「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
ぐむむゥ! まだァ、いちがつゥなのにィ~!」
「がるる!ぐるるるがるるぅ!」(←訳:虎です!ヤツらの襲来だぁ!)
こんにちは、ネーさです。
実は、あの大雪の前から薄々察知してたんですよね……
眼が、なんだかムズムズひりひり。
喉の奥も、ぴりぴり。これは……
花粉だわ!!
「うわァ~んッ!」
「ぐるるる~!」(←訳:止めてえ~!)
という次第で、
花粉対策を進めながらの本日の読書タイムは、
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 映画監督、北野武。 ――
著者は北野武さん、
そして、いわゆる“北野組”のスタッフさん&出演俳優の皆さん、
2017年10月に発行されました。
映画『アウトレイジ最終章』公開にあわせての
関連作品、といえる御本ですが……厚いわね。
「ぶあつくッてェ~、ずッしりィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:内容濃いです!)
内容がズシンと濃いのも当然、と申せましょうか。
この御本で取り上げられているのは、
北野武さんの最新作『アウトレイジ最終章』だけではありません。
監督作品第一作『その男、凶暴につき』から
『アウトレイジ最終章』までの作品解説と、
映画のプロデューサーである森昌行さん、
俳優の大杉漣さん、
大森南朋さん、
撮影監督の柳島克己さん、
監督である北野武さんへのインタビュー、
さらにはクセモノ、おっと失礼、
手練れの映画評論家さんたちによる作品論……と
《監督タケシ》を解剖してやろうかというような凄みと勢いが
一冊の中に折りたたまれています。
「きちょうゥなのはァ、このォおかたッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:撮影監督さん!)
俳優さんへのインタビューって、
映画公開時の宣伝で割と見かけますけれど、
スタッフさんへのインタビューが収録されているのは
珍しいかもしれませんね。
コメントじゃないんですよ。
本文106ページ~129ページ、
2段組で掲載されているロングインタビューは
キタノ映画の技術がテーマです。
ああ、出来れば衣装を担当するチーム、
照明を担当するスタッフさんのお話も聞いてみたい……!
「あのォびみょうゥなァ、いろあいィ!」
「がるるぐるーるがる!」(←訳:キタノブルーの秘密!)
北野さんが監督した映画のお話はもちろんのこと、
私ネーさが惹きつけられたのは、
役者として北野さんが出演した作品を論じた
荻野洋一さんの文章でした。
『ハラ軍曹は《おい、起きろ!》と言った』
と題された論考の中で、荻野さんは
大島渚さん監督作品『戦場のメリークリスマス』公開年の、
或るエピソードを回想しています。
その年のカンヌ映画祭、
パルム・ドール受賞を期して南仏に乗り込んだ『戦メリ』一行は、
思わぬ失望を味わう事態となりました。
パルム・ドールを受賞したのは、
今村昌平さん監督作品『楢山節考』……。
「あうゥ~…」
「ぐっるる~…」(←訳:がっかり~…)
しかし、時間はフェアである、
と荻野さんは書きます。
確かに、賞は獲れなかった。
獲れなかったが、
いまもなお愛されているのはどちらだろうか。
ビートたけしさん=北野武さんを
映画の世界へ深く引き込んだこの作品の重要さは、
他に類を見ないものだ――
「しあいィにはァ、まけたけれどォ~」
「がるるぐっる!」(←訳:勝負に勝った!)
映画好きな方々に、
映画論が好きな方々にもおすすめの
“キタノ・ワールドの歩き方”、
映画賞シーズンのいま、
皆さま、ぜひ、一読を♪
ぐむむゥ! まだァ、いちがつゥなのにィ~!」
「がるる!ぐるるるがるるぅ!」(←訳:虎です!ヤツらの襲来だぁ!)
こんにちは、ネーさです。
実は、あの大雪の前から薄々察知してたんですよね……
眼が、なんだかムズムズひりひり。
喉の奥も、ぴりぴり。これは……
花粉だわ!!
「うわァ~んッ!」
「ぐるるる~!」(←訳:止めてえ~!)
という次第で、
花粉対策を進めながらの本日の読書タイムは、
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 映画監督、北野武。 ――
著者は北野武さん、
そして、いわゆる“北野組”のスタッフさん&出演俳優の皆さん、
2017年10月に発行されました。
映画『アウトレイジ最終章』公開にあわせての
関連作品、といえる御本ですが……厚いわね。
「ぶあつくッてェ~、ずッしりィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:内容濃いです!)
内容がズシンと濃いのも当然、と申せましょうか。
この御本で取り上げられているのは、
北野武さんの最新作『アウトレイジ最終章』だけではありません。
監督作品第一作『その男、凶暴につき』から
『アウトレイジ最終章』までの作品解説と、
映画のプロデューサーである森昌行さん、
俳優の大杉漣さん、
大森南朋さん、
撮影監督の柳島克己さん、
監督である北野武さんへのインタビュー、
さらにはクセモノ、おっと失礼、
手練れの映画評論家さんたちによる作品論……と
《監督タケシ》を解剖してやろうかというような凄みと勢いが
一冊の中に折りたたまれています。
「きちょうゥなのはァ、このォおかたッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:撮影監督さん!)
俳優さんへのインタビューって、
映画公開時の宣伝で割と見かけますけれど、
スタッフさんへのインタビューが収録されているのは
珍しいかもしれませんね。
コメントじゃないんですよ。
本文106ページ~129ページ、
2段組で掲載されているロングインタビューは
キタノ映画の技術がテーマです。
ああ、出来れば衣装を担当するチーム、
照明を担当するスタッフさんのお話も聞いてみたい……!
「あのォびみょうゥなァ、いろあいィ!」
「がるるぐるーるがる!」(←訳:キタノブルーの秘密!)
北野さんが監督した映画のお話はもちろんのこと、
私ネーさが惹きつけられたのは、
役者として北野さんが出演した作品を論じた
荻野洋一さんの文章でした。
『ハラ軍曹は《おい、起きろ!》と言った』
と題された論考の中で、荻野さんは
大島渚さん監督作品『戦場のメリークリスマス』公開年の、
或るエピソードを回想しています。
その年のカンヌ映画祭、
パルム・ドール受賞を期して南仏に乗り込んだ『戦メリ』一行は、
思わぬ失望を味わう事態となりました。
パルム・ドールを受賞したのは、
今村昌平さん監督作品『楢山節考』……。
「あうゥ~…」
「ぐっるる~…」(←訳:がっかり~…)
しかし、時間はフェアである、
と荻野さんは書きます。
確かに、賞は獲れなかった。
獲れなかったが、
いまもなお愛されているのはどちらだろうか。
ビートたけしさん=北野武さんを
映画の世界へ深く引き込んだこの作品の重要さは、
他に類を見ないものだ――
「しあいィにはァ、まけたけれどォ~」
「がるるぐっる!」(←訳:勝負に勝った!)
映画好きな方々に、
映画論が好きな方々にもおすすめの
“キタノ・ワールドの歩き方”、
映画賞シーズンのいま、
皆さま、ぜひ、一読を♪