「こんにちわッ、テディちゃでス!
こんどこそォ~きめちゃおうゥッ!」
「がるる!ぐるるる!!」(←訳:虎です!新記録へ!!)
こんにちは、ネーさです。
はい、我らがユヴェントスはリーグ優勝に王手をかけております。
今日こそ!今度こそ!の願いを込めて、
試合開始の笛を待ちながら、
さあ、読書タイムもしっかりと行きましょう。
本日は、こちらのアートブックを、どうぞ~♪

―― ヨーロッパの幻想美術 ――
解説と監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、2017年4月に発行されました。
『世紀末デカダンスとファム・ファタール(運命の女)たち』と
副題が付されたこの御本は……
この春、私ネーさが
“最も驚かされた一冊”です!
「ふァ? びッくりィ、でスかッ?」
「ぐるるるるる?」(←訳:どこらへんが?)
それはね、もう、
御本を手に取っていただければ一目瞭然なんですけどね、
アートジャンルの御本や画集といった書籍は
殆どの場合、
白地に図版(絵画)を置く
というデザインが基本となっています。
いちばん分かり易い例が、
展覧会の図録でしょうか。
「ふァいッ! しろいィ、ぺーじにィ」
「がるぐる!」(←訳:絵を印刷!)
ところが、この御本には。
地が白いページなんて
一ヶ所もないんです。
マーブル模様、水玉模様、格子にグラデーション、
花、蝶、幾何学や江戸小紋風、と
どのページも、
いえ、御本全体に、
“過剰”と表現したくなるほどの装飾が施されています。
「はではでェ、でスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:にぎやか!)
こういう背景デザインに
この画を置くかー!
と、最初に目にした時は度肝を抜かれたんですが、
何度か見返すうち、不思議なことに
しっくりくる、というか、
けっして悪くない、
むしろ地のデザインが画を活性化させているかのような
奇妙な感じがしてきました。
ギリギリだけれど、
アリなのか、この画面構成……!
「ありィ、でスねッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:楽しいからアリ!)
斯様にデザインはブッ飛んでいても、
監修の海野さんによる解説文は、
ご安心ください、
王道です。
《象徴主義のヨーロッパ周遊》
《デカダンス・モダン もう1つの世紀末》
《世紀末のイコノロジー》
本文を以上のような3つの章に分け、
フランス象徴派、
ベルギー象徴派、
ラファエル前派、
ドイツ象徴派、
ウィーン分離派……と、
19世紀後半以降にヨーロッパで湧き興った幻想美術と
その担い手となった画家さんたちが
紹介されてゆきます。
合間には
コラム『世紀末を彩る群像 ファム・ファタール』も掲載され、
メアリー・シェリーさん、
アルマ・マーラーさん、
ルー・サロメさん他
《運命の女》についての記述もありますよ。
「よみものとォしてもォ~」
「ぐるるる!」(←訳:面白すぎ!)
観ながら、
読みながら、
象徴主義からシュールレアリズムまでの歴史を辿る。
絵画の森の中の、
うねった道を歩いてゆく――
アートディレクションは原条令子さん、
デザインは八田さつきさん。
勇気ある勝負に打って出たこのおふたりの名を
心にしかと刻みつつ、
いわゆる《世紀末アート》好きな御方は、
ぜひ、一読&一覧を!
こんどこそォ~きめちゃおうゥッ!」
「がるる!ぐるるる!!」(←訳:虎です!新記録へ!!)
こんにちは、ネーさです。
はい、我らがユヴェントスはリーグ優勝に王手をかけております。
今日こそ!今度こそ!の願いを込めて、
試合開始の笛を待ちながら、
さあ、読書タイムもしっかりと行きましょう。
本日は、こちらのアートブックを、どうぞ~♪

―― ヨーロッパの幻想美術 ――
解説と監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、2017年4月に発行されました。
『世紀末デカダンスとファム・ファタール(運命の女)たち』と
副題が付されたこの御本は……
この春、私ネーさが
“最も驚かされた一冊”です!
「ふァ? びッくりィ、でスかッ?」
「ぐるるるるる?」(←訳:どこらへんが?)
それはね、もう、
御本を手に取っていただければ一目瞭然なんですけどね、
アートジャンルの御本や画集といった書籍は
殆どの場合、
白地に図版(絵画)を置く
というデザインが基本となっています。
いちばん分かり易い例が、
展覧会の図録でしょうか。
「ふァいッ! しろいィ、ぺーじにィ」
「がるぐる!」(←訳:絵を印刷!)
ところが、この御本には。
地が白いページなんて
一ヶ所もないんです。
マーブル模様、水玉模様、格子にグラデーション、
花、蝶、幾何学や江戸小紋風、と
どのページも、
いえ、御本全体に、
“過剰”と表現したくなるほどの装飾が施されています。
「はではでェ、でスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:にぎやか!)
こういう背景デザインに
この画を置くかー!
と、最初に目にした時は度肝を抜かれたんですが、
何度か見返すうち、不思議なことに
しっくりくる、というか、
けっして悪くない、
むしろ地のデザインが画を活性化させているかのような
奇妙な感じがしてきました。
ギリギリだけれど、
アリなのか、この画面構成……!
「ありィ、でスねッ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:楽しいからアリ!)
斯様にデザインはブッ飛んでいても、
監修の海野さんによる解説文は、
ご安心ください、
王道です。
《象徴主義のヨーロッパ周遊》
《デカダンス・モダン もう1つの世紀末》
《世紀末のイコノロジー》
本文を以上のような3つの章に分け、
フランス象徴派、
ベルギー象徴派、
ラファエル前派、
ドイツ象徴派、
ウィーン分離派……と、
19世紀後半以降にヨーロッパで湧き興った幻想美術と
その担い手となった画家さんたちが
紹介されてゆきます。
合間には
コラム『世紀末を彩る群像 ファム・ファタール』も掲載され、
メアリー・シェリーさん、
アルマ・マーラーさん、
ルー・サロメさん他
《運命の女》についての記述もありますよ。
「よみものとォしてもォ~」
「ぐるるる!」(←訳:面白すぎ!)
観ながら、
読みながら、
象徴主義からシュールレアリズムまでの歴史を辿る。
絵画の森の中の、
うねった道を歩いてゆく――
アートディレクションは原条令子さん、
デザインは八田さつきさん。
勇気ある勝負に打って出たこのおふたりの名を
心にしかと刻みつつ、
いわゆる《世紀末アート》好きな御方は、
ぜひ、一読&一覧を!