「こんにちわッ、テディちゃでス~!
れんきゅゥだけどォ~!」
「がるる!ぐるがるるぐる!」(←訳:虎です!読書タイムです!)
こんにちは、ネーさです。
お正月休みに続いて、今年最初の連休が来ましたね。
寒波が緩んでくれることを期待しながら、
さあ、こちらも今年初!の読書タイムは、
アートなノンフィクション作品を、どうぞ~♪
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―― 名画の中の植物 ――
著者は大場秀章(おおば・ひであき)さん、2017年9月に発行されました。
『《美術》の植物学への招待』と副題が付されています。
「ふむふむゥ! おしょうがつのォ、おはなァといえばッ」
「ぐるるがる~?」(←訳:福寿草とか~?)
日本人の私たちにとっては、
季節の花を表現する《花鳥画》という“花の絵画”があり、
また、華道・茶道でお花が用いられることから
“花を愛でる”作法も確立している、
と申せますけれど……
西洋にもありますね、
《ボタニカル・アート》
と呼ばれる絵画作品が。
「えーとォ、ゆうめいィなのはァ、はるッ、でスゥ!」
「がっるぅるぅるぐるる!」(←訳:ボッティチェリさんの!)
著者・大場さんは御本の冒頭で、
ボタニカルアートを
植物を描くことを目的として描かれたもの
と定義しています。
その定義に、ボッティチェリさんの代表作
『プリマヴェーラ(春)』が
ぴったり納まるか、というと――
「むゥ? びみょうゥでスかッ?」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:難しいところだね!)
しかし、大場さんはこうも述べています。
普通の芸術絵画とボタニカルアートの境界は
かならずしも明確ではない。
肝心なのは、
画家さんが“まなざし”を持っていたか否か。
添え物や、
背景の一部ではなくて。
はっきり、
この花を描こう!
この樹木を、ツルを、
葉の色合いや形をこう描こう!
という意図と眼差しを
画家さんが持っていたこと。
「じゃあァ、もッていたんでスねッ!」
「がっるぅるぅるぐるる!」(←訳:ボッティチェリさんは!)
ええ、ボッティチェリさんの『プリマヴェーラ(春)』には
100種を軽く超える植物が描かれているとは
広く知られているお話です。
ただ、同じボッティチェリさん作の
『ヴィーナスの誕生』と比較すると、
『プリマヴェーラ』には奇妙な点もある……?
「さくしゃさんはァ、おなじィ~なのにィ?」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:いろいろ違うんだ?)
そして、ボッティチェリさんの他にも
植物に、花に魅せられ、
精魂こめて描きあげた画家さんも大勢います。
御本の表紙になっている、
ジョン・シンガー・サージェントさんの
『カーネーション、ユリ、ユリ、バラ』。
レオナルド・ダ・ヴィンチさんの習作画。
アルブレヒト・デューラーさんの
『キバナノクリンザクラ』。
ジェームズ・マクニール・ホイッスラーさんの
『白のシンフォニー№2:リトル・ホワイト・ガール』。
さらに、読み逃せないのは、
御本のラストに登場する
アンリ・ルソーさんの作品解読!
「うわォ! しょくぶつゥだらけェ?」
「がるぐるがぅるるる?」(←訳:これ空想じゃないの?)
線も形もディフォルメされている
アンリ・ルソーさん描く植物たち……は、
実はけっこう特定できちゃったりする?
想像上の花や樹木じゃなかった!
ルソーさんのファンの方々は
きっとワクワクさせられる楽しいお話を、
アートマニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね♪
「れきしィすきなァおかたにもォ~」
「ぐるるるがーる!」(←訳:おすすめでーす!)
れんきゅゥだけどォ~!」
「がるる!ぐるがるるぐる!」(←訳:虎です!読書タイムです!)
こんにちは、ネーさです。
お正月休みに続いて、今年最初の連休が来ましたね。
寒波が緩んでくれることを期待しながら、
さあ、こちらも今年初!の読書タイムは、
アートなノンフィクション作品を、どうぞ~♪

―― 名画の中の植物 ――
著者は大場秀章(おおば・ひであき)さん、2017年9月に発行されました。
『《美術》の植物学への招待』と副題が付されています。
「ふむふむゥ! おしょうがつのォ、おはなァといえばッ」
「ぐるるがる~?」(←訳:福寿草とか~?)
日本人の私たちにとっては、
季節の花を表現する《花鳥画》という“花の絵画”があり、
また、華道・茶道でお花が用いられることから
“花を愛でる”作法も確立している、
と申せますけれど……
西洋にもありますね、
《ボタニカル・アート》
と呼ばれる絵画作品が。
「えーとォ、ゆうめいィなのはァ、はるッ、でスゥ!」
「がっるぅるぅるぐるる!」(←訳:ボッティチェリさんの!)
著者・大場さんは御本の冒頭で、
ボタニカルアートを
植物を描くことを目的として描かれたもの
と定義しています。
その定義に、ボッティチェリさんの代表作
『プリマヴェーラ(春)』が
ぴったり納まるか、というと――
「むゥ? びみょうゥでスかッ?」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:難しいところだね!)
しかし、大場さんはこうも述べています。
普通の芸術絵画とボタニカルアートの境界は
かならずしも明確ではない。
肝心なのは、
画家さんが“まなざし”を持っていたか否か。
添え物や、
背景の一部ではなくて。
はっきり、
この花を描こう!
この樹木を、ツルを、
葉の色合いや形をこう描こう!
という意図と眼差しを
画家さんが持っていたこと。
「じゃあァ、もッていたんでスねッ!」
「がっるぅるぅるぐるる!」(←訳:ボッティチェリさんは!)
ええ、ボッティチェリさんの『プリマヴェーラ(春)』には
100種を軽く超える植物が描かれているとは
広く知られているお話です。
ただ、同じボッティチェリさん作の
『ヴィーナスの誕生』と比較すると、
『プリマヴェーラ』には奇妙な点もある……?
「さくしゃさんはァ、おなじィ~なのにィ?」
「ぐるるるがるるる?」(←訳:いろいろ違うんだ?)
そして、ボッティチェリさんの他にも
植物に、花に魅せられ、
精魂こめて描きあげた画家さんも大勢います。
御本の表紙になっている、
ジョン・シンガー・サージェントさんの
『カーネーション、ユリ、ユリ、バラ』。
レオナルド・ダ・ヴィンチさんの習作画。
アルブレヒト・デューラーさんの
『キバナノクリンザクラ』。
ジェームズ・マクニール・ホイッスラーさんの
『白のシンフォニー№2:リトル・ホワイト・ガール』。
さらに、読み逃せないのは、
御本のラストに登場する
アンリ・ルソーさんの作品解読!
「うわォ! しょくぶつゥだらけェ?」
「がるぐるがぅるるる?」(←訳:これ空想じゃないの?)
線も形もディフォルメされている
アンリ・ルソーさん描く植物たち……は、
実はけっこう特定できちゃったりする?
想像上の花や樹木じゃなかった!
ルソーさんのファンの方々は
きっとワクワクさせられる楽しいお話を、
アートマニアの皆さま、
ぜひ、一読してみてくださいね♪
「れきしィすきなァおかたにもォ~」
「ぐるるるがーる!」(←訳:おすすめでーす!)