「こんにちわァ、テディちゃでス!
さらだァちきんッ、ぱくりィ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!いいよねコレ!)
こんにちは、ネーさです。
いま流行中のサラダチキン、
我が家でも愛食しておりますが、
美味しくて高タンパク低カロリーって
そりゃボクサーさんたちも食べる訳よね。
今日はスモーク風味のチキンをパンに挟んでパクっとかじりながら、
さあ、読書タイムと参りましょう~♪
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―― Dの殺人事件、まことに恐ろしきは ――
著者は歌野晶午(うたの・しょうご)さん、2016年10月に発行されました。
2016年度のベストミステリランキングにも上位進出したこの御本は、
題名からもお分かりのように、
江戸川乱歩さんのパロディ、
いえ、違うわね、
パルティーシュ……でもないし、
敢えて言うなら――
「りらいとォ?」
「ぐるるー?」(←訳:リカバー?)
「りふれッしゅゥ?」
この御本に収録されているのは、七つの短編作品です。
収録順に、
『椅子? 人間!』
『スマホと旅する男』
『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』
『《お勢登場》を読んだ男』
『赤い部屋はいかにリフォームされたか?』
『陰獣幻戯』
『人でなしの恋からはじまる物語』。
↑これらの作品の“底本”ならぬ“底話”となっているのは、
『人間椅子』
『押絵と旅する男』
『D坂の殺人事件』
『お勢登場』
『赤い部屋』
『陰獣』
『人でなしの恋』
であることは申すまでもありません。
乱歩さんの作品を、
舞台を現代に移し、
オリジナルストーリーをリスペクトしつつも、
著者・歌野さんの筆遣いで描き直せば……
「けッこうゥ、こわいィ~でスよゥ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:ミステリなのに!)
乱歩さんの原作にも
“恐怖”の気配は濃厚でしたが、
歌野さんによるアレンジはホラー的な“恐怖”の味付けよりも
映画監督A・ヒッチコックさんの
タッチに近いものがあるかもしれません。
例えば――
『赤い部屋はいかにリフォームされたか』は、
登場人物たちにも
乱歩さんの原作『赤い部屋』を意識させながら、
粛々と進行してゆく“舞台劇”です。
「かんきゃくゥせきはァ、まんいんッ!」
「ぐるるるるがるぐるるる!」(←訳:役者さんも名演してます!)
東京・目黒にある小劇場では
舞台版『赤い部屋』が上演されています。
舞台、ですから、
そこにはもちろん、台本があるわけで、
何が起こるか、
どの役者さんがどんな台詞を喋るのか、
決まっている、のですけれど。
幕が進むにつれ、
台詞も、場面も、ズレてゆく……?
台本にはない出来事が、次々と……?
「よていィがいィ??」
「がるぐるる?」(←訳:収束不可能?)
主役さんたちがさんざん振り回されたりアタフタしたり、の
映画『裏窓』や『泥棒成金』を想わせる
サスペンスフルな物語の結末は――
どうか皆さま、御自身の眼で!
「まことにィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:恐ろし怖し!)
表題作品『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』や
『椅子? 人間!』
『人でなしの恋からはじめる物語』も
ミステリ好きさんに、
そしてヒッチコックさんのファンの方々に
おすすめの怪柞です。
ぜひ、一読してみてくださいな~♪
さらだァちきんッ、ぱくりィ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!いいよねコレ!)
こんにちは、ネーさです。
いま流行中のサラダチキン、
我が家でも愛食しておりますが、
美味しくて高タンパク低カロリーって
そりゃボクサーさんたちも食べる訳よね。
今日はスモーク風味のチキンをパンに挟んでパクっとかじりながら、
さあ、読書タイムと参りましょう~♪

―― Dの殺人事件、まことに恐ろしきは ――
著者は歌野晶午(うたの・しょうご)さん、2016年10月に発行されました。
2016年度のベストミステリランキングにも上位進出したこの御本は、
題名からもお分かりのように、
江戸川乱歩さんのパロディ、
いえ、違うわね、
パルティーシュ……でもないし、
敢えて言うなら――
「りらいとォ?」
「ぐるるー?」(←訳:リカバー?)
「りふれッしゅゥ?」
この御本に収録されているのは、七つの短編作品です。
収録順に、
『椅子? 人間!』
『スマホと旅する男』
『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』
『《お勢登場》を読んだ男』
『赤い部屋はいかにリフォームされたか?』
『陰獣幻戯』
『人でなしの恋からはじまる物語』。
↑これらの作品の“底本”ならぬ“底話”となっているのは、
『人間椅子』
『押絵と旅する男』
『D坂の殺人事件』
『お勢登場』
『赤い部屋』
『陰獣』
『人でなしの恋』
であることは申すまでもありません。
乱歩さんの作品を、
舞台を現代に移し、
オリジナルストーリーをリスペクトしつつも、
著者・歌野さんの筆遣いで描き直せば……
「けッこうゥ、こわいィ~でスよゥ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:ミステリなのに!)
乱歩さんの原作にも
“恐怖”の気配は濃厚でしたが、
歌野さんによるアレンジはホラー的な“恐怖”の味付けよりも
映画監督A・ヒッチコックさんの
タッチに近いものがあるかもしれません。
例えば――
『赤い部屋はいかにリフォームされたか』は、
登場人物たちにも
乱歩さんの原作『赤い部屋』を意識させながら、
粛々と進行してゆく“舞台劇”です。
「かんきゃくゥせきはァ、まんいんッ!」
「ぐるるるるがるぐるるる!」(←訳:役者さんも名演してます!)
東京・目黒にある小劇場では
舞台版『赤い部屋』が上演されています。
舞台、ですから、
そこにはもちろん、台本があるわけで、
何が起こるか、
どの役者さんがどんな台詞を喋るのか、
決まっている、のですけれど。
幕が進むにつれ、
台詞も、場面も、ズレてゆく……?
台本にはない出来事が、次々と……?
「よていィがいィ??」
「がるぐるる?」(←訳:収束不可能?)
主役さんたちがさんざん振り回されたりアタフタしたり、の
映画『裏窓』や『泥棒成金』を想わせる
サスペンスフルな物語の結末は――
どうか皆さま、御自身の眼で!
「まことにィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:恐ろし怖し!)
表題作品『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』や
『椅子? 人間!』
『人でなしの恋からはじめる物語』も
ミステリ好きさんに、
そしてヒッチコックさんのファンの方々に
おすすめの怪柞です。
ぜひ、一読してみてくださいな~♪