テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

実話に、ほろり……。

2017-12-18 22:09:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 よしッ! かちましたでス~!」
「がるる!ぐーるぅがるぐる!」(←訳:虎です!ユーヴェ2位です!)

 こんにちは、ネーさです。
 おほほ♪我らがユヴェントス、敵地でしっかり勝利しました♪
 なので、ココロに余裕を持ちながらの
 本日の読書タイムは……
 ドジョウかっ?とツッコミの声が聞こえてきそうな
 こちらの御本を、どうぞ~!

  



         ―― 泣けるいきもの図鑑 ――



 監修は今泉忠明(いまいずみ・ただあき)さん、2017年9月に発行されました。
 『ぜんぶホント!生命のふしぎ』と副題が付されています。

「うんッ、どじょうゥでスぅ!」
「ぐるるるがるぅる!」(←訳:二匹目のドジョウ!)

 2016年5月に刊行され、
 チビっ子向けの作品でありながら
 これは面白い!と大人のハートをも鷲掴みにして
 大ヒットを飛ばした
 『ざんねんないきもの事典』。

 続巻である『続ざんねんないきもの事典』も
 なかなかのヒット作となりましたが、
 いわゆる“二匹目のドジョウ”を狙った同種の御本も
 書店さんのジュニア本コーナーに出現しましたよ。

「でもォ、だいじょうぶゥ!」
「がるるるぅぐるるる!」(←訳:クオリティ高いから!)

 この『泣けるいきもの図鑑』監修者の今泉さんは、
 『ざんねんないきもの事典』の監修者さんでもあるんです。

 むしろ、
 『ざんねんないきもの事典』に物足りなさを感じた方々が、
 こちらの『泣ける』を手にしたら、
 待ってました!と喜ばれることでしょう。

「どきゅめんとォ、みたいなのでス!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:動物たちの歴史!)

  第一章『泣ける一生』のサブタイトルは
  《野生のくらしは楽じゃない!》。

  第二章『泣けるからだ』は《動物のへんな顔とからだ》。

  第三章『泣ける子育て』では《子育ては命がけ!》。

  第四章『泣ける絶滅記録』は《絶滅ってなに?》。

 動物たちの“知られざる一面”を明かすお話の間には、
 《泣ける実話》という、
 コラムのような文章も収録されていて、
 これが本当に泣けます……!

「あのォわんこッ!」
「がるるる!」(←訳:ライカ犬!)

 1957年11月、
 ソ連が打ち上げた人工衛星スプートニク2号には
 一匹の犬が乗せられていました。

 体重約5kgの雌犬ライカちゃんの身に、
 宇宙で何が起こったのか。

 私ネーさ、告白しますが、
 けっこうショックでした……

 いえ、ショックだったんですけど、
 これは知る必要のある事実なのだとも言えますよね。

「しらなくッちゃッ!」
「ぐるるるぅるるがるるる!」(←訳:ライカちゃんのためにも)

 他にも、
 脱出用ボートに乗れなかったネコ、
 南極観測隊のイヌたち、
 上野先生と秋田犬ハチ公くん、
 人に育てられたライオンの赤ちゃんのその後、
 競走馬キーストンの悲しい最後……など、
 動物とヒトの物語、いえ、実話は、
 せつなく、あたたかく、苦く、
 読み手の涙腺にずしんと来ます。

 あ、でもね、
 ほっこり笑えるお話もあるので
 安心してくださいね。

 マンボウの赤ちゃんは
 金平糖みたいでとっても可愛い~♪とか、
 ピラニアって実は怖がり屋さんだとか♪

「ぴらにあがッ??」
「がるるるるる!」(←訳:信じられない!)

 目と耳をちょっぴり疑ってしまう
 ユニークな動物たちの図鑑と実話、
 チビっ子諸氏はもちろん、
 ノンフィクション好きな
 大人の活字マニアさんにもおすすすめです。
 ぜひ、一読を♪

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする