喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『星の學者』稲垣足穂

2017-11-30 17:12:22 | 本・雑誌
ピンポ~ンとチャイムが鳴る。
「O保と申します」と。
聞きなれない女性の声。
セールスではなさそう。
表に出ると年配の女性が立っておられた。
『触媒のうた』を読ませていただきました。」とおっしゃる。
購入してくださった人だった。
「ご労作を読ませていただきましてありがとうございます。感動しました」と。
わたしは恐縮。「いえいえ、ありがとうございます。お恥ずかしい」とオロオロしてしまう。
そして、「これをもらっていただけませんか?」と言って一冊の古書を手渡された。
「父が昔、三宮の後藤書店で購入したものです」と。
稲垣足穂の『天文日本 星の學者』と言う本。
古い本である。昭和19年発行。
背は割れている。

足穂は知っているし、昔、なにかのイベントで神戸女子大で詩を朗読したことがある。
贅沢にもピアニストの田中敬子さんの伴奏でだった。
「そんな貴重なものをわたしごときが頂いてもいいのですか?」と言うと、
「今村さんに持っていただければと思って、勇気を出して来ました」と。
今、ちょっとネットで調べてみたら、相当貴重な本のよう。
どうしたらいいのだろうか?このまま頂いていいのだろうか?


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行ってきました「西宮市展賞レビュー展」2017

2017-11-30 15:51:48 | アート・文化
「西宮市民会館ギャラリーアミティー」へ行ってきました。
7月に市民ギャラリーであった第67回西宮市展で最高賞を取られた各部門の作品だけを展示。

今回は小さなスペースに収められていて、また違った印象でした。
少なくとも岬(門脇)さんの作品については今回の方が良かった。
照明も少し落としてあって落ち着きがありました。


 







いい雰囲気ですねえ。

この作品も好きでした。

川嵜真美さんの洋画「圖」です。

ロビーのポスター。
左が今回のポスター。
そして右にあるのは、木津川計さんの「一人語り劇場・私は貝になりたい」のポスター。
この木津川さんの一人語りは毎年見せてもらってます。
チケットを買わねばなりません。
と思いながら帰宅して郵便受けを見たら、ハガキが入ってました。


木津川さんは何度かわたしの書いたものをラジオで紹介してくださってます。
これは『コーヒーカップの耳』です。
コメント (2)
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