.jpg)
―― 食堂つばめ ――
著者は矢崎存美(やざき・ありみ)さん、2013年5月に発行されました。
ピンクのブタ型ぬいぐるみ?がセンセーションを起こす《ぶたぶた》シリーズが人気の
著者・矢崎さんによる、
こちらの御本の主人公は……
とりあえず人間です!
「えッ、ぶたさんじゃァ、ないのォ?」
「ぐるるるるがる~!」(←訳:ぶたさんがいい~!)
大丈夫、
可愛いブタさんではないけれど、
主人公の人間、
柳井秀晴(やない・ひではる)くんは
充分に変わってる、というか、
変わった体験をすることになりました。
目を開けると、列車の中。
新幹線のような車両の座席に、彼はいます。
おかしいな?
いつ乗ったんだろう?
俺、出張……してる、のかな?
「おぼえてないィのッ??」
「がるぐるる~!」(←訳:気を確かに~!)
ふわふわ、ぼんやりした心地のまま、
秀晴くんは、ふと思います。
車内販売、ないのかな?
おいしいもの、食べたいな。
「あッ、そのきもちィ、わかるゥでス!」
「ぐるるっるがるぐるるる!」(←訳:列車旅ってお腹すくんだ!)
ぐーぐー鳴るお腹を抱え、
席を立つ秀晴くん。
しかし、実は、これが運命の大きな分岐点だったのでした。
彼が乗っているのは、この世を走る列車ではなかったのです。
何もせぬまま乗り続けていたら……
探し当てた食堂車で
美味しい玉子サンドイッチをパクリと頬張らなかったら……
病院で蘇生することもなかったでしょう。
「ええッ? びょういんッ?!?」
「がるぐっるる?!?」(←訳:危篤だったの?!?)
危篤を脱し、病も癒えた秀晴くんは
ホッとしつつも、悟ります。
俺は、臨死体験をした、のらしい。
うん、こっちに戻ってこられてよかった、けれど、
………………
あの玉子サンドが忘れられない!
「……まじィでッ?」
「ぐるがるるる~」(←訳:本気みたいだ~)
《食》への執念?こだわり?は生死の境界線をも超える、のでしょうか。
秀晴くん、あの玉子サンドに再会することになります。
とても不思議なかたちで、
不思議な人びとの手で――
ジャンル的にはファンタジー、に分類されるのかもしれませんが、
ユニークな《食》小説でもあるこの御本、
好評を得て、既に続巻も刊行されているそうです♪
秀晴くんの気持ちが解る食いしん坊な活字マニアさんは、
夏の読書タイムに、ぜひ一読を!
「……なんだかァ、たべたくゥなッてきたでス!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:最高の玉子サンド!)
サンドイッチマニアさんにも、おすすめ、ですね。
たいふうッ、こわいィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!ボクも怖い!)
こんにちは、ネーさです。
台風8号の凄さは海外でもニュースになっているようです。
どうか被害が出ませんように……と祈りながら、
風雨に負けじ!の読書タイム、
本日は、こちらのフィクション作品を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/56/30e32cb2bb8fe3a9448bed868d0704b8.jpg)
―― 食堂つばめ ――
著者は矢崎存美(やざき・ありみ)さん、2013年5月に発行されました。
ピンクのブタ型ぬいぐるみ?がセンセーションを起こす《ぶたぶた》シリーズが人気の
著者・矢崎さんによる、
こちらの御本の主人公は……
とりあえず人間です!
「えッ、ぶたさんじゃァ、ないのォ?」
「ぐるるるるがる~!」(←訳:ぶたさんがいい~!)
大丈夫、
可愛いブタさんではないけれど、
主人公の人間、
柳井秀晴(やない・ひではる)くんは
充分に変わってる、というか、
変わった体験をすることになりました。
目を開けると、列車の中。
新幹線のような車両の座席に、彼はいます。
おかしいな?
いつ乗ったんだろう?
俺、出張……してる、のかな?
「おぼえてないィのッ??」
「がるぐるる~!」(←訳:気を確かに~!)
ふわふわ、ぼんやりした心地のまま、
秀晴くんは、ふと思います。
車内販売、ないのかな?
おいしいもの、食べたいな。
「あッ、そのきもちィ、わかるゥでス!」
「ぐるるっるがるぐるるる!」(←訳:列車旅ってお腹すくんだ!)
ぐーぐー鳴るお腹を抱え、
席を立つ秀晴くん。
しかし、実は、これが運命の大きな分岐点だったのでした。
彼が乗っているのは、この世を走る列車ではなかったのです。
何もせぬまま乗り続けていたら……
探し当てた食堂車で
美味しい玉子サンドイッチをパクリと頬張らなかったら……
病院で蘇生することもなかったでしょう。
「ええッ? びょういんッ?!?」
「がるぐっるる?!?」(←訳:危篤だったの?!?)
危篤を脱し、病も癒えた秀晴くんは
ホッとしつつも、悟ります。
俺は、臨死体験をした、のらしい。
うん、こっちに戻ってこられてよかった、けれど、
………………
あの玉子サンドが忘れられない!
「……まじィでッ?」
「ぐるがるるる~」(←訳:本気みたいだ~)
《食》への執念?こだわり?は生死の境界線をも超える、のでしょうか。
秀晴くん、あの玉子サンドに再会することになります。
とても不思議なかたちで、
不思議な人びとの手で――
ジャンル的にはファンタジー、に分類されるのかもしれませんが、
ユニークな《食》小説でもあるこの御本、
好評を得て、既に続巻も刊行されているそうです♪
秀晴くんの気持ちが解る食いしん坊な活字マニアさんは、
夏の読書タイムに、ぜひ一読を!
「……なんだかァ、たべたくゥなッてきたでス!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:最高の玉子サンド!)
サンドイッチマニアさんにも、おすすめ、ですね。