昨夜の「子ども将棋教室」で、うれしいことがあった。
もう3年以上来ている子がいる。多分今6年生。T谷君という男子。
ずっとこの子に困っていた。女の子にちょっかい出していじめる。下級生に意地悪する。わたしたち指導者にも屁理屈を言って困らせる。なにかにつけて害虫のようなふるまいだった。聞けば学校の先生も困っておられると。わたしも、いつもいつも注意してきた。わたしなりの指導を続けてきた。それでもなかなか素直には聞いてくれず、その時だけ聞いたふりをするといった感じ。
だが昨夜。M井君と並んで二面指しの指導対局をした。すると、以前とは全く違って素直なのである。礼儀正しくふるまうのである。わざとらしくもない。これまでなら、いい子ぶって、あとでアチャ、ということもあったが、昨夜は「ありがとうございました」とキチッと挨拶して帰っていった。
前にも書いたが、最近指導を厳しくして、人数が減った。こちらの目が行き届くようになった。遊びだけで来ている子がなくなった。で、彼などは真っ先に辞めるかと思っていたが、やって来ている。子どもの成長はどこでどう変化するか分からない。あきらめたらダメなんだと改めて思わされた。といっても、次回が問題。さてどうだろうか?