今朝の神戸新聞「読者文芸」の特選詩です。
神戸新聞さん、遠山さん、記事拝借お許しを。
遠山耕二さんの「おばちゃん」ですが、いいですねえ。
ちっとも詩人ぶらずに平明な言葉で書かれています。
それでいて、無駄な言葉がなく、読む者の胸にじんわりと伝わります。
この詩を特選に推してくださった選者の時里さんに感謝です。
妻にも読み語ってやりました。
新聞の投稿欄はやはりこういった生活詩が主役にならないといけないと思うのです。
難しい詩人語が多用されるような詩は多少優れていてもこの欄にはそぐわないと思うのです。
もちろん、優秀な詩を落とす必要はないと思いますが。
昔、選者をしておられた足立巻一先生は、この欄で「優れた詩を落としたことはない」と言っておられました。
でも足立先生は、わたしが思うに生活詩を優先しておられたように思います。
多少完成度が足らなくてもその心を大事に見ておられた、とわたしは思うのです。