写真:薄暗い保護林の中で咲いています。隣はつぼみ。
キナバル公園は「植物園」「ポーリン温泉」「キャノピーウォーク」などがある広大な公園です。最初に入った植物園には、キナバル山一帯のみに生息する珍しい植物を中心に、蝶々やアリなどの昆虫類もたくさんいました。おっ、樹の幹を駆け昇っているのはリスかな?
<o:p></o:p>
写真:おもしろい形ですね、ウツボカズラ。
下から見ると放射状に開いた形が涼しげなヒカゲヘゴ、まるで首飾りのように長く垂れたランの花は「かざりばな(たしか?)」、初めて見るバナナの赤い花、世界で最も小さい、米粒ほどのランの花、その他色鮮やかな珍しい花がたくさん咲いています。<o:p></o:p>
その中でなんといっても有名なのは世界一大きい花・ラフレシアと不思議な食虫植物・ウツボカズラです。両方とも見ることができてラッキーです!
<o:p></o:p>
ラフレシアが咲いていたのは植物園内ではなく、外にある民間人の栽培地です。テントのお店に「ラフレシア咲いています」(もちろん現地語で)と看板が出ていたので、コニーさんが「ラッキーですよ!」と知らせてくれました。でも拝観料、おっと違った、見学料が30RM(800円)必要です。<o:p></o:p>
写真右:ヒカゲヘゴ
写真左;バナナの花
しばらく歩くと薄暗いジャングルの中に入り、小さな柵の向こう下方にそれは咲いていました。おじさんの1人が撮影に夢中になり、前のめりになって柵を乗り越えそうになりました。危ない、危ない、柵は簡単に壊れそうです。<o:p></o:p>
写真:よ~~く見て!リスがっ!
あいよっこはここで後悔しました。旅では普通コンパクトカメラを持ち歩いていますが、薄暗い中、距離もかなりあるのでシャッター速度が遅くなり、ぶれてしまいます。一応バッグに入れてきた一眼レフカメラを、ここに持って来れば良かったぁ~。というわけで肝心の写真がピンボケです。もちろんカメラのせいだけではないのですが・・・。<o:p></o:p>
寄生植物として有名なラフレシアの生態はまだまだ不思議が多いようで、最も小さい15cmから最大1mくらいまで種類があります。ここに咲いている赤褐色の花も大きい種類みたいです。その横にキャベツみたいなつぼみがあり、およそ9ヶ月間育った後やっと開花したと思ったら、1週間程度でしぼんでしまいます。
悪臭を出してハエなどをおびき寄せ、受粉すると言われますが、臭いまでは遠くてわかりませんでした。
写真:首飾りみたいに長いランの花
次に向かったのがポーリン温泉。戦時中に日本軍が発見したという温泉ですが、温度は約50℃でかなり熱く、湯量はそれほど多くないので足湯がちょうど良い感じです。日本と違って露天風呂には水着を着て入ります。人手はそれほど多くなかったのですが、休日にはごった返すそうです。 (続く)