「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうもォ、おおいちィばんッ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!元気玉の出番だ!)
「よォしッ! ていィやあァ~ッ!」
こんにちは、ネーさです。
ふぅ、我らがユヴェントスはまたも天王山です。
勝利もしくは引分けでリーグ戦の優勝が決まる……!
ここはスパっと決めてくれぃ!と祈りながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートブックを、どうぞ~♪
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―― かわいいナビ派 ――
監修・著者は高橋明也(たかはし・あけや)さんと杉山菜穂子(すぎやま・なおこ)さん、
2017年2月に発行されました。
拙ブログでもたびたび御紹介しております
『かわいい印象派』『かわいい禅画』他が好評の
《かわいい》シリーズから、
この春に誕生しましたのは、
『かわいいナビ派』!
「ええェ~とォ、なびはッてェ~…」
「ぐるがるぐるるっ?」(←訳:どの辺りですかっ?)
『ナビ派』の『ナビ』とは、
ヘブライ語で『予言者』の意味を持つ言葉です。
1888年、夏。
フランスのブルターニュ地方で休暇を過ごしていたパリの若い画家
ポール・セリュジエさんが、
先輩画家ポール・ゴーギャンさんのアドバイスのもと、
小さな作品を即興的に描きました。
その作品は、
セリュジエさん自身をも驚かせます。
これは、僕が学校で描いているような絵じゃない……?
「じぶんでェ、びッくりィ?」
「がるぅっる!」(←訳:大ショック!)
パリにもどったセリュジエさんは、
画塾の仲間の、
ピエール・ボナールさん、
モーリス・ドニさん、
ポール・ランソンさんを巻き込み、
ひとつのグループを結成します。
それが、『ナビ派』の始まりでした。
「ふむむんッ! そこがァ、しゅッぱつてんッ!」
「ぐるるるるるぅ!」(←訳:1888年かぁ!)
著者・高橋さんは
いくつかのキーワードから
『ナビ派』の特長を示唆してゆきます。
プリミティヴ。
日本の版画からの影響。
身近な日常生活にあるような、親密さ。
画面(作品のサイズ)は小さめ。
グラフィックアートの分野でも、活躍!
「なるほどォ、どこかしらァ~♪」
「がぅるる!」(←訳:ジャポン!)
この御本に収録されているナビ派の作家さんたちの
作品を見てみると、
ええ、たしかに日本美術の影響が感じられますね。
遠近法なんて無用。
平面的な構成や彩色、大好き!
掛け軸風の、縦に長い画面。
人物画に“彫りの深さ”はなく、
北斎さんの『北斎漫画』に出てくるような、
笑顔のチビっ子ちゃんたちが
楽しそうに遊んでいる――
「かわいいィでス!」
「ぐるがっるる!」(←訳:頬がふっくら!)
御本の後半では、
《“美しきイコンのナビ”モーリス・ナビ》という、
ナビ派最年少の画家モーリス・ドニさんを
取り上げた章があるのですが……
ここはもう、本当にかわいい!
ドニさんが描いた恋人マルトさんの肖像画、
赤ちゃんの、子どもたちのまぁるい顔、
そこに刺す光。
ドニさんの胸に灯る、
あたたかな、やさしい想いが
伝わってくる作品たち。
「このォやさしさがァ~」
「がるる!」(←訳:ナビ派!)
張りつめて切れそうな糸ではなく。
ふんわり、ゆるやかな、
森の風のような。
忙しくてクタクタだわぁ、
なんだか疲れちゃった……という方々は、
どうかこの御本を手に取ってみてくださいね。
かわいくてやさしい色と線の中で、
はい、深呼吸を、ぜひ♪
きょうもォ、おおいちィばんッ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!元気玉の出番だ!)
「よォしッ! ていィやあァ~ッ!」
こんにちは、ネーさです。
ふぅ、我らがユヴェントスはまたも天王山です。
勝利もしくは引分けでリーグ戦の優勝が決まる……!
ここはスパっと決めてくれぃ!と祈りながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートブックを、どうぞ~♪

―― かわいいナビ派 ――
監修・著者は高橋明也(たかはし・あけや)さんと杉山菜穂子(すぎやま・なおこ)さん、
2017年2月に発行されました。
拙ブログでもたびたび御紹介しております
『かわいい印象派』『かわいい禅画』他が好評の
《かわいい》シリーズから、
この春に誕生しましたのは、
『かわいいナビ派』!
「ええェ~とォ、なびはッてェ~…」
「ぐるがるぐるるっ?」(←訳:どの辺りですかっ?)
『ナビ派』の『ナビ』とは、
ヘブライ語で『予言者』の意味を持つ言葉です。
1888年、夏。
フランスのブルターニュ地方で休暇を過ごしていたパリの若い画家
ポール・セリュジエさんが、
先輩画家ポール・ゴーギャンさんのアドバイスのもと、
小さな作品を即興的に描きました。
その作品は、
セリュジエさん自身をも驚かせます。
これは、僕が学校で描いているような絵じゃない……?
「じぶんでェ、びッくりィ?」
「がるぅっる!」(←訳:大ショック!)
パリにもどったセリュジエさんは、
画塾の仲間の、
ピエール・ボナールさん、
モーリス・ドニさん、
ポール・ランソンさんを巻き込み、
ひとつのグループを結成します。
それが、『ナビ派』の始まりでした。
「ふむむんッ! そこがァ、しゅッぱつてんッ!」
「ぐるるるるるぅ!」(←訳:1888年かぁ!)
著者・高橋さんは
いくつかのキーワードから
『ナビ派』の特長を示唆してゆきます。
プリミティヴ。
日本の版画からの影響。
身近な日常生活にあるような、親密さ。
画面(作品のサイズ)は小さめ。
グラフィックアートの分野でも、活躍!
「なるほどォ、どこかしらァ~♪」
「がぅるる!」(←訳:ジャポン!)
この御本に収録されているナビ派の作家さんたちの
作品を見てみると、
ええ、たしかに日本美術の影響が感じられますね。
遠近法なんて無用。
平面的な構成や彩色、大好き!
掛け軸風の、縦に長い画面。
人物画に“彫りの深さ”はなく、
北斎さんの『北斎漫画』に出てくるような、
笑顔のチビっ子ちゃんたちが
楽しそうに遊んでいる――
「かわいいィでス!」
「ぐるがっるる!」(←訳:頬がふっくら!)
御本の後半では、
《“美しきイコンのナビ”モーリス・ナビ》という、
ナビ派最年少の画家モーリス・ドニさんを
取り上げた章があるのですが……
ここはもう、本当にかわいい!
ドニさんが描いた恋人マルトさんの肖像画、
赤ちゃんの、子どもたちのまぁるい顔、
そこに刺す光。
ドニさんの胸に灯る、
あたたかな、やさしい想いが
伝わってくる作品たち。
「このォやさしさがァ~」
「がるる!」(←訳:ナビ派!)
張りつめて切れそうな糸ではなく。
ふんわり、ゆるやかな、
森の風のような。
忙しくてクタクタだわぁ、
なんだか疲れちゃった……という方々は、
どうかこの御本を手に取ってみてくださいね。
かわいくてやさしい色と線の中で、
はい、深呼吸を、ぜひ♪