「今日のドライバーはちょっとエッチなんですよ~」とガイドのコニーさんがオプショナルツアーの最初に言いました。これまで2日間の運転手さんは、たしかに無口、無愛想、無反応という感じだったのですが、3日目はエネルギッシュな雰囲気が漂っています。<o:p></o:p>
写真:KKで一番大きくて新しい「センターポイント」。多くの若者が集う。
前に書いたように今は断食月。日中は水はもちろん、つばを飲むことも許されないので、しゃべると喉が渇きます。無愛想というより生理的な要因もあるかと思いますが・・・。<o:p></o:p>
コニーさんの話しは続きます。「現在ではイスラム世界でも一夫多妻は珍しくなり、ほとんど妻は1人です。最初のドライバーも真面目なので(?)1人です。でも今日の○○さんはなんと3人ですよ!エッチでしょう」<o:p></o:p>
写真:断食だから?昼間から玉突き。
そして「今日のドライバーは、断食もしていない」(あるいは部分的に断食だったかな?)と言います。「え~っ、断食なしで妻は3人、そんないいとこどりができるのお?」とあいよっこの独り言。どんな法典でどんな理屈でそうできるのかはわかりませんが、たしかに妻3人とこどもたちを養っていくためには、断食をしていては身が持たないでしょう。<o:p></o:p>
イスラム世界では妻を娶(めと)るには多額のお金(昔は水牛)が必要なうえに、結婚後はそれぞれの妻を平等に扱う義務があります。多妻生活には資力・経済力、精神力、(もちろん精力も)が必要なのです。現在では新しく結婚するときには、すべての妻の同意のもと許可されるので、関係性が良好なことも大切です。<o:p></o:p>
写真:ホテル近くの有名屋台「セドコ」も昼間はガラガラ。6時過ぎると戦争に。
世の男性たちは「一夫多妻」に憧れ・羨望をもつようです。でもこれって、もし男女同数だったら、「あぶれる男性が多くなる制度」ですよね? 「強いオスがたくさんの子孫を残す」のは、遺伝的には理に適っているのでしょう。<o:p></o:p>
コニーさんはイスラム教を簡単に言うと次の5つです、と説明しました。<o:p></o:p>
1、1日5回メッカに向かってお祈りをする<o:p></o:p>
2、断食月(ラマダン)がある。ただし12歳以下、高齢者、妊娠中、病気の人は除外。<o:p></o:p>
3、寄付をする<o:p></o:p>
4、神さまはアッラーだけの一神教<o:p></o:p>
5、ラマダンが明けた9月21日のお正月には、まずお墓参りをする<o:p></o:p>
写真右:セドコを取り囲んでいる水槽。大きなイセエビ(みたい)20RM、あわび10RM・・・。うそお!
さらに「ホテルに帰ったら必ず天井を見て、1回でもいいからお祈りしてね」と言いました。
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ホテルに帰って早速点検。ありました、天井の隅に矢印!
(写真左)これが「キブラ」というメッカのカーバ神殿の方角です。1日5回、この方角にひざまずくのです。実際たいへんだなあ。<o:p></o:p>
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