あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

世界で最も大きい花・ラフレシア

2009-10-12 18:13:12 | ボルネオ島とクアラルンプール

               写真:薄暗い保護林の中で咲いています。隣はつぼみ。

 

  キナバル公園は「植物園」「ポーリン温泉」「キャノピーウォーク」などがある広大な公園です。最初に入った植物園には、キナバル山一帯のみに生息する珍しい植物を中心に、蝶々やアリなどの昆虫類もたくさんいました。おっ、樹の幹を駆け昇っているのはリスかな?

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写真:おもしろい形ですね、ウツボカズラ。

 

 

下から見ると放射状に開いた形が涼しげなヒカゲヘゴ、まるで首飾りのように長く垂れたランの花は「かざりばな(たしか?)」、初めて見るバナナの赤い花、世界で最も小さい、米粒ほどのランの花、その他色鮮やかな珍しい花がたくさん咲いています。<o:p></o:p>

 

 

 

その中でなんといっても有名なのは世界一大きい花・ラフレシアと不思議な食虫植物・ウツボカズラです。両方とも見ることができてラッキーです!

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ラフレシアが咲いていたのは植物園内ではなく、外にある民間人の栽培地です。テントのお店に「ラフレシア咲いています」(もちろん現地語で)と看板が出ていたので、コニーさんが「ラッキーですよ!」と知らせてくれました。でも拝観料、おっと違った、見学料が30RM800円)必要です。<o:p></o:p>

 

 

写真右:ヒカゲヘゴ

写真左;バナナの花

 

 

 

  しばらく歩くと薄暗いジャングルの中に入り、小さな柵の向こう下方にそれは咲いていました。おじさんの1人が撮影に夢中になり、前のめりになって柵を乗り越えそうになりました。危ない、危ない、柵は簡単に壊れそうです。<o:p></o:p>

 

 

  写真:よ~~く見て!リスがっ!

 

 

 あいよっこはここで後悔しました。旅では普通コンパクトカメラを持ち歩いていますが、薄暗い中、距離もかなりあるのでシャッター速度が遅くなり、ぶれてしまいます。一応バッグに入れてきた一眼レフカメラを、ここに持って来れば良かったぁ~。というわけで肝心の写真がピンボケです。もちろんカメラのせいだけではないのですが・・・。<o:p></o:p>

 

 

 

 

 寄生植物として有名なラフレシアの生態はまだまだ不思議が多いようで、最も小さい15cmから最大1mくらいまで種類があります。ここに咲いている赤褐色の花も大きい種類みたいです。その横にキャベツみたいなつぼみがあり、およそ9ヶ月間育った後やっと開花したと思ったら、1週間程度でしぼんでしまいます。

 

 

 悪臭を出してハエなどをおびき寄せ、受粉すると言われますが、臭いまでは遠くてわかりませんでした。

 

 

 写真:首飾りみたいに長いランの花

 

 

 次に向かったのがポーリン温泉。戦時中に日本軍が発見したという温泉ですが、温度は約50℃でかなり熱く、湯量はそれほど多くないので足湯がちょうど良い感じです。日本と違って露天風呂には水着を着て入ります。人手はそれほど多くなかったのですが、休日にはごった返すそうです。     (続く)

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求愛する鳥のダンスは、古来より人の心を惹きつけた

2009-10-03 22:32:57 | ボルネオ島とクアラルンプール

 

                   写真:キナバル山にはたいてい雲がかかるという

 

2日目はコタキナバルで最も人気の現地ツアー「キナバル国立公園」「キャノピーウォーク」「ポーリン温泉」などを巡ります。市街地から北東に向かいおよそ2時間あまり走った頃、観光バスの車窓に遠く高くかすむ平らな頂上が見えてきました。世界遺産キナバル国立公園の中心で、東南アジア最高峰4095mのキナバル山です。<o:p></o:p>

 

 

 

  近づくにつれて頂上の岩の形もはっきり見えてきます。その形が女性の横顔を横にした、ややこしい、つまり寝た横顔に似ているというのです。しかもそれは中国(キナ)の未亡人(バル)なのだとか。ガイドのコニーさんも「中国の王子と未亡人の伝説話」をしてくれましたが、いまひとつピンとこない感じです。なんで中国人なん? それほど中国人が多かったのかな?<o:p></o:p>

 

 

  写真右:ナバル市場には個性的な民芸品が

 

 

 ウィキペディアの「キナバル山」には、それ以外のいわれとして「アキ・ナバル(祖先の霊が宿る山)がなまってキナバルになった」とあり、こちらが有力としています。それには納得!<o:p></o:p>

