「こんにちわッ、テディちゃでス!
くみあわせェ、きまりましたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがーる!」(←訳:虎です!どれも好カード!)
こんにちは、ネーさです。
チャンピオンズリーグBEST16ラウンドの抽選会が行われ、
我らがユヴェントスは英国のトッテナムとの対戦が決定しました。
う~む、強敵だわ! でも負けないわよ!
今季も決勝戦まで勝ち上がるべく闘志を燃やしながら、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 盤上の向日葵 ――
著者は柚月裕子(ゆずき・ゆうこ)さん、2017年8月に発行されました。
ええ、活字マニアさんは既に
今年大きな話題となっているこの小説作品を御存知のことでしょう。
或いはまた、表紙画を目にして、
おや?と足を止める方々もおられるかもしれません。
「しょうぎィ、なのでス!」
「ぐるるがるぅーる!」(←訳:これも大ニュース!)
そうですね、羽生善治さんが永世七冠に!の新聞号外が
冬の街角を賑わせたのは
ほんの数日前のことでした。
2017年は、とりわけ将棋関連のニュースが
多かったように思いますが、
夏に刊行されたこの御本も、
あらためて冬休みの読書タイムに
おすすめしたい《将棋小説》なんです。
「おーぷにんぐゥはァ、いきなりィ!」
「がるるぐる!」(←訳:天童市から!)
将棋の駒の生産量では
日本一を誇る山形県の天童市。
ちょうどいまと同じく師走の、
雪ふる駅のホームに降り立ったのは
ふたりの警察官でした。
彼らが向かおうとしているのは、
駅から徒歩で15分ほどのホテルです。
そのホテルで今日、
《竜昇戦》の対局がある!となれば――
「ものすごォいィ、こんざつゥ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:みんな観戦希望者!)
ふたりの警察官のうちの、
気難しげな顔をした刑事・石破剛志(いしば・つよし)さんは、
人の多さに呆れます。
おいおい、みんな、将棋を見に来てんのか?
一方、もうひとりの刑事・佐野直也(さの・なおや)さんは
かつてプロ棋士を目指した経験も持っているため、
驚くことなく、熱気に包まれたホテルのロビーを見渡します。
これくらいは、当たり前。
今日の勝負で将棋界の歴史が変わるかもしれない、
そんな大一番なんだから。
「でもォ、そのォおおいちばんにィ~」
「がるぐるるるる?」(←訳:なぜ刑事さんが?)
石破さんと佐野さんが捜査しているのは、
《駒》がらみの事件です。
現場から発見された証拠品の中にあったのは、
将棋の駒。
それも、江戸後期から明治にかけて活躍したという、
有名な駒師さんの作品だったのでした。
鑑定によれば、
お値段、およそ600万円。
「ふわわわゥ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:高価なんだー!)
ですから、
間違って事件現場に紛れ込んだ物、とは
到底思われません。
何かの意図があって、
将棋の駒は、そこに置かれた……
なぜ? 誰が?
「どうしてェだろうゥ?」
「がるるるる!」(←訳:調べないと!)
正統派警察小説の趣きで幕開けした物語は、
読み進むにつれ、
複雑な様相を顕わにしてゆきます。
ベテランとひよっ子の、バディ(相棒)ストーリー。
ひよっ子の、成長ものがたり。
探偵小説的でもあり、
将棋をめぐる勝負モノでもあり、
《駒》に係わる人びとの
群像小説でもある――
《駒》はふたりの刑事さんに、
私たち読み手に、
どんな終局の景色を見せるのか。
「もうッ、いッきにィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:読破しよう!)
フィクション好きな活字マニアさんに
激おすすめのこの御本、
まだ読んでないわ!という方々は、
今年のうちに、ぜひぜひ、一読を♪
くみあわせェ、きまりましたでスゥ!」
「がるる!ぐるるがーる!」(←訳:虎です!どれも好カード!)
こんにちは、ネーさです。
チャンピオンズリーグBEST16ラウンドの抽選会が行われ、
我らがユヴェントスは英国のトッテナムとの対戦が決定しました。
う~む、強敵だわ! でも負けないわよ!
今季も決勝戦まで勝ち上がるべく闘志を燃やしながら、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 盤上の向日葵 ――
著者は柚月裕子(ゆずき・ゆうこ)さん、2017年8月に発行されました。
ええ、活字マニアさんは既に
今年大きな話題となっているこの小説作品を御存知のことでしょう。
或いはまた、表紙画を目にして、
おや?と足を止める方々もおられるかもしれません。
「しょうぎィ、なのでス!」
「ぐるるがるぅーる!」(←訳:これも大ニュース!)
そうですね、羽生善治さんが永世七冠に!の新聞号外が
冬の街角を賑わせたのは
ほんの数日前のことでした。
2017年は、とりわけ将棋関連のニュースが
多かったように思いますが、
夏に刊行されたこの御本も、
あらためて冬休みの読書タイムに
おすすめしたい《将棋小説》なんです。
「おーぷにんぐゥはァ、いきなりィ!」
「がるるぐる!」(←訳:天童市から!)
将棋の駒の生産量では
日本一を誇る山形県の天童市。
ちょうどいまと同じく師走の、
雪ふる駅のホームに降り立ったのは
ふたりの警察官でした。
彼らが向かおうとしているのは、
駅から徒歩で15分ほどのホテルです。
そのホテルで今日、
《竜昇戦》の対局がある!となれば――
「ものすごォいィ、こんざつゥ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:みんな観戦希望者!)
ふたりの警察官のうちの、
気難しげな顔をした刑事・石破剛志(いしば・つよし)さんは、
人の多さに呆れます。
おいおい、みんな、将棋を見に来てんのか?
一方、もうひとりの刑事・佐野直也(さの・なおや)さんは
かつてプロ棋士を目指した経験も持っているため、
驚くことなく、熱気に包まれたホテルのロビーを見渡します。
これくらいは、当たり前。
今日の勝負で将棋界の歴史が変わるかもしれない、
そんな大一番なんだから。
「でもォ、そのォおおいちばんにィ~」
「がるぐるるるる?」(←訳:なぜ刑事さんが?)
石破さんと佐野さんが捜査しているのは、
《駒》がらみの事件です。
現場から発見された証拠品の中にあったのは、
将棋の駒。
それも、江戸後期から明治にかけて活躍したという、
有名な駒師さんの作品だったのでした。
鑑定によれば、
お値段、およそ600万円。
「ふわわわゥ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:高価なんだー!)
ですから、
間違って事件現場に紛れ込んだ物、とは
到底思われません。
何かの意図があって、
将棋の駒は、そこに置かれた……
なぜ? 誰が?
「どうしてェだろうゥ?」
「がるるるる!」(←訳:調べないと!)
正統派警察小説の趣きで幕開けした物語は、
読み進むにつれ、
複雑な様相を顕わにしてゆきます。
ベテランとひよっ子の、バディ(相棒)ストーリー。
ひよっ子の、成長ものがたり。
探偵小説的でもあり、
将棋をめぐる勝負モノでもあり、
《駒》に係わる人びとの
群像小説でもある――
《駒》はふたりの刑事さんに、
私たち読み手に、
どんな終局の景色を見せるのか。
「もうッ、いッきにィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:読破しよう!)
フィクション好きな活字マニアさんに
激おすすめのこの御本、
まだ読んでないわ!という方々は、
今年のうちに、ぜひぜひ、一読を♪