「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぜェ~んぜんッすすんでませんでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!もう諦めよう!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、今年もまた、満杯の本棚を前に途方に暮れておりますよ。
これって全活字マニアさん共通の悩みなのかしら~?と
なぜかニヤけてしまいつつ、
さあ、本日の読書タイムは
こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪
―― 魂でもいいから、そばにいて ――
著者は奥野修司(おくの・しゅうじ)さん、2017年2月に発行されました。
『3・11後の霊体験を聞く』と副題が付されています。
「えェッ? れいィたいけんッ???」
「ぐるがるっ?」(←訳:怪談なのっ?)
そうねえ、『魂』という言葉が題名に、
『霊体験』という言葉が副題に入っていますから、
どうしても思ってしまうかもしれません。
これってオバケとか幽霊のお話?
怪談?
ホラー?
しかし、私見ではありますが、
あらゆる先入観を抜きにして、
既成概念も放っぽらかして
この御本に接していただきたいのです。
あのとき、何が起こったのか。
そして、時間が経過したことで、
何が出来(しゅったい)したのか。
「じかんはァ、ばんのうやくゥ??」
「がるるるぐるるるるる」(←訳:すべてを癒してくれる?)
時間とは、
ひとが負った傷を癒し治してくれる最高の薬……ではない、
必ずしもそうではない、
むしろ時間の経過によって
傷が肌に浮き上がってくることもある、と
震災を見てきた私たちは知っています。
治らない傷も、ある。
いえ、治らない傷がこの世に存在してもいい。
「いろんなァきずがァ~」
「ぐっるるる!」(←訳:あっていい!)
そんな“傷”の物語を、
震災後、何度も被災地に通っている著者・奥野さんは
或るお医者さんから教えられます。
震災後、
被災地で語られる幾つもの《幽霊譚》。
それを、オバケの話だナンセンスだ、と
斬り捨ててしまっていいのだろうか。
見過ごしてしまっても、
いいのだろうか――
「きめつけはァ、だめでス!」
「がっるるるぐるがるる!」(←訳:まっさらな目で見よう!)
奥野さんは
《幽霊譚》の語り手さんと出会い、
調査に取り組みます。
一度だけではなく、二度三度と、
聞き取り調査を行い、
見詰めます。
ただし、
幽霊譚は真実なのか――が問題なのではなく。
語り手の傷の深さ、
いまも続く傷の痛みを知るために。
「おおぜいィのォひとのォ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:不思議な体験!)
《旅立ちの準備》
《春の旅》
《夏の旅》
《秋の旅》
そして《旅のあとで》。
奥野さんの旅を、
こんなのたわ言だと
排して信じない方々も、
確かに居ることでしょう。
或いはまた、大いに共鳴する方々も
おられることでしょう。
どちらを選ぶか、
どちらを択るか?
「きめるゥためにもォ」
「がるぐるる!」(←訳:先ず読もう!)
この先も長く長く残る《こころの傷》の記録、
どうか皆さま、ぜひ、一読を。
ぜェ~んぜんッすすんでませんでスゥ!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!もう諦めよう!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、今年もまた、満杯の本棚を前に途方に暮れておりますよ。
これって全活字マニアさん共通の悩みなのかしら~?と
なぜかニヤけてしまいつつ、
さあ、本日の読書タイムは
こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪
―― 魂でもいいから、そばにいて ――
著者は奥野修司(おくの・しゅうじ)さん、2017年2月に発行されました。
『3・11後の霊体験を聞く』と副題が付されています。
「えェッ? れいィたいけんッ???」
「ぐるがるっ?」(←訳:怪談なのっ?)
そうねえ、『魂』という言葉が題名に、
『霊体験』という言葉が副題に入っていますから、
どうしても思ってしまうかもしれません。
これってオバケとか幽霊のお話?
怪談?
ホラー?
しかし、私見ではありますが、
あらゆる先入観を抜きにして、
既成概念も放っぽらかして
この御本に接していただきたいのです。
あのとき、何が起こったのか。
そして、時間が経過したことで、
何が出来(しゅったい)したのか。
「じかんはァ、ばんのうやくゥ??」
「がるるるぐるるるるる」(←訳:すべてを癒してくれる?)
時間とは、
ひとが負った傷を癒し治してくれる最高の薬……ではない、
必ずしもそうではない、
むしろ時間の経過によって
傷が肌に浮き上がってくることもある、と
震災を見てきた私たちは知っています。
治らない傷も、ある。
いえ、治らない傷がこの世に存在してもいい。
「いろんなァきずがァ~」
「ぐっるるる!」(←訳:あっていい!)
そんな“傷”の物語を、
震災後、何度も被災地に通っている著者・奥野さんは
或るお医者さんから教えられます。
震災後、
被災地で語られる幾つもの《幽霊譚》。
それを、オバケの話だナンセンスだ、と
斬り捨ててしまっていいのだろうか。
見過ごしてしまっても、
いいのだろうか――
「きめつけはァ、だめでス!」
「がっるるるぐるがるる!」(←訳:まっさらな目で見よう!)
奥野さんは
《幽霊譚》の語り手さんと出会い、
調査に取り組みます。
一度だけではなく、二度三度と、
聞き取り調査を行い、
見詰めます。
ただし、
幽霊譚は真実なのか――が問題なのではなく。
語り手の傷の深さ、
いまも続く傷の痛みを知るために。
「おおぜいィのォひとのォ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:不思議な体験!)
《旅立ちの準備》
《春の旅》
《夏の旅》
《秋の旅》
そして《旅のあとで》。
奥野さんの旅を、
こんなのたわ言だと
排して信じない方々も、
確かに居ることでしょう。
或いはまた、大いに共鳴する方々も
おられることでしょう。
どちらを選ぶか、
どちらを択るか?
「きめるゥためにもォ」
「がるぐるる!」(←訳:先ず読もう!)
この先も長く長く残る《こころの傷》の記録、
どうか皆さま、ぜひ、一読を。