テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2017年の《 BEST BOOK 》を探せ・その5!

2017-12-30 22:00:16 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さいしゅうゥこーなーわまりィましたでス!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!明日は大晦日!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、2017年の《BEST BOOK》を探す旅も
 いよいよ第五回目となりました。
 本日は、日本人作家さんの作品から
 あれかこれかと悩みながら
 《BEST BOOK》を選んでみましたよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪ 
  
  
  
  
   

 
    ―― 文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション ――



 編者は東雅夫(ひがし・まさお)さん、
 2016年から2017年にかけて順次刊行されたアンソロジーシリーズは、
 『恋』『夢』『獣』や
 『呪』『霊』などの主題ごとに
 古今の文豪さんたちが手がけた《怪談》をセレクトした作品ですが、
 私たちのおすすめは……

 『恋』と『夢』!

「ふりがなァ、ふッてありまス!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:注釈文も必読です!)

 編者・東さんのお仕事ぶり、見事です!
 ジュニアさんたちも大人さんたちも
 手に取ってみてくださいね。

 さて、お次は。

  



          ―― 盤上の向日葵 ――



 著者は柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)さん、2017年8月に発行されました。
 将棋が世の注目を集めた今年、
 読書界で話題になった“将棋ミステリ”が、↑こちら!

「うむをォ、いわせぬゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:迫力でした!!)

 一方、↓こちらの作品は――
 
  


       
         ―― パーマネント神喜劇 ――



 著者は万城目学(まきめ・まなぶ)さん、2017年6月に発行されました。
 軽々と、飄々と、それでいて熱く語られる
 “新喜劇”ならぬ“神喜劇”……
 表題作品『パーマネント神喜劇』には
 万城目さんのファンの方々をハッとさせる仕掛けも!

「うるるッとォ~」
「ぐるぅるるる!」(←訳:来ちゃうのさ!)

 で、時代小説ジャンルからは、↓こちらですよ♪
  
  



         ―― この世の春 ㊤㊦ ――



 著者は宮部みゆきさん、2017年8月に発行されました。
 ええ、あらためて説明する必要はありません、
 著者・宮部さんの作家生活30年を記念する大作は、
 できるだけ先入観なしに読んでいただきたい作品でもあります。

「とうじょうゥじんぶつのォ、みりょくゥ!」
「がるるるるるぐるるるる!」(←訳:彼らとともにどこまでも!)

 そして、2017年の《BEST BOOK》オオトリを飾るのは。

  


        ―― ギリシア人の物語 ――


 著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、
 古代ギリシアを舞台とする歴史長編三部作は、
 ノンフィクションジャンルで御紹介しようかと迷いましたが、
 敢えて!日本人作家さんのジャンルへと持ってきました。

 Ⅰ『民主政の始まり』、
 Ⅱ『民主政の成熟と崩壊』
 そしてこの12月に刊行されたばかりの
 Ⅲ『新しき力』をもって、
 長編作品はこれが最後だと
 著者・塩野さんは宣言しておられますけれど……

「そんなのォ、さみしィ~ッ!」
「ぐっるがるるる!」(←訳:もっと読みたい!)

 そうよね、限りない感謝と、
 また新たな形で塩野さんの作品に
 本屋さんで出会えることを切望しながら、
 2017年の《BEST BOOK》探しに幕を下ろしましょう。

「らいねんもォまたッ!」
「がるぐるるがるるるるるるるる!」(←訳:良き御本と巡り会えますように!)

 活字マニアの皆さま、
 どうか、楽しくも穏やかな年越しを♪


 
 
 
 
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