「こんにちわッ、テディちゃでッッス!
こッぱァ、いただきィましたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!まずは一冠!)
こんにちは、ネーさです。
我らがユヴェントス、コッパ・イタリア獲得しました!
選手さん&スタッフさんに今回も拍手を送りつつ、
次はリーグ優勝を決めちゃってほしいと願いを込め、
さあ、本日も元気よく読書タイムです~♪
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―― 犬たちの明治維新 ――
著者は仁科邦男(にしな・くにお)さん、2017年2月に発行されました。
『ポチの誕生』と副題が付されたこの御本は、
《犬にとっての幕末~明治維新》をテーマとする
ノンフィクション作品です。
「にんげんとォ、どうようゥにィ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:ワンコも大変!)
明治維新と、
維新に伴う価値観・文化観の大きな変化。
その変化は、日本の犬たちの上にも
当然ながら及びました。
江戸時代の日本には、
“飼い犬”――
犬は誰かの所有物であるという概念がなかった、と
著者・仁科さんは御本冒頭の『はじめに』で記します。
「えッ? じゃあァ~…」
「がるる?」(←訳:八房は?)
滝沢馬琴さんの『南総里見八犬伝』に登場する
八房(やつふさ)のような、
大名家で飼われている犬は
『手飼いの犬』と呼ばれていました。
ことわざの、『飼い犬に手をかまれる』も
江戸初期には『手飼いの犬に手をかまれる』だったんですって。
言葉としての“飼う”は、ありはしたんですけど、
現代の私たちが考える“飼う”の意味とは
ずいぶん違うものであったらしくて。
「ふむふむッ、それがァ、とつぜんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:意識改革!)
転換点のひとつは、
ペリー提督の来航だった、と申せましょうか。
条約を締結後、
日本を出港するペリー提督の船には、
ジャパニーズ・ドッグたち、
それにジャパニーズ・キャッツ、キジ、オシドリ、
といった動物たちも乗せられていました。
「もしかしてェ?」
「がるるる?」(←訳:おみやげ?)
ペリー提督だけでなく、
米国の初代日本総領事ハリスさんも犬が好き。
彼らに影響されてか、
日本が開国したあと、欧米では
ジャパニーズ・ドッグ=狆(ちん)が
大々人気となったのでした。
「いまはァ、しばいぬゥ!」
「ぐるがーるぐるる!」(←訳:柴犬ブームだよね!)
江戸の『手飼いの犬』の時代から、
特定の飼い主がいる『飼い犬』の明治へ。
ワンコたちにふりかかる、
変革の嵐とは。
《西郷どんの犬》の章、
明治期の犬の名前を巡る混沌、
《薩摩の犬》の悲しい運命など、
驚きの発見も詰まったこの御本、
動物好きな活字マニアさん必読の一冊です!
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪
こッぱァ、いただきィましたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!まずは一冠!)
こんにちは、ネーさです。
我らがユヴェントス、コッパ・イタリア獲得しました!
選手さん&スタッフさんに今回も拍手を送りつつ、
次はリーグ優勝を決めちゃってほしいと願いを込め、
さあ、本日も元気よく読書タイムです~♪
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―― 犬たちの明治維新 ――
著者は仁科邦男(にしな・くにお)さん、2017年2月に発行されました。
『ポチの誕生』と副題が付されたこの御本は、
《犬にとっての幕末~明治維新》をテーマとする
ノンフィクション作品です。
「にんげんとォ、どうようゥにィ~」
「ぐるるるがる!」(←訳:ワンコも大変!)
明治維新と、
維新に伴う価値観・文化観の大きな変化。
その変化は、日本の犬たちの上にも
当然ながら及びました。
江戸時代の日本には、
“飼い犬”――
犬は誰かの所有物であるという概念がなかった、と
著者・仁科さんは御本冒頭の『はじめに』で記します。
「えッ? じゃあァ~…」
「がるる?」(←訳:八房は?)
滝沢馬琴さんの『南総里見八犬伝』に登場する
八房(やつふさ)のような、
大名家で飼われている犬は
『手飼いの犬』と呼ばれていました。
ことわざの、『飼い犬に手をかまれる』も
江戸初期には『手飼いの犬に手をかまれる』だったんですって。
言葉としての“飼う”は、ありはしたんですけど、
現代の私たちが考える“飼う”の意味とは
ずいぶん違うものであったらしくて。
「ふむふむッ、それがァ、とつぜんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:意識改革!)
転換点のひとつは、
ペリー提督の来航だった、と申せましょうか。
条約を締結後、
日本を出港するペリー提督の船には、
ジャパニーズ・ドッグたち、
それにジャパニーズ・キャッツ、キジ、オシドリ、
といった動物たちも乗せられていました。
「もしかしてェ?」
「がるるる?」(←訳:おみやげ?)
ペリー提督だけでなく、
米国の初代日本総領事ハリスさんも犬が好き。
彼らに影響されてか、
日本が開国したあと、欧米では
ジャパニーズ・ドッグ=狆(ちん)が
大々人気となったのでした。
「いまはァ、しばいぬゥ!」
「ぐるがーるぐるる!」(←訳:柴犬ブームだよね!)
江戸の『手飼いの犬』の時代から、
特定の飼い主がいる『飼い犬』の明治へ。
ワンコたちにふりかかる、
変革の嵐とは。
《西郷どんの犬》の章、
明治期の犬の名前を巡る混沌、
《薩摩の犬》の悲しい運命など、
驚きの発見も詰まったこの御本、
動物好きな活字マニアさん必読の一冊です!
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね~♪