テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

激闘、してみました。

2017-06-22 22:27:23 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あうゥ~? ひやけッ?」
「がるる!ぐるるがるがる!」(←訳:虎です!お肌ヒリヒリ!)

 こんにちは、ネーさです。
 梅雨時なのに毎日せっせとUVケアして、
 日焼け止めの消費量がタイヘンなことになってます。
 一年のうち、いちばん過ごしやすい季節っていつなのかと悩みつつ、
 さあ、今日も読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



         ―― ある日うっかりPTA ――



 著者は杉江松恋(すぎえ・まつこい)さん、2017年4月に発行されました。
 いま読書界で話題の?“PTAドキュメント”といえば、
 はい、↑こちらの御本なんです。

「ふァ~…ぴィーてィーえェー……」
「ぐるるがるるぅ~…」(←訳:なんか怖いなぁ~…)

 そうね、そうよね、
 PTA ―― Parent-Teacher-Association ――って聞いたら、
 お子さんが就学している・いないにかかわらず、
 腰が引けちゃうものよね、やっぱり。

 学校の様々な行事、
 先生たち、生徒さんの親御さんたち、
 地域の住民さにゃ、教育機関との果てしなき闘いが
 目に浮かぶようだわ……

 できることなら、そのぅ~…

「ぱすッ!」
「がるるる!」(←訳:したいね!)

 そんな、出来るならパスしちゃいたいPTAの役職に、
 就くことになったのが著者・杉江さん。

 活字マニアさんでしたら『ダ・ヴィンチ』誌上で
 杉江さんのお名前を御存知の方もおられましょう。
 ミステリや文芸書などの書評・評論で活躍する
 ライターさんなのですが。

 その《自由業者》な雰囲気が、
 一本の電話を引き寄せたのかもしれません。

「もしもしィ!」
「ぐる!」(←訳:実は!)

 来年度のPTA会長を引き受けていただけませんか。

 と、いきなり訊ねられて、
 NO!絶対NOです!
 とは、言わなかったところから
 杉江さんのPTAな日々が始まってしまうのです。

 嫌だ!NO!と断るより先に
 好奇心が燃え上がり、
 知りたくてたまらない――

 PTAとは、どんなところなのかを。

「なッてみたらァ~」
「がるぐる!」(←訳:驚愕です!)

 杉江さんが冒険に乗り出したのは、
 2008年の春から。

 そして、PTA会長に就任した杉江さんは知るのです。

 これは、父母会の延長のようなもの、じゃない。
 子どもたちの教育に携わるPTAの役職は、
 まるっきり未知の、
 世間の常識が通用しない世界??

「いそがしいしィ!」
「ぐーるるがっるる!」(←訳:ルールがいっぱい!)

 ワケのわからない世界だけれども、
 ここを、少しでも風通しのよい場所にするために。

 子どもも大人も、
 生きてゆきやすい空間にするために。

 いざ、PTAライフを全力でスタート!

「へんてこォえぴそーどッ!」
「がるるぐるるーるる……」(←訳:悲しいエピソードも……)

 村林タカノブさんのイラストに和まされる
 3年間の激闘の記録を、
 ノンフィクション好きな活字マニアさんは、
 ぜひ、一読を♪


 
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