「こんにちわッ、テディちゃでッス!
ふおォ? これはァ、あさもやァ?」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!お山もぼんやり!)
こんにちは、ネーさです。
今朝の関東地方は靄が発生した地域も多かったようですね。
水墨画のような白い薄靄はすぐ消えてしまいましたが、
本日の読書タイムで御紹介いたしすのは、
儚く、しかし強靱な、《古典》の美!
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 茶の湯 ――
『別冊太陽 日本のこころ251』は、2017年6月に発行されました。
『時代とともに生きた美』と副題が付された創刊45周年を記念する今号は、
つい先日(6月4日)まで上野の東京国立博物館で開催されていた
『特別展示 茶の湯』の関連本でもありますね。
「だいきぼなァてんらんかいィ、でしたでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:国宝だらけ!)
そうね、
御本の表紙になっている志野茶碗も国宝ですし、
他にも国宝の曜変天目、
国宝の青磁花入、
国宝の大井戸茶碗、と
日本の茶文化の極みと言えるお道具たちがつどった展覧会は
美術界の話題となりました。
その展覧会を紙上で再現してしまおう!
というような意気込みが感じられるのが、
まさにこの別冊太陽版『茶の湯』です。
「おしゃしんッ、きれいィでス!」
「がるるぐる!」(←訳:資料も多数!)
精度の高い写真資料の魅力をいっそう引き立てるのが、
充実した解説の文章とコラムです。
御本冒頭の、
《茶の心をたずねる――茶の湯名言により》
に始まり、
第一章《茶の湯の歴史》
第二章《わび茶の大成》
第三章《武家の茶》
第四章《茶道への展開と利休の道統》
第五章《近代の茶道》
と続く本文、
林家晴三さんと千宗屋さんの対談を順に読んでゆけば、
中世~近代の日本史と《茶》の係わりが
遠望できる――かもしれません。
「おちゃのォ、せかいィはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:広大です!)
私ネーさの個人的な好みではありますけれど、
巻末近くに収録されているエッセイ作品も
ひどく考えさせられるものでしたよ。
作家の葉室麟さん著『お茶の作法』、
建築家の藤森輝信さん著『茶室の外観はなぜ印象に残らないのか』、
大徳寺第五百三十世・泉田玉堂さん著『《茶禅一味》の心』――
正面から、そして核心から、
《茶とは?》と問う、
深遠な文章です。
「こたえはァ、どこにィ?」
「がるるぐるる!」(←訳:近くて遠くに!)
それにしても、
《茶の湯》って不思議です。
未来永劫、なくならない――
もし、そんなものがあるとすれば、
それは《茶》の世界なのではないか。
AIだの量子コンピューターだの、
最新&最先端の技術がどうなろうと、
ヒトが生存し続ける限り、
いえ、ヒトが消え去ったとしても、
《茶》が滅びることはないのでは……?
「ひゃくねんッ、にひゃくねんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:未来で生きる!)
読み物としても
茶道具の写真集としても楽しめるこの一冊、
皆さま、ぜひ、手に取ってみてくださいな♪
ふおォ? これはァ、あさもやァ?」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!お山もぼんやり!)
こんにちは、ネーさです。
今朝の関東地方は靄が発生した地域も多かったようですね。
水墨画のような白い薄靄はすぐ消えてしまいましたが、
本日の読書タイムで御紹介いたしすのは、
儚く、しかし強靱な、《古典》の美!
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 茶の湯 ――
『別冊太陽 日本のこころ251』は、2017年6月に発行されました。
『時代とともに生きた美』と副題が付された創刊45周年を記念する今号は、
つい先日(6月4日)まで上野の東京国立博物館で開催されていた
『特別展示 茶の湯』の関連本でもありますね。
「だいきぼなァてんらんかいィ、でしたでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:国宝だらけ!)
そうね、
御本の表紙になっている志野茶碗も国宝ですし、
他にも国宝の曜変天目、
国宝の青磁花入、
国宝の大井戸茶碗、と
日本の茶文化の極みと言えるお道具たちがつどった展覧会は
美術界の話題となりました。
その展覧会を紙上で再現してしまおう!
というような意気込みが感じられるのが、
まさにこの別冊太陽版『茶の湯』です。
「おしゃしんッ、きれいィでス!」
「がるるぐる!」(←訳:資料も多数!)
精度の高い写真資料の魅力をいっそう引き立てるのが、
充実した解説の文章とコラムです。
御本冒頭の、
《茶の心をたずねる――茶の湯名言により》
に始まり、
第一章《茶の湯の歴史》
第二章《わび茶の大成》
第三章《武家の茶》
第四章《茶道への展開と利休の道統》
第五章《近代の茶道》
と続く本文、
林家晴三さんと千宗屋さんの対談を順に読んでゆけば、
中世~近代の日本史と《茶》の係わりが
遠望できる――かもしれません。
「おちゃのォ、せかいィはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:広大です!)
私ネーさの個人的な好みではありますけれど、
巻末近くに収録されているエッセイ作品も
ひどく考えさせられるものでしたよ。
作家の葉室麟さん著『お茶の作法』、
建築家の藤森輝信さん著『茶室の外観はなぜ印象に残らないのか』、
大徳寺第五百三十世・泉田玉堂さん著『《茶禅一味》の心』――
正面から、そして核心から、
《茶とは?》と問う、
深遠な文章です。
「こたえはァ、どこにィ?」
「がるるぐるる!」(←訳:近くて遠くに!)
それにしても、
《茶の湯》って不思議です。
未来永劫、なくならない――
もし、そんなものがあるとすれば、
それは《茶》の世界なのではないか。
AIだの量子コンピューターだの、
最新&最先端の技術がどうなろうと、
ヒトが生存し続ける限り、
いえ、ヒトが消え去ったとしても、
《茶》が滅びることはないのでは……?
「ひゃくねんッ、にひゃくねんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:未来で生きる!)
読み物としても
茶道具の写真集としても楽しめるこの一冊、
皆さま、ぜひ、手に取ってみてくださいな♪