「こんにちわッ、テディちゃでッス!
てきちでェ、しょうりィ~!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!完封です!)
こんにちは、ネーさです。
いただきました、アウェーゴール!
確実に1勝を挙げた我らがユヴェントス、
見えてきましたよ決勝の大舞台が!
おっと、今から浮かれてはならじと自分を戒めつつ、
さあ、GW只中の本日も、読書タイムを、どうぞ~♪

―― ギリシア人の物語Ⅱ ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、2017年1月に発行されました。
《ギリシア人の物語》シリーズの二作目となるこの御本には、
『民主政の成熟と崩壊』と巻題名が付されています。
「ふむふむッ! だいいッかんはァ、たたかいィでしたッ!」
「ぐるる!」(←訳:300!)
そうですね、
『Ⅰ』の《民主政のはじまり》では、
映画『300(スリーハンドレッド)』でも描かれた
ギリシア連合軍がアケメネス朝ペルシアと闘うペルシア戦役が
《物語》の根幹となっていました。
そして、この『Ⅱ』では、
ひとりの政治家が《物語》の柱となっています。
御本の表紙にもなっている、
その人の名は――ペリクレスさん(紀元前495?~紀元前429年)。
「はなすじィ、まッすぐゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:目元キリリ!)
著者・塩野さんによれば、
古代で三大美男とされていたのは、
このアテネ生まれのペリクレスさんと、
ソクラテスさんの弟子で政治家のアルキビアデスさん、
そしてローマ帝国初代皇帝のアウグストゥスさん。
「ほほゥ? はんさむゥ?」
「ぐぅるがるるる!」(←訳:じゃあ人気者だ!)
現代には、
見た目が良くて女性に人気大、という政治家さんも
おられるようですが、
古代ギリシャもその点では似ています。
容姿の美しさ。
それこそがギリシア世界のアイドルになる条件!
「ふァ? ほんとにィ??」
「がるるぐるるぅ?」(←訳:それでいいのぉ?)
周辺には都市国家がひしめき、
ただし、“十人よればすぐさま二派に分れて争う”
というギリシア人たち。
ことに、アテナイの民衆は《理》を重んじます。
美男政治家ペリクレスさんは
そんな彼らを
どうやって動かし、
率いてゆくか。
「うむゥ! それはァ、きッとォ~」
「ぐる!」(←訳:演説!)
ええ、演説の名手とは、まさに
ペリクレスさんを指すものでしょう。
言葉の力で、人々をまとめる。
誘導させ、賛同させる――
御本の第一部『ペリクレス時代』では、
ペリクレスさんの驚異的な政治手腕が
緻密に語られます。
「みんしゅゥしゅぎィ、はつどうゥしたのでス!」
「がるぐるるぐる!」(←訳:その影響は今も!)
2000年を超えて世界に爪痕を残す大政治家、
ペリクレスさん。
しかし、その演説は現代でも政治家に手本とされるほどの
偉人さんであろうとも、
永遠の生命は持ち得ません。
ペリクレスさんが没した後、
都市アテネが進むのは?
アテネのライバル都市たちが選ぶ道は?
「ううッ! あやしィかぜがッ?」
「ぐるるる!」(←訳:風雲急だ!)
著者・塩野さんは古代ギリシアの政治、
都市国家を俎上に乗せ、
また、古代ギリシアの文化のありようも追いかけます。
女性の社会進出なんて気配すらない、
完全に男性が仕切る社会。
だからこそ、ペリクレスさん以後のギリシア世界は
より苛烈な政争・戦争へと染まってゆくのか……?
「びッくりのォ、せんそうつづきィ?」
「がるぐるるる!」(←訳:背筋冷えます!)
歴史好きな御方は必読の力作です。
時間をかけて、
ゆっくり、じっくり、お読みくださいね!
てきちでェ、しょうりィ~!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!完封です!)
こんにちは、ネーさです。
いただきました、アウェーゴール!
確実に1勝を挙げた我らがユヴェントス、
見えてきましたよ決勝の大舞台が!
おっと、今から浮かれてはならじと自分を戒めつつ、
さあ、GW只中の本日も、読書タイムを、どうぞ~♪

―― ギリシア人の物語Ⅱ ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、2017年1月に発行されました。
《ギリシア人の物語》シリーズの二作目となるこの御本には、
『民主政の成熟と崩壊』と巻題名が付されています。
「ふむふむッ! だいいッかんはァ、たたかいィでしたッ!」
「ぐるる!」(←訳:300!)
そうですね、
『Ⅰ』の《民主政のはじまり》では、
映画『300(スリーハンドレッド)』でも描かれた
ギリシア連合軍がアケメネス朝ペルシアと闘うペルシア戦役が
《物語》の根幹となっていました。
そして、この『Ⅱ』では、
ひとりの政治家が《物語》の柱となっています。
御本の表紙にもなっている、
その人の名は――ペリクレスさん(紀元前495?~紀元前429年)。
「はなすじィ、まッすぐゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:目元キリリ!)
著者・塩野さんによれば、
古代で三大美男とされていたのは、
このアテネ生まれのペリクレスさんと、
ソクラテスさんの弟子で政治家のアルキビアデスさん、
そしてローマ帝国初代皇帝のアウグストゥスさん。
「ほほゥ? はんさむゥ?」
「ぐぅるがるるる!」(←訳:じゃあ人気者だ!)
現代には、
見た目が良くて女性に人気大、という政治家さんも
おられるようですが、
古代ギリシャもその点では似ています。
容姿の美しさ。
それこそがギリシア世界のアイドルになる条件!
「ふァ? ほんとにィ??」
「がるるぐるるぅ?」(←訳:それでいいのぉ?)
周辺には都市国家がひしめき、
ただし、“十人よればすぐさま二派に分れて争う”
というギリシア人たち。
ことに、アテナイの民衆は《理》を重んじます。
美男政治家ペリクレスさんは
そんな彼らを
どうやって動かし、
率いてゆくか。
「うむゥ! それはァ、きッとォ~」
「ぐる!」(←訳:演説!)
ええ、演説の名手とは、まさに
ペリクレスさんを指すものでしょう。
言葉の力で、人々をまとめる。
誘導させ、賛同させる――
御本の第一部『ペリクレス時代』では、
ペリクレスさんの驚異的な政治手腕が
緻密に語られます。
「みんしゅゥしゅぎィ、はつどうゥしたのでス!」
「がるぐるるぐる!」(←訳:その影響は今も!)
2000年を超えて世界に爪痕を残す大政治家、
ペリクレスさん。
しかし、その演説は現代でも政治家に手本とされるほどの
偉人さんであろうとも、
永遠の生命は持ち得ません。
ペリクレスさんが没した後、
都市アテネが進むのは?
アテネのライバル都市たちが選ぶ道は?
「ううッ! あやしィかぜがッ?」
「ぐるるる!」(←訳:風雲急だ!)
著者・塩野さんは古代ギリシアの政治、
都市国家を俎上に乗せ、
また、古代ギリシアの文化のありようも追いかけます。
女性の社会進出なんて気配すらない、
完全に男性が仕切る社会。
だからこそ、ペリクレスさん以後のギリシア世界は
より苛烈な政争・戦争へと染まってゆくのか……?
「びッくりのォ、せんそうつづきィ?」
「がるぐるるる!」(←訳:背筋冷えます!)
歴史好きな御方は必読の力作です。
時間をかけて、
ゆっくり、じっくり、お読みくださいね!