「こんにちわゥ、テディちゃでス!
こッ、これはァもうゥ~!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!吹雪だぁ!)
「ほわいとォあうとォでスゥ!」
こんにちは、ネーさです。
はぁ~…ここ東京・八王子は午前中からひどい降りで、
家の前を雪掻きしていた私ネーさ、
本気で遭難するんじゃないかと思いましたよ。
全身が筋肉痛の今は、
さあ、気力回復のための読書タイム!
本慈雨は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― かわいいジャポニスム ――
著者は沼田英子(ぬまた・ひでこ)さん、2017年10月に発行されました。
『Kawaii!Japonisme』と英語題名が付されています。
『かわいい絵巻』『かわいいルネサンス』
『かわいい浮世絵』『かわいい印象派』などで人気の
《Kawaii(かわいい)》シリーズから刊行されているこの御本、
先日まで開催されていた
『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』と
今週末まで上野の国立西洋美術館で開催されている
『北斎とジャポニスム』展の関連書でもありますが……
きゃああぁ~♪
可愛すぎるわぁこの仔たち~♪♪
「ふァ? どれどれッ?」
「ぐるるぅ??」(←訳:どれがぁ??)
えーと、御本の前半部分はね、
19世紀末から20世紀初頭にかけて
西洋の画家さんたちが感じた日本への憧れ――
序章では、日本からやってきた珍しいもの、
美しくてかわいい日本のイメージ。
第1章『暮らしの中の《かわいい》』では、
日本美術との出会いをきっかけに
見詰め直されることになった人間の姿、
などが取り上げられています。
それが、第2章の
『身近な《かわいい》生きもの』では、
可愛いヤツらが大集合!
「にゃほッ♪ もんくゥなしにィ~!」
「がるるー!」(←訳:可愛いー!)
御本の表紙の、
中央やや左寄りに写っているのは、
フランソワ・ポンポンさん作の『白くま』
(メトロポリタン美術館蔵)。
有名な作品ですから、
アート好きさんはきっと御存知のことでしょう。
私ネーさも、写真等で拝見しては、
なんてきゃわゆい白クマくんかしら♪と
うっとりしていたのですが、
これってジョポニスムの流れにある作品だったの?と
驚かされました。
「でもォ、いわれてェみるとォ~」
「ぐるるがる!」(←訳:東洋的かも!)
よくよく見直せば、
この第2章に登場する可愛い生きものくんたちは皆、
日本美術の影響なしには
生まれ得なかったモチーフたちである、と
言い換えることも出来ましょうか。
ニャンコも、ウサギも、
白鳥も、カラスやツバメたちも、
蟹たち鯉たちも、
日本美術という扉を通って、
初めて欧州の画家さんたちのモデルになることが出来た……
のだとしたら、
なんだかちょっと嬉しいような気分ですね。
「わふッ♪ これもォ、きゃわゆいィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:生きものの次は花!)
第3章は
『《かわいい》草花を愛でる』。
ここでは、
ゴッホさんが描いた『花咲くアーモンドの枝』、
モネさんの『睡蓮』や、
版画家ウォルター・クレインさんの壁紙『アーモンドの花とツバメ』、
ティファニー・スタジオのガラス器『朝顔コンポート』など、
文様として展開したジャポニスム作品も紹介されています。
「うゥ~んッ! あーもんどッてェ~」
「ぐるるるがるるるる!」(←訳:こんなに可愛いんだ!)
現代の日本でいう“カワイイ!”とは、
遠いような近いような、
懐かしいような新しいような、
優しくあたたかいジャポニスムの美、
アート好きさん&近代史好きな御方は、
ぜひ、一読してくださいね。
ニャンコマニアさんには
特におすすめです♪
こッ、これはァもうゥ~!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!吹雪だぁ!)
「ほわいとォあうとォでスゥ!」
こんにちは、ネーさです。
はぁ~…ここ東京・八王子は午前中からひどい降りで、
家の前を雪掻きしていた私ネーさ、
本気で遭難するんじゃないかと思いましたよ。
全身が筋肉痛の今は、
さあ、気力回復のための読書タイム!
本慈雨は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― かわいいジャポニスム ――
著者は沼田英子(ぬまた・ひでこ)さん、2017年10月に発行されました。
『Kawaii!Japonisme』と英語題名が付されています。
『かわいい絵巻』『かわいいルネサンス』
『かわいい浮世絵』『かわいい印象派』などで人気の
《Kawaii(かわいい)》シリーズから刊行されているこの御本、
先日まで開催されていた
『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』と
今週末まで上野の国立西洋美術館で開催されている
『北斎とジャポニスム』展の関連書でもありますが……
きゃああぁ~♪
可愛すぎるわぁこの仔たち~♪♪
「ふァ? どれどれッ?」
「ぐるるぅ??」(←訳:どれがぁ??)
えーと、御本の前半部分はね、
19世紀末から20世紀初頭にかけて
西洋の画家さんたちが感じた日本への憧れ――
序章では、日本からやってきた珍しいもの、
美しくてかわいい日本のイメージ。
第1章『暮らしの中の《かわいい》』では、
日本美術との出会いをきっかけに
見詰め直されることになった人間の姿、
などが取り上げられています。
それが、第2章の
『身近な《かわいい》生きもの』では、
可愛いヤツらが大集合!
「にゃほッ♪ もんくゥなしにィ~!」
「がるるー!」(←訳:可愛いー!)
御本の表紙の、
中央やや左寄りに写っているのは、
フランソワ・ポンポンさん作の『白くま』
(メトロポリタン美術館蔵)。
有名な作品ですから、
アート好きさんはきっと御存知のことでしょう。
私ネーさも、写真等で拝見しては、
なんてきゃわゆい白クマくんかしら♪と
うっとりしていたのですが、
これってジョポニスムの流れにある作品だったの?と
驚かされました。
「でもォ、いわれてェみるとォ~」
「ぐるるがる!」(←訳:東洋的かも!)
よくよく見直せば、
この第2章に登場する可愛い生きものくんたちは皆、
日本美術の影響なしには
生まれ得なかったモチーフたちである、と
言い換えることも出来ましょうか。
ニャンコも、ウサギも、
白鳥も、カラスやツバメたちも、
蟹たち鯉たちも、
日本美術という扉を通って、
初めて欧州の画家さんたちのモデルになることが出来た……
のだとしたら、
なんだかちょっと嬉しいような気分ですね。
「わふッ♪ これもォ、きゃわゆいィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:生きものの次は花!)
第3章は
『《かわいい》草花を愛でる』。
ここでは、
ゴッホさんが描いた『花咲くアーモンドの枝』、
モネさんの『睡蓮』や、
版画家ウォルター・クレインさんの壁紙『アーモンドの花とツバメ』、
ティファニー・スタジオのガラス器『朝顔コンポート』など、
文様として展開したジャポニスム作品も紹介されています。
「うゥ~んッ! あーもんどッてェ~」
「ぐるるるがるるるる!」(←訳:こんなに可愛いんだ!)
現代の日本でいう“カワイイ!”とは、
遠いような近いような、
懐かしいような新しいような、
優しくあたたかいジャポニスムの美、
アート好きさん&近代史好きな御方は、
ぜひ、一読してくださいね。
ニャンコマニアさんには
特におすすめです♪