「こんにちわッ、テディちゃでッス!
むむむゥ! とくだいィげんきだまァ~!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!トリノへ届け!)
「えェいィやァ~ッ!!」
こんにちは、ネーさです。
さあ、またも来ました、決戦の日が!!
チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、
我らがユヴェントスは、ここを勝利もしくは引分ければ
決勝の大舞台へ進めます……
必勝と吉報を全力で祈りつつの本日の読書タイムは、
こちらの伝記作品を、どうぞ~♪
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―― 僕は奇跡なんかじゃなかった ――
著者はカール・レーブルさん、原著は2014年に、
日本語版は2017年4月に発行されました。
独語原題は『Ich war kein Wunder!』、
『ヘルベルト・フォン・カラヤンその伝説と実像』と
日本語副題が付されています。
「ふァいッ! テディちゃ、しッてまスゥ!
ゆうめいィなァ、しきしゃさんッ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:音楽史上の星!)
そうね、20世紀に活躍した指揮者さんで
最も有名な人物は?と問われたら、
大勢の方が、カラヤンさんの名を挙げることでしょう。
1908年、ザルツブルクに生まれ、1989年没……
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ウィーン国立歌劇場などの指揮者・芸術監督を務め、
《帝王》と呼ばれた音楽家さん。
御本の題名にある《奇跡》という言葉は、
1938年、ベルリンの新聞に
『奇跡のカラヤン』と題された批評が載り、
以降、『奇跡の…』が枕詞のように
カラヤンさんについてまわったことに由来しています。
「きせきィ、でスかァ~…」
「がるるるぅ~…」(←訳:重たいなぁ~…)
『僕は奇跡なんかじゃなかった』――
カラヤンさん御本人はこの表現にいつも反論していた、と
著者・レーブルさんは御本の序文で記しています。
奇跡に頼らず、
奇跡を待たず、
僕は僕の手で、素晴らしい音楽を創り上げてみせたのだから。
そんな自負が、カラヤンさんの心にあったのでしょうか。
「じぶんのォちからをォ、しんじてェ?」
「ぐるるがるる!」(←訳:努力も信じて!)
1962年、カラヤンさんとの2回目の会談を行ったことを機に、
レーブルさんはカラヤンさんと親しくなりました。
『あなたなら私の立場を粉飾せずに
公にしてくれる』
そうして信頼を得たレーブルさんが目にしたカラヤンさんの、
《帝王》の生涯とは、どんなものだったのか。
「いろんなァ、でんせつゥ!」
「がる!」(←訳:噂話!)
「でもォ、ほんとうのォところはァ??」
個人的には私ネーさ、
歌手さんや演奏家さんとカラヤンさんの信頼関係を描いた章、
演出家としてのカラヤンさんに言及した章を
何度も読み返しました。
カラヤンさんの真情が、
オペラ歌手さんを評する言葉の節々に
あたたかく流れている……かのようで。
「ひとがらァ、みえてくるかもッ?」
「ぐるがる!」(←訳:笑顔もね!)
20世紀と、現代と。
音楽の聴き方、音楽への接し方が
あまりにも大きく変化しつつあるこの時代に敢えて、
音楽の在り様を見較べれば、
浮かび上がってくる模様とは。
著者・レーブルさんの丁寧な筆が縁どる記録を、
音楽好きな活字マニアさん、
ぜひ、一読してみてくださいな♪
むむむゥ! とくだいィげんきだまァ~!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!トリノへ届け!)
「えェいィやァ~ッ!!」
こんにちは、ネーさです。
さあ、またも来ました、決戦の日が!!
チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、
我らがユヴェントスは、ここを勝利もしくは引分ければ
決勝の大舞台へ進めます……
必勝と吉報を全力で祈りつつの本日の読書タイムは、
こちらの伝記作品を、どうぞ~♪

―― 僕は奇跡なんかじゃなかった ――
著者はカール・レーブルさん、原著は2014年に、
日本語版は2017年4月に発行されました。
独語原題は『Ich war kein Wunder!』、
『ヘルベルト・フォン・カラヤンその伝説と実像』と
日本語副題が付されています。
「ふァいッ! テディちゃ、しッてまスゥ!
ゆうめいィなァ、しきしゃさんッ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:音楽史上の星!)
そうね、20世紀に活躍した指揮者さんで
最も有名な人物は?と問われたら、
大勢の方が、カラヤンさんの名を挙げることでしょう。
1908年、ザルツブルクに生まれ、1989年没……
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
ウィーン国立歌劇場などの指揮者・芸術監督を務め、
《帝王》と呼ばれた音楽家さん。
御本の題名にある《奇跡》という言葉は、
1938年、ベルリンの新聞に
『奇跡のカラヤン』と題された批評が載り、
以降、『奇跡の…』が枕詞のように
カラヤンさんについてまわったことに由来しています。
「きせきィ、でスかァ~…」
「がるるるぅ~…」(←訳:重たいなぁ~…)
『僕は奇跡なんかじゃなかった』――
カラヤンさん御本人はこの表現にいつも反論していた、と
著者・レーブルさんは御本の序文で記しています。
奇跡に頼らず、
奇跡を待たず、
僕は僕の手で、素晴らしい音楽を創り上げてみせたのだから。
そんな自負が、カラヤンさんの心にあったのでしょうか。
「じぶんのォちからをォ、しんじてェ?」
「ぐるるがるる!」(←訳:努力も信じて!)
1962年、カラヤンさんとの2回目の会談を行ったことを機に、
レーブルさんはカラヤンさんと親しくなりました。
『あなたなら私の立場を粉飾せずに
公にしてくれる』
そうして信頼を得たレーブルさんが目にしたカラヤンさんの、
《帝王》の生涯とは、どんなものだったのか。
「いろんなァ、でんせつゥ!」
「がる!」(←訳:噂話!)
「でもォ、ほんとうのォところはァ??」
個人的には私ネーさ、
歌手さんや演奏家さんとカラヤンさんの信頼関係を描いた章、
演出家としてのカラヤンさんに言及した章を
何度も読み返しました。
カラヤンさんの真情が、
オペラ歌手さんを評する言葉の節々に
あたたかく流れている……かのようで。
「ひとがらァ、みえてくるかもッ?」
「ぐるがる!」(←訳:笑顔もね!)
20世紀と、現代と。
音楽の聴き方、音楽への接し方が
あまりにも大きく変化しつつあるこの時代に敢えて、
音楽の在り様を見較べれば、
浮かび上がってくる模様とは。
著者・レーブルさんの丁寧な筆が縁どる記録を、
音楽好きな活字マニアさん、
ぜひ、一読してみてくださいな♪