「こんにちわッ、テディちゃでス!
よォしッ! べすとォえいとゥ~しんしゅつゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!行くぞ決勝!)
こんにちは、ネーさです。
イタリア杯(コッパ・イタリア)でユヴェントスはジェノアに勝利!
BEST8へとコマを進めましたよ♪
年明けに行われる準々決勝戦を楽しみにしながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪
―― パーマネント神喜劇 ――
著者は万城目学(まきめ・まなぶ)さん、2017年6月に発行されました。
『神喜劇』には『しんきげき』とルビがふってありますから、
うんうん、これはきっと、
著者・万城目さん久々の笑えるお話なのね♪
中川学さんによる御本の表紙の装画の、
DNA二重らせん的な派手派手シャツのおじさんも――
「ふァいッ! これはァ、まるでッ」
「ぐるるるがるるるっる!」(←訳:ヨシモトみたいでっす!)
そうよね、新喜劇なんでしょうね、
と、油断していたら。
あかん。泣いてもうた。
「えッ?」
「がるっ?」(←訳:ええっ?)
ええ、号泣必至の大悲劇じゃないんですよ。
たぶんね、ホントに新喜劇を意識しての
“神”喜劇なんでしょうけれど、
泣かせどころっていうのかしら、
著者・万城目さんは心得ておられるのよねえ。
何が、読み手のこころを動かすのかってことを。
「それでェ、ついついィ~?」
「ぐるがるるるぅるぐるるる?」(←訳:涙腺ゆるんじゃうのですか?)
この御本は4つの作品から構成されていて、
収録順に、
『はじめの一歩』
『当たり屋』
『トシ&シュン』
『パーマネント神喜劇』
となっていますが、
表題作品の『パーマネント神喜劇』に
凄味が収斂しています。
それは、
ある地の、
ある町におわす一柱の神さまのものがたり――
「かみさまァ、なんだけどォ~」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:いろいろ大変なんだ!)
その神さま、まさに御本の表紙の、
“小太りの中年男性”ではありますが、
千年の歴史を有する《縁結び》の神社の神さま、なんです。
縁結び……恋の神さま?
このおじ、いえ失礼、この御方が?
その先入観は、半分当たり、半分ハズレます。
『はじめの一歩』では、
まあまあ、縁結びの神さまらしいところも
見受けられたものの……
「どんどんッ、ずれてゆくゥ~??」
「ぐるるがるるぅ?」(←訳:どこが縁結びぃ?)
そうして、
ヒトの運命を操ってナンボの神さまをやがて襲うのは、
神さまにも予想できない
あれよあれよの展開。
神さまの命運や如何に?
「かッ、かみさまもォ~」
「がるるるるぐるるる??」(←訳:こんな目に遭うんだ??)
ミステリの要素も織り込まれているため、
これ以上詳しくはお喋りできません。
でも。
あれよあれよののち、
4作目『パーマネント神喜劇』で、
パズルのピースがぴたっ!と嵌るのを
この眼で見届けた瞬間の、
なんという喜び!
「よろこばしくもォ~めでたいッ!」
「がるる!」(←訳:神喜劇!)
また、どこにとは申しません、申しませんけどね、
万城目さんの他の著作も読んでおられるファンの方々には
嬉しい仕掛けというか細工が施されておりまして、
たいそう笑わされ、泣かされてしまいました。
さらにまた、
物語と同様に、
カバーにも仕掛けが織り込ま、いえ、
折り込まれているこの御本、
ミステリ好きさんに、
歴史好きな活字マニアさんにも激おすすめですよ。
どうかぜひ、一読を~♪
よォしッ! べすとォえいとゥ~しんしゅつゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!行くぞ決勝!)
こんにちは、ネーさです。
イタリア杯(コッパ・イタリア)でユヴェントスはジェノアに勝利!
BEST8へとコマを進めましたよ♪
年明けに行われる準々決勝戦を楽しみにしながら、
さあ、本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪
―― パーマネント神喜劇 ――
著者は万城目学(まきめ・まなぶ)さん、2017年6月に発行されました。
『神喜劇』には『しんきげき』とルビがふってありますから、
うんうん、これはきっと、
著者・万城目さん久々の笑えるお話なのね♪
中川学さんによる御本の表紙の装画の、
DNA二重らせん的な派手派手シャツのおじさんも――
「ふァいッ! これはァ、まるでッ」
「ぐるるるがるるるっる!」(←訳:ヨシモトみたいでっす!)
そうよね、新喜劇なんでしょうね、
と、油断していたら。
あかん。泣いてもうた。
「えッ?」
「がるっ?」(←訳:ええっ?)
ええ、号泣必至の大悲劇じゃないんですよ。
たぶんね、ホントに新喜劇を意識しての
“神”喜劇なんでしょうけれど、
泣かせどころっていうのかしら、
著者・万城目さんは心得ておられるのよねえ。
何が、読み手のこころを動かすのかってことを。
「それでェ、ついついィ~?」
「ぐるがるるるぅるぐるるる?」(←訳:涙腺ゆるんじゃうのですか?)
この御本は4つの作品から構成されていて、
収録順に、
『はじめの一歩』
『当たり屋』
『トシ&シュン』
『パーマネント神喜劇』
となっていますが、
表題作品の『パーマネント神喜劇』に
凄味が収斂しています。
それは、
ある地の、
ある町におわす一柱の神さまのものがたり――
「かみさまァ、なんだけどォ~」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:いろいろ大変なんだ!)
その神さま、まさに御本の表紙の、
“小太りの中年男性”ではありますが、
千年の歴史を有する《縁結び》の神社の神さま、なんです。
縁結び……恋の神さま?
このおじ、いえ失礼、この御方が?
その先入観は、半分当たり、半分ハズレます。
『はじめの一歩』では、
まあまあ、縁結びの神さまらしいところも
見受けられたものの……
「どんどんッ、ずれてゆくゥ~??」
「ぐるるがるるぅ?」(←訳:どこが縁結びぃ?)
そうして、
ヒトの運命を操ってナンボの神さまをやがて襲うのは、
神さまにも予想できない
あれよあれよの展開。
神さまの命運や如何に?
「かッ、かみさまもォ~」
「がるるるるぐるるる??」(←訳:こんな目に遭うんだ??)
ミステリの要素も織り込まれているため、
これ以上詳しくはお喋りできません。
でも。
あれよあれよののち、
4作目『パーマネント神喜劇』で、
パズルのピースがぴたっ!と嵌るのを
この眼で見届けた瞬間の、
なんという喜び!
「よろこばしくもォ~めでたいッ!」
「がるる!」(←訳:神喜劇!)
また、どこにとは申しません、申しませんけどね、
万城目さんの他の著作も読んでおられるファンの方々には
嬉しい仕掛けというか細工が施されておりまして、
たいそう笑わされ、泣かされてしまいました。
さらにまた、
物語と同様に、
カバーにも仕掛けが織り込ま、いえ、
折り込まれているこの御本、
ミステリ好きさんに、
歴史好きな活字マニアさんにも激おすすめですよ。
どうかぜひ、一読を~♪