 

 

 それはともかく、まずはキナバル山の展望台がある「ナバル市場」に立ち寄ります。細長い高床式の建物のなかに小さく区切った店があり、原住民カダサン族の民芸品などが所狭しと並べてあります。建物中央部の台の上に若い女性数人が座っているのは、もしかして看板娘? 外には果実や野菜を売る店も並びますが、全体にの~~んびりムードが漂っています。<o:p></o:p>

 

 

 写真:こちらの姉妹?はお店の奥で店番

 

 

 「これは日本の笙に似た楽器かな?」と見ていると、店の女性がさっさと袋を開けて組み立て始めました。「音がでるの?」「楽器?」と聞くとウンウンと頷きながらひたすら組み立てを・・・。するとそれは猟に使う「吹き矢」だったのです! そういえばカダサン族は吹き矢も得意だと聞きました。値段も「半分以下にディスカウント!」で25RM(700円程度)というので、買ってみました。<o:p></o:p>

 

 

 

 ボルネオ島にはたくさんの民族が住んでいますが、ここのカダサン族は宗教がイスラム教ではなく、キリスト教という特徴があります。

 

 

  写真:1人で遊んでいました。可愛くてつい・・・。

 

  カダサン族のバンブーダンスはご存知の人も多いでしょう。夕食の民族ショーで披露された多彩なダンスのなかで、黒い衣装で踊る「鳥のダンス」も素敵でした。

 男性が「カムカム」と手招きをすると、女性は「ノーノー、恥ずかしい」といった表現をする男女の求愛ダンスです。熱帯の美しい鳥のオスが、なんとかメスの気を引こうと、精一杯ダンスをする映像を思い出しました。                 

 

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写真左:民族舞踊ショーですが、わかりにくくてすみません。

 

写真右:おそらく本物に近い吹き矢。つなぐとほぼ2mの長さ! 5本の矢も鋭い。                   

     

 

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ラマダンで鍛えられる忍耐力!!

2009-09-26 11:42:13 | ボルネオ島とクアラルンプール

 

 

                  写真:セントラル・マーケットにはたくさんのお店が。

 

  ボルネオ島での日本語ガイドさんは中国系のMS.CONNIE CHIN(コニー・チン)さんと補助ガイドのマレー人 ディナさんです。コニーさんは若々しく元気で、日本語もとってもお上手。実は子どもが1人いるお母さんと聞いて驚きました。 

 

 

  タンジュンアルビーチを散策し、ヤシの実ジュースを飲み、モスクやセントラル・マーケットを巡りながら、各地の観光案内やいろんな現地の話題をお話してくれます。<o:p></o:p>

 

 

 写真:白砂の美しさが有名なビーチ

 

 

  ヤシが熱帯地域ではとても利用価値の高い、重要な植物であることはご存知でしょう。その土地でヤシが育つかどうかを確かめることが原住民にとって大問題だった、と聞いたことがあります。<o:p></o:p>

 

 

 飲用にするココナッツヤシは青い実のほうで、黄色い実は加工してココナッツやミルクとなります。「私も庭のヤシの実を毎朝飲みますが、日本の人は大量に飲むとお腹をこわすことがあるので、気をつけて」とコニーさん。ヤシの実ジュースは日本でも売っているし、缶詰もありますが、やはり新鮮でおいしいです。

独特の風味は違うのですが、かすかな甘みとシュワッとする発泡性?が「スイカから絞ったジュース」に似ていると感じたのですが・・・。ちなみにジュースは一個4RM(リンギット:1RM27円)

 

 

写真:ジュースをつくるお店にはヤシの実が山積み 

 

 

  今が熱帯果実の旬なので、王様のドリアン(15RM)、ランブータン(810RM)、マンゴスチンなどの珍しい果実や、おなじみのバナナ、スイカ、メロン、パパイヤなどが露天やマーケットのお店に山積みされています。フルーツ大好きなあいよっことしてはぜ~んぶ食べてみたい! でもツアーにはほとんど食事がついているので、なんだかいつも満腹状態なのです。(食べなきゃいいわけですが・・・)<o:p></o:p>

 

 

  セントラル・マーケットにはお店がひしめき合って軒をならべていて、あらゆる種類のお店があるようです。黄色いヤシの実を削り取って加工している人も見えます。カメラを構えていると「さあ写して、写して」とポーズをとってくれる人も多く、人懐っこい感じです。(写真)<o:p></o:p>

 

 

  だけど休日でもなく、まだ夕刻なのに閉まっている店が数多いです。そうです。今がイスラム教の断食月、ラマダンの真っ最中だからです。ラマダンの時、レストランやマーケットの店は夕方から開店するところが多いのです。多くの会社も早めに終業となるようです。

 

 

イスラム暦に従って行われるラマダンは毎年ずれていき、今年2009年は8/229/20となります。期間や時刻は地域により多少違うみたいですが、当地では921日にはラマダン明けのお正月、1年で一番大切なお祭りが開かれます。<o:p></o:p>

 

 

 コニーさんがまず説明してくれたのは、このラマダンについてでした。マレー人のイスラム教徒であるデイナさんや運転手さんは、日の出前の朝食後(621?)から日没の620まで、日中はなにも口にしません。食べ物や飲み物、水はもちろん、「つば」さえ飲み込むことはタブーです。<o:p></o:p>

 

 

 

この暑さのなか、食べ物はまだしも、水を飲めないつらさは想像を超えています。コーランの「飢えに苦しむ人の気持ちをわかるため」とはいえ、イスラム教の人って忍耐力が、体力的にも精神的にも、鍛えられるだろうなあ!!

 

 

写真:植物園で説明するガイドのコニーさん<o:p></o:p>

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日本から一番近い熱帯ジャングル、自然の宝庫

2009-09-16 23:16:44 | ボルネオ島とクアラルンプール

  

 

                  写真:サバ州立モスクは外から写真を撮るだけです

 

   問題です。<o:p></o:p>

 1、日本から一番近い熱帯ジャングルがある島の名前は?<o:p></o:p>

 2、世界一大きな花の名前、および自生地はどこでしょう?

   3、「中国の未亡人」という意味の、東南アジア最高峰4095mの山の名前は?<o:p></o:p>

   4、その絶壁地形により、深さ毎に多彩な海中生態が楽しめる有名ダイビングスポットとなっている小島の名前は?

 

    

   写真:関空からKK(コタキナバル)まで約6時間

 

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  1、2、はともかく、3、4、がわかるのはかなりこの島に精通している人<o:p></o:p>

でしょう。答えはブログを読んでいくとわかる、というしくみになっています。クイズからも、この島ではジャングル、海、山、珍しい動植物などが豊かなのかなあと想像できるでしょう?<o:p></o:p>

 

 

  「10月から、また例の燃油サーチャージ料が始まる」とのニュースを聞いて9月上旬、かねてから行きたかったボルネオ島へのツアーに参加しました。円高基調なのも嬉しい。

     

 

  阪急交通社の「自然たっぷりボルネオ島とちょっぴりクアラルンプール5日間」(¥49800+1人参加料金¥18000+空港使用料他¥4350)は、人気のあるツアーですが、当日は30名足らずで余裕がありました。

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  写真:マレーシア航空はシーフード(写真)とチキンが主流(提携しているANAのお料理でしょう)

 

  

  ボルネオ島と聞くと、熱帯の生い茂ったジャングル、ハデハデの美しい鳥たち、森の人=オランウータン、未開の部族・・・。少なからずそんなイメージがありませんか? あいよっこにもそうした旧い考えがありました。旧い人だから、って言わないで!

 

 

写真:コタキナバル空港は半分工事中

 

 

 でも実際に見ると聞くとでは大違い。サバ州の州都であるコタキナバルは車がゆきかう都会でした! すさまじい勢いで世界中の街が近代化していることを痛感しました。一方で世界中の街が「無個性化」しているようにも感じます。どこかで見たような景色が至るところにあるように思えてきます。<o:p></o:p>

 

 

 とはいえ人口も少なく、手付かずのジャングルは多く自然はまだまだたっぷりです。大部分のマレー人の宗教はイスラム教なので、生活・文化などにはかえって変化が少ないかもしれません。<o:p></o:p>

 

 

 ツアーの楽しみは有名スポットを効率よくまわってくれる、土地の郷土料理などを簡単に楽しめる、特に女性のひとり旅には「安全」が確保できるところです。

 

反対に写真撮影などは思うにまかせません。「ああっ、もう少し停まってゆっくり撮りたい」「ちょっと待てば雲が切れるのに」などなどじれったい気持ちが膨らむことになります。

 

 

写真:ヤシの実ジュースを手際良く作るおじさん

 

 

  なんだかんだといいつつも久々の外国旅行、ボルネオ島の旅は楽しく面白かった!!! 次回に続きます。<o:p></o:p>

コメント (2)
